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半引きこもり次男、進学に向けて大きく動く

日本列島大寒波のニュースが
朝から止まない日。

昼食のうどんを茹でていると
次男が食事の部屋に入ってくる。

高校3年の1月の今。

部屋を覗くと、
だいたい毛布とタオルケットが
全身を覆って横になっている姿。

私が留守の時は、
私の仕事場兼居間のテーブルで、
通信制高校の課題をしている様子。

その勉強の時も、
その居間での食事の時も、
毛布とタオルケットを傍に置き、
それは亀の甲羅のような存在。

同年代唯一1人の友達と会うのは、
誘ってもらった時だけ。
自ら誘う事はなく。
年に1回?2回?くらい。
 
長男と一緒に完全不登校を始めた
小学3年〜中学途中までの間に
フリースクールも数ヶ所お試ししたけど、 
続くことなく、
いずれも数回で終わり。

私の
「なんとかしよう」を完全に手放してから、
私と長男の2人以外と会う日はまれで、
会っても寡黙。
 
体は健康そのものだし、
自分から家事をしてくれるし、
心はいつも穏やか。

反抗期っぽい空気もあるけど、
そこに私が揺さぶられることが全くないからか、
不機嫌そうな時があっても、
素直に甘えてくることもある。

彼を幼い頃から知る
私の知り合い、友達には、
かわいがられたままの関係もあり、
孤独のようで孤独ではないのかも。

そんな次男の進路進学。

ひとりで調べて
ひとりで決めて、
願書取り寄せ、
学校にも報告して
卒業予定証明書をもらう。

ここまで、
私が事後確認する形で進んでました。

あとは願書だすだけ。

だけどいつだすの?

お金の支払いが何より気になる私。

茹で上がりそうなうどんを混ぜなら、
ふと、
「願書の締切はいつなの?」

そんな私の声かけから、
事は動き出しました。

願書の締切は4月末までと言う次男。

もしかして、
長ーい半引きこもり生活からの変化が怖くて、
願書出し渋ったまま
辞めてしまう気持ちもあるのかな、、、

なんて推測がよぎりつつも、
「じゃ、自分はいつ出したいって思ってるの」と聞くと、

「早いほうがいい」

「お母さんは、今後の流れとか知りたいから、
食後にその願書を見せて」

そして食後。

次男が説明要項を持ってきて、
2人で1ページづつ確認。

この説明要項。
前にも見せたと言い張る次男。
初めて見たと言い張る私。

たぶん、
若い脳が正しいのかもだけど、
見た記憶は本当にない!!!

まぁ、そんなことはさておき、

「じゃ、いつだす?
タロット引こっか!」

お祭りのくじ引き感覚で
言う私に、
冷静モードで
「いいよ」と肯定的な返事が来て、
むしろびっくり!

ではでは♪♪と、
1月、2月、3月、4月とひくと、
3月が一番いいと出た結果に

「それじゃ、遅い」

そうなんだ!
そんな気持ちが聞けてよかった!
タロットありがとう。

それなら♪と、
1月の今日から月末までで
カードを引くと、
ソードのAが今日に出る。

未来を切り拓く・意思を固める

「これは絶対今日がいいよ!」

ということで、
その後、
淡々サクサクと
次男が自分のスマホから
ネットで願書記入。

顔写真撮影では、
次男が笑い止まらず私も爆笑。

スマホ越しに笑い堪えられない
素直な次男の姿に、
笑いながら、
嬉し涙が込み上げてくる私。

なんとか撮り終え、
わからないところを
いくつか私に確認いれながら、
【願書提出送信】をポチ。

その後、
二人でお金をおろし、
入学金などコンビニでお支払い。

支払い後、
必要書類をポストイン。

1時30分くらいからはじめて、
終了16時過ぎ。

今日は寒さからか
私の坐骨神経痛のもとになる
股関節なのか梨状筋なのか、
普通に座っていることすら痛くて、
仕事したくても痛みから
集中もできなくて。

次男は、
私がひとり親になってから、
私の多忙さに
気を遣い続けてきているから、
[私がなーんにもしない日]を
いつも待ち構えていると、
なんとなく感じています。

その辺の事情や心情は、
そんな簡単に言葉にはできないけど、

早く出したいと考えながらも、
自ら私に伝えることをしない次男と
やることできない私の
今日のこのタイミングは
素晴らしいものでした。

小学3年から不登校。
学校時々いきながらも、ほぼ不登校。
高校は1年次は通学コースに通ったけど、
2年から通信制コースに変えて、
半引きこもり。

心配も不安も全くゼロとは言い切れないけれど、

最後のお試しとなった
フリースクールに
「行かない」選択を彼がしてから、
「何かしようとしない」と心に決めました。

どんな状態でも、
(今はそんな時)と、
そこに良し悪しの価値観つけずに
過ごしてきました。

毛布とタオルケットの世界で生きる姿は
側からしたら大変な状況と
思われるものかもしれないけれど、

まだ若い、今このときに、
こんな選択を自らできる
心の強さは私にはなかったこと。

本当の自分を偽り、
なんとなく人の世界の中で、
なんとなく無難に、
なんとなくできる人のように
過ごしてきたから。

そうではない。

自分の心にできるだけ正直に、
怖さも不安も弱さも含めて正直に、
ひとりの世界を大切にし続けたことは、
私には強いことだと思う。

そして、
ひとりで決めた進路は
通信制大学。
そのコースも彼らしく、 
全ての選択をひとりでしている
次男はやっぱり強い。

ただね。

通信制大学は
全て在宅でできるから、
今とたいして変わらない生活。。。。

ಠ_ಠ
母はバイトイッテホシイナ






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馬場 裕子(親も子も自分らしく生きていい)
サポートいただけたら嬉しいです。今は自立が難しい長男のアート作品を使ったグッズ制作販売やそのためのスキル取得など、彼と共に生きる術に活用します。