2月19日
上手なひとを見るのはとても得意。なにかを学ぶときには、ほとんどの場合お手本が必要。私はイメージでいろんなことを覚えるひとなので、しっかり構造を整理して学ぶというよりは、できる人がどんな感覚でやっているかを教えてもらったり、見て盗ると、急にできるようになったりする。
私がはじめにその見て盗る学びを得たのはきっと小学校低学年ののプールの授業。自分でもよく覚えてるなと思うのだけれど、それぐらい衝撃的な出来事だった。
私はまぁまぁの運動音痴で、泳ぐのもほんとうに下手だった。プールの授業も大嫌いだったのだけど、ある日視点を変えてみようと思って、できる友達がどんな風にバタ足をしているかを観察してみた。
そうすると柔らかく柔らかく動いているな、となんとなくわかったので、次に泳ぐときに、足を脱力させて泳ぐことをやってみた。そうすると自分も先生も驚くほど早く泳げて、ほんとうに驚いた。今までの苦労はなんだったの…という風に。
私はこんなことがよくある。今は主に歌の練習をしているけれど、自分が歌いたい声の人がどんな歌い方をしているのかを調べたり、あれこれ真似してみるととっても楽に高音がでるようになったりする。
そこから完全に習得して意識せずとも行えるようにするまでには、また地道な練習が待っているのだけど、最初の段階でこんな風にコツを掴むというのはとっても大切だ。
これはどんなことにも応用できる。仕事を覚えるときにも、勉強をするときにも、できる人がどんなやり方でやっているのか見て、教えてもらって、真似するとほとんどの場合成果がでる。これが私に合っているやり方なんだろう。
でも、飲食店のアルバイトのときはこれをしてもなかなかできず、苦労したので私には向いてないんだなと判断した…笑。そう考えると、自分が向いてるか向いてないか判断する基準にもなるかもしれない。
なにかを覚えるって面白いね。
そんな2月19日。
エチカ
いただいたサポートは自分磨きのため(書籍代・脱ひきこもり)などに使わせていただきます。