場面緘黙症を1人でも多くの人に知ってもらう為に
5月は場面緘黙啓発月間です。
場面緘黙症とは学校など特定の場面で極度の緊張から声を出すことが出来なくなってしまう不安障害のことをいいます。
私自身場面緘黙症の当事者であり学校では声を出すことも1人で動くことさえ制限されてしまいます。
靴を履くことも椅子に座ることも先生が手伝わないとできません。
毎日先生が靴箱に来るまでは同じ場所で立ち竦んでいます。
5分経っても10分経っても私の体は動きません。
そんな私を見て、病気だと知らない他学年の子たちからの好奇な視線に晒されることも多いです。
「邪魔だからどいて」
「なんで動かないの?」
こう言われることだってあります。
声に出すことはできませんが、こう言われると悲しいです。
最初の頃は知らないんだから仕方がないと自己解決し悲しい気持ちを抑えていましたが、そんなことがずっとできるわけありません。
その為親が学校側に
私の病気のことを全学年に知らせてほしい。
と頼みました。
そのおかげで今は好奇な視線に晒されることも少なくなり、自分らしく学校生活を送れるようになっています。
私の持っている場面緘黙症の症状は人それぞれで、
10人いたら10人とも適切な配慮は違うと言われています。
だからこそ、当事者の気持ちをよく聞く必要があると私は思います。
言葉にして意見を言うのが難しかったら文字にして意見を言うなどの方法が沢山あります。
あくまで一例として私の方法ですが、
私の場合
相槌が難しい際には瞬きの回数で気持ちを伝えてね。
と先生方に言われているのでその方法で自分の気持ちを伝えています。
最後に
5月は場面緘黙症啓発月間のためこのような投稿をさせて頂きました。
この投稿を通して、一人でも多くの人に認知度の低い場面緘黙症を知って欲しいと思います。
これからも場面緘黙症を知ってもらうために投稿をしていこうと思います。