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自分の感情ととことん向き合った2021年

あけましておめでとうございます。2022年なんて、響きがSFの世界みたいで、こんなところまで来てしまったか・・・みたいな不思議な気持ちになりますね。

そして昨年は、私にとって大切なことをたくさん学んだ一年でした。

具体的には、昨年は自分の感情ととことん向き合う年になりました。イライラが原因で、何度か人とも衝突してしまった。それでも、私の周りの人は誰一人私を見捨てず、きちんと向き合ってくれました。そしてそんな中でかけてくれた言葉が自分を見つめなおすきっかけをくれました。

まずは後輩の子と揉めてしまったとき、「叱ってくれてありがとう」と言ってくれたこと。「でも、言い方が嫌だった」と私の至らなかったところをきちんと言葉にしてくれたこと。イライラして当たってしまい、気まずさを感じていた私に対して「喧嘩ではない」「(この件で私との)仲が悪くなったとは思っていないですよ」と言ってくれたこと。自分が感情の吐き出し方に失敗したことを赦してくれたこと。一回失敗したからと言って、見放されることは必ずしもないということを教えてくれたこと。

こうした赦しは私が今まであまり出会ったことのないものでした。少なくとも家の中では。だからとても有難くて、暖かくて。自分にとってとても大きなものでした。

また、ある場面で私の過度な責任感が暴走して先輩と意見が割れてしまったときのことです。もういいや、と諦めて独りになろうとしていた私に対して、傍にいた先輩が「孤立しようとしちゃいけないよ」「もっと周りを頼っていいんだよ」という言葉をかけてくれたこと。この言葉は、人との付き合い方を見直すきっかけをくれました。私はだれかと意見が割れたり、この人とは分かり合えないと思ったりしたとき、もういいや、といつも諦めていました。別に一人でいいや、他人なんて面倒くさいと。でもそれだと、人生が面白くなくなってしまうということを知りました。この言葉をきっかけに、コミュニケーションの意義について調べたり考えたりしました。これまでの自分の姿勢を見つめなおしたのです。そしてその中で、分かり合えない人と話し合うことの意義、それが自分にない新たな何かをもたらしてくれる可能性があるということ、人を拒むということはその機会を逃してしまっていることを知りました。人とコミュニケーションを取ることはエネルギーを要することもあるけれど、それ以上の大切な何かを得ることができる機会なのだと。それから私は、他者とあきらめずに話し合おうという姿勢を持てるようになった気がします。そのおかげで、日々に彩が生まれた気がしています。


 そして対立してしまった先輩から落ち着いた後に、「相手が激怒しているときは落ち着くまで待ってから話すようにしている」「怒っている状態っていうのは人を待たせているってことだから」と言われたことも私の心に深く残っています。自分が怒りをぶつけているときの相手の感情に気づかせてくれました。この言葉は、ついつい怒りに任せて自分ばっかりになってしまう私に、冷静さを取り戻す余裕を持たせてくれたように思います。

そんなこんなで、昨年はたくさんの人にお世話になったなぁとしみじみ思います。

またこれらがきっかけで、心理学系の本も読むようになりました。そしてそんな中で、自分の人生を見つめなおすきっかけとなった本と出合いました。

この本と出合って、自分の周りの環境や家族こと、今までの葛藤と向かい合うことができました。そしてこれがきっかけで、現在は主に加藤諦三先生の著書をたくさん読んでいます。

今年は、昨年得たいろいろな知見を活かして、もっと周りと穏やかに関わり、昨年以上に学びの多い一年にしていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。読んでくださりありがとうございました。

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