メンタルがメタメタになったとき
脱・藤原竜也
わりと結構な頻度で、藤原竜也になって絶叫したくなる(藤原竜也さんに謝れ)。一時帰国して随分と落ち着いたが、在タイ期間中は、何度も何度も藤原竜也が私に憑依した(まじで謝れ)。
めっためたにメンタルが弱ってしまったとき、みなさんはどうしているのだろう。異国で長期のロックダウンを経験し、子供達とずっと家に引きこもるという生活をする中で、メンタルが何度も壊れかけた。実際には壊れていたのかもしれない。
Twitterの過去投稿を見直してたらこんな呟きを見つけたから、実際は相当キテたんだと思う。この日のことは鮮明に覚えていて、読んでたら今でもちょっと泣けてくる。
朝からイライラがMAXで、些細なことで娘にキレて、娘が泣き出し、なだめるも泣き止まず、だんだんこっちまで泣けてきて、そしたらそれを察した息子まで泣き出して、3人でワンワン泣いた。コロナ禍はもちろん、今日の日のことも、私は一生忘れないだろう。
我流のメンタル回復術
メンタルケアを学びたいなぁとぼんやり思っている今日この頃だけれど、なかなか腰が重いので、とりあえず、いまのところ我流でやっていることを書き出してみた。
①初めて体験をする
やったことないことをする、食べたことないものを食べる、行ったことない場所に行く、歩いたことない路地を歩く。なんでもいいから「初めて」を経験することで、ちょっとした達成感を得られる。メンタルが落ち込んでいる時は、たいてい自己肯定感が下がっているから、プチ達成感が自己肯定感を高めてくれているのだと思う。
②没頭して逃げる
何かに没頭することで、脳を悩むことから逃げさせる。ドラマ、アニメ、音楽、お笑い。
在タイ時は悩みが長期化しそうだったから、普段は観ないドラマを観始めた。しかも、観たことないタイドラマ。①と②の見事な合わせ技1本で、精神安定の一助となる「沼」というオアシスを得た話は前回の記事に書いたとおり。
③文字にする
困難な局面ほどネタになる。悲劇的状況をいかにして笑いに昇華させるかに脳を使う。駐妻になって始めたTwitterは、しょうもないことを呟くにはちょうどいいツール。
ほんだしを
入れたつもりがコンソメで
疲れを感じる
まだ月曜日
キッチンでため息つきながら書き込んだこの超絶くだらない呟きに、結構な勢いでいいねがついて驚いたことがあった。
文字は共感を生む。第3者からの共感は、この世界でいま私だけが不幸だという、妙な思い込みを解除し孤独を和らげてくれる。
④誰かと話をする
同じ境遇の人と傷を舐め合う、心を許せる友に愚痴をこぼす、人生の先輩に助言を求める、など。人と話すことが、状況を打破するための強力手段であることはわかっているのに、負のスパイラルになればなるほど、自らアポをとることへのハードルが高くなる。時間を割いてもらうのが申し訳ないとか、こんなつまらない話を聞きたくないよなとか、自己肯定感が下がりまくっているからこそ、アポを取る手を止めてしまう。
だから、誰かと話す機会が舞い込んで来るのを待つことが多かった。でも思い返してみると、その機会が不思議と舞い込んできていたように思う。それはたぶん、③の文字にして何かしら発信をしてたからのような気がしている。
メンタル回復しない術
おまけとして、メンタルが落ちたときに無意識にやってしまうけれど、ダメだったものがこちら。
●やたら掃除する
ピカピカになって一瞬テンションが上がるけど、すぐに下がる。
●身体に悪いものを食べる
カップラーメンとか食べちゃう。胃にくる。
●なんか買う
ポチる瞬間が最高潮。到着時のやっちまった感。
回復しないとわかっちゃいるのに繰り返すのは、どうしてなんだよぉおおお!ざわざわ…。
脱・我流
我流だけじゃ乗り越えられない壁もあると思い知ったのが、今回のコロナ禍の異国生活だった。メンタルが落ちた時にどうするか、解決手段を複数持っていることが大事だと痛感した。
我流だけじゃなく、「専門家に相談する」という手段も持っておきたい。専門家への相談を薦めてくださった方が『本当にメンタルが落ち込んだときは相談する気力も起きないだろうから、まだ精神が健康なときに一度相談しておく方と良いよ』とおっしゃっていた。おっしゃるとおり、私は渡航前にこの助言をいただいていたのにもかかわらず、渡航後には専門家に相談するという手段をすっかり失念していた。負の思考回路になればなるほど視野が狭くなる証拠だ。一時帰国して精神が安定しているうちに調べておこうと思う。
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