ある人に疲れた話
普段ほとんど交流がない人から、ある日突然メッセージが来た。他愛もない用件だったのだけど、なんでそれをわざわざ私に言うの?という内容で、ちょっと困惑。
リアルでも会っている人だったのだけど、「私は繊細で弱い」アピール(に私は見えている)がはじまり、苦手意識が生まれてしまって、それ以降はリアルで会っていない。
「私は繊細で弱いから」と口では言うけれど、基本的にはすべて人のせい。不安だと連呼する割には、人のアドバイスは一切受け入れないのだ。
「自信がないから、励ましてもらわないとがんばれない」とか「自分は弱いから、優しい世界にいたい」とか、私にとってはよくわからない主張が多かったのもある。
一番「げんなり」だったのは、私が何も考えずに言ったことをずっと覚えていて、時間が経ってから「ある人にこんなことを言われて嫌だった」とブログのエピソードにしたりする。
こういうことをされると、もう気軽にはつきあえない、と私は思ってしまう。心の琴線がわかりにくくて仕方がない。直接「イヤだった」と言ってくれたら謝ることもできるのに、ブログにいきなり書かれるもんだから、何も言えなくて参ってしまう。
加えて、メッセージやコメントのやりとりで、自分が嫌だと思ったメッセージには返信しないでスタンプだけ押すとその人は言っていたのだけど、それを何回もやってくる。私にそれを教えておいて、平気でやる根性がすごい。どこが「弱い」のか、教えてほしいと思ったりする。
みんなでランチに行こうという話になり、その人も「行きたい」と言ってくれたから段取りをしているのに、催促しても、まったく予定を伝えてくれない。これはもう仕方ないので、その人以外の人たちで集まったわ。
こんなことばっかりだから、嫌がられてるのかなと思って、こちらからはアクションを起こさないようにしていたのに。なぜ今頃メッセージ? 返信したら、よくわからないスタンプがポンと返ってきた。「……」ってなったよね。私がメッセージしたんじゃない、あちらから来たのにね。
☆
私は「自分は繊細さんで弱い」とアピールするかのように言う人を信じないようにしている。
何かしらの疾病や、自分の持つ特性と闘う繊細な人をたくさん知っているけれど、その人たちは必要以上にアピールしない。むしろ、なんとか自力で自分を支えようと必死で奮闘している。
いろんな工夫を散りばめ、心のコントロールを試す姿に、尊敬しかない。
でも、上述した知人はちょっと違うように私には見える。弱さの影にある狡猾さが垣間見えて、SNSのフォローをすべて止めた。
でも、「元気でがんばってね」という思いは持っていよう。キライなわけじゃないから、本当にそう思うし。もしかしたら、また気楽に会える日が来るかもしれないしね。