桜と桜肉と鶏汁のこと
お土産をあげたりもらったりするのは楽しい。
先日、恋人がお土産で馬刺しを買ってきてくれた。
馬刺し食べるなら日本酒飲む〜?
他のおかずは用意しとくね!
豚汁作ろっか〜そしたらご飯も炊こう!
そんなやりとりをしてたのだけどいざスーパーに行って食品を選んでいたら
(馬刺しに豚汁はちょっと違うかもしれない…)
(あ、今日は鳥手羽元が安いじゃん)
こんな脳内会議が始まり、メニュー変更〜今夜は鶏汁です!となった。
私の言う鶏汁は『豚汁の肉を鶏肉にしたもの』なの。そもそもよそで鶏汁を食べたことないし作るのも初めてだ。
鶏の方があっさりしていて馬刺しの後に良いだろう、という気持ちで豚汁を封印した。
ネットで検索すると色々と鶏汁レシピが出てくる。世の中的にはメジャーなのだろうか?
さらにいただきもののちぢみ雪菜をレンチンで胡麻和えにした。サラダのかわりにたっぷり食べよう。
お土産の馬刺しは昔ながらの包みでレトロな佇まいであった。
綺麗に並べられたお肉をひとつつまんでニンニク醤油と付属の辛味噌をつけてお口へ。
めっちゃやわらか!!うまぁ!!
想像の100倍柔らかい!
「うまぁ!うまぁ!馬だけに〜!!」
とつまらないことを言いながら味わい、お酒をごくり。
馬肉のことを桜肉と呼ぶけれど、ちょうど外は桜も咲いてるし最高だ。
ちなみに桜肉の由来は諸説あるらしい。
調べてみたら『馬肉は春が美味しいから』というのもあるそう。寒い冬が終わって訪れる春、脂がのって美味しいとのこと。
私は『お肉の色が桜色だから』の方で覚えていたけどそれも説のひとつらしく、色々言われがあるんだねぇと勉強になった。
お肉を楽しんだ後の野菜たっぷり鶏汁はほろほろ手羽元のうまみと優しい味わいで〆にふさわしい一品だったと思う。
手羽元をスープにしたり塩ポトフにしたりは自分の中の定番で今までも何度も作ってるけど
なんで今まで鶏汁はつくらなかったんだろう。
お肉を入れるお味噌汁は豚汁一択の人生だった。
そういうところ、頭かたいよなぁ〜自分!
次は現地に行きたい。
専門店で桜のもつ焼きとかも食べてみたい。
これからのお出かけを考えるのが楽しみになるお土産だった。
ごちそうさまでした!
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