泣いて笑った卒業式
3月10日
私、千秋無事に中学を卒業致しました。
優しい先生たちとクラスメイトに恵まれて無事に卒業することができました。
卒業式当日。
久々に友達と一緒に学校に行きました。
こうやって友達と何気ない話をして中学校に向かうのも今日が最後と思うとなんだか悲しかったけれど、最後に友達と一緒にいく事ができてすごい嬉しかった。
友達に卒業式泣く?っていうど定番の質問を聞かれたけど私は泣けないと思うなぁ。って答えた。
私も友達に、○○は泣くの?って聞いたら泣かないでしょ!と強気の様子の友達だった。
そんな会話をしていたらあっという間に学校到着。
昇降口に着くと先生が5人くらい待っていて「千秋さん卒業おめでとう!」と言ってくれた。
その中に一番お世話になった保健の先生がいた。
先生はもうすでに泣いていて周りの先生に泣くの早すぎませんか!?と言われていて
別にいいでしょ〜と泣き笑い。
教室に副担任の先生と行くと、もう朝の会は終わっていて、卒業式会場である体育館に行く準備をしていた。
教室についてすぐ、担任の先生に呼ばれて名札と胸元につけるお花を貰った。
その時に先生が
今日はみんなと一緒に歩いて下に行っていいよ。
と言われた。最後の最後でようやく階段を使えることになり、私はすっごく嬉しかった。
今までずっと使うことのできなかった階段。
卒業という最後の日に初めて使う事ができました。
階段を降りるのも周りよりかなり時間はかかったけど、クラスの子達が体を支えてくれてしっかりおりる事ができました。
ヨロヨロ歩きながらだけど体育館に行くことができた。
ついに、体育館にいる司会の先生の声が聞こえ
卒業生入場
ついに本番がやってきた。
次々と入場していき、私の番となりました。
練習で動けた私を信じて一歩踏み出し、無事歩き切る事ができました。
1人で椅子にも座る事もでき、一同礼や校歌斉唱も1人で立つ事ができました。
最後の練習で校歌斉唱の時立てなくて、先生に
明日は座ったままでいい
と言われました。
悔しくて、絶対に立ちたいという思いが不安を勝ち抜いた瞬間でした。
そして卒業式のメインである
卒業証書授与
壇上に上がることは今までの練習ではできずに先生が体を支えながら、足を動かしていました。
そんな私だったけど、本番は先生が誘導するのみで、自分の手で証書を貰えました。
誘導してくれていた先生は去年の副担任の先生。
一番関わりが深くて一日の殆どを先生と過ごしていました。
先生の授業が空いてる時間は私のクラスの授業にも参加し、私の事を常に助けてくれていました。
先生と会った頃は一人じゃ全く動けなくて靴を履かせるのも先生でした。
そんな私が卒業式で動いている姿を見て先生は誘導しながら号泣してました。
そんな先生の姿を見てわたしの目からスーッと大粒の涙が出た。
こんなにも愛情を持って接してくれたと思うと嬉しかったです。
今まで感情表現ができなくて
泣きたい時も泣けなかった。
けどその日だけは自然と涙が出ました。
先生への感謝と共に、この学校を離れたくないという気持ちでいっぱいだった。
やりたい事を常に我慢し、辛くてしょうがなくて早く卒業したいって思っていた。
けど、いざ卒業してしまうと名残惜しかった。
本当に先生方には沢山迷惑をかけてしまったかもしれない。
けれど、