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どうして誰もいないのに手を振るの?〜🍀子どもの仕草から考えることばの発達〜

子どもたちと散歩をしていると『誰もいないところに向かって手を振っている』という場面を見たことがあるのではないでしょうか。言葉で伝えてくれるのであればいいのですが、言葉で伝えることが苦手な場合は大人側が推測して考える必要もあります。色々なことを考える中で「えっどうして手を振っているの?えっもしかして…」なんてことを思うこともあるのではないでしょうか。※決して怖い話ではございません。
そこで今回は「どうして手を振っているのだろう?」というふとした瞬間の疑問についてをお話しします。

手を振る3つの理由について考えてみた

今回私が考えた『手を振る』という行動をする理由は以下の通りと考えました。

手を振りたかった。
そこの場所で手を振ったことがある。
同じ状況で手を振ったことがある。

■手を振りたかった。
その場や状況に関係なく『手を振る』という動きをしたいという場合。『手を振る』という動作の練習を子どもたちが行っていることもあるかと思います。
私たちは『手を振る』という行動に対して「挨拶しているのかな」と思いますが、子どもの目線で考えてみると挨拶ではなく他の意味での『手を振る』という行動をしている可能性もあります。もしかしたら「何かを知らせる(例.葉っぱが落ちている)」という意味で行っている可能性があります。これの真意は子どもにしかわかりませんが、必ずしも大人が思っておる意味ではない可能性も考えられます。

■そこの場所で手を振ったことがある。
そこで手を振ったという出来事を大人も子どもも知っていればいいのですが、実際には大人が知らないことの方が多いかもしれません。特に保育園などに通ってる子どもの場合は保育士さんと一緒に散歩へ行くため、そのような状況で手を振っていたのかもしれません。

■同じ状況で手を振ったことがある。
1つ上と似ていますが、手を振った場所ではなく『似た状況である』ということについても考えてみました。例えば「花の匂いがした」「風が吹いた」「いい天気だった」など肌で感じるような要因で『手を振る』という行動が見られるのではないでしょうか。

まとめ

『手を振る』という行動は挨拶場面で使われることが多いです。しかし、必ずしもその場面だけで見られるわけではありません。手指の運動を目的とした場合や自分の体験を思い出して『手を振る』という行動が見られるということもあるのではないでしょうか。
今回は『手を振る』に対してのお話でしたが、歩く、食べるなど様々な行動に対しても深く考えると面白いので少し違った目線で皆さんも考えてみてはどうでしょうか。

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