生まれかわりってあるのかも
小6発達でこぼこ息子くん
今年の夏休みはコツコツ宿題を終わらせ、イヤイヤ言いながら読書感想文も書き終えた。
私は子ども達にいつも言っている。
「できた」ことが重要。
挑戦した過程の方が大事。
「内容」や「文章を書く時のルール」は出来ていなくても良い。私だってできてない所めちゃくちゃあるし。
担任の先生は私と同じ考え方ではないかもしれないので、息子や娘の宿題を赤ペンで訂正しまくるかもしれないが、それはそれ。
とにかく最低限やろうと言われたものを「できた」のならよく頑張ったねと言ってあげたい。
息子の完成した作品を読ませてもらったら、読書感想文とは決して言えないものだったが、賞を取ることを目標としていないので、原稿用紙約3枚書けたのだから十分である。
そんな息子が今年選んだ本は、
『生まれかわりのポオ』
本屋さんで、読書感想文コーナーを見ていたらこれだ!と思ったのだそう。
この本は、すごく薄いし(ページが少ない)
少し立ち読みしたら「猫」が出てくる話だからこれにすると決めたらしい。
せっかくなので私も読ませてもらった。
生き物を飼っている人なら分かると思うけど、必ず「別れ」が訪れる。
私の家にも可愛い猫がいる。
この猫とお別れがくるだなんて、きっとすぐには受け入れられない気がする。
登場人物のルイくんと同じように、泣きまくるかもしれない。
ルイのママの気持ちも分かる気がする。
猫とのお別れを受け入れられない子ども達が目の前にいたら、どうやって元気づけようか、そのまま見守った方がいのか、私なりに考えるだろう。
ルイのために、ママは物語を書く。
ポオは、実は違う生き物に生まれ変わって、私達の傍に来ているかもしれない。
実は、気づいてほしくてめちゃくちゃアピールしまくっている生き物かもしれない。
ポオが生まれ変わったのは、物語の中だけのはずなんだけど、もしかしたら本当に近くにいる生き物に生まれ変わっているかもしれない。
そう考えたら心がちょっとポカポカして、悲しみが少なくなくなるかもしれない。
こんな風に感じた。
10分くらいで読めてしまうくらい、短い物語だったけど、大人にも読んでほしいな。
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