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7. Aerosmith - Dream On (死と夢)

「死」を「悲しみ」と捉えるのは、もう私にとってはキャパオーバーだなと今日感じました。コロナ禍が始まってから、毎日コロナ感染死者数が報道され、小さい頃から好きだった志村けんさんがお亡くなりになり、自殺者が急激に増えたりしました。私の親もコロナに感染したら死ぬかもしれないし、親切そうな定食屋のおばあちゃんもコロナに感染したら死ぬかもしれないし、仕事でお世話になったご年配の方もコロナに感染したら死ぬかもしれないし、毎日のように誰かの死の報告と死の予感が頭の中を駆け巡って、コロナ禍が始まってからというもの、若干私はノイローゼ気味になっていた気がします。

でも、ネット上でちらっと見かけた誰かの言葉で、「なぜ私達は死を悲しいものだと決め付けるのか?」という文章を読んで、気持ちがハッとしました。たしかに、私は「死」をかなり悲しいものだと決め付けているような気がします。でも、私達はいつかは必ず死ぬ運命を背負っています。それが早いか遅いかの違いはあっても。生きていくからには必ず訪れる死というエンディングを、もっと自然に受け入れても良いんじゃないか?と私は思いました。もちろんすぐにはそんな風に思えない方もいると思いますが、「死」という出来事をもっと自然に、もっと楽に自分の気持ちの中で受け入れたいなと、私は思ったのです。そして、私のそんな気持ちを少し表現している気がしたのがこの曲です。

Aerosmithの「Dream On」の曲のリンクはコチラ↓

この曲はラブソングが多いAerosmithの曲には珍しく、恋や愛とは全く関係ない彼らの人生哲学を歌詞にした曲です。この曲のサビでは、彼らはこう歌います。"Sing with me, sing for the year, Sing for the laughter and sing for the tear  Sing with me, if it's just for today  Maybe tomorrow the good Lord will take you away"このサビの部分を私なりに和訳すると、「俺と一緒に歌ってくれ この年の為に 笑いと涙の為に歌ってくれ 俺と一緒に歌ってくれ 今日だけかもしれない 明日は神様が君を連れ去ってしまうかもしれないから」

たしかに、人生は予測できないことばかりです。コロナ禍なんて誰が予測できたでしょう?あなたも私も、明日には神様が連れ去ってしまうかもしれない身の上です。Aerosmithは、私達の命が明日神様に連れ去られても構わないくらい、今を一生懸命生きて、やりたいことをやって、夢を見続けろと歌います。私はもしも自分が何らかの理由で死ぬことになったら、自分の死をできる限り穏やかに受け入れたいと思っています。「ああ、ついにお迎えが来たんだ。マジ自分頑張ったわ。やり残したことは来世に持ち越そう!」と思うかもしれません(笑)

Appleの創業者のスティーブ・ジョブズは、毎朝鏡の中の自分に、「もしも今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることをやりたいと思うだろうか?」と問いかけたそうですが、私達は自分達の人生に「死」というタイムリミットがあることを忘れてはいけないのだと思います。明日自分が死んでもいいように、今日を楽しみ、人に優しくし、夢を見続ける、もしやり残したことがあれば来世に持ち越しで(笑)そう考えると、生きるのがちょっと楽になる気がしました。Aerosmithのように、お迎えが来るまで、私も自分の人生にベストを尽くそうと思います。


P.S. コロナ禍で様々なアーティストが苦境に陥っていますので、ファンの方は可能な限り月額音楽サービスで曲を聴いたり、曲自体を買ったり、グッズを買ったりしてぜひアーティストの活動をサポートしましょう!!

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