【日本一ChatGPT講座】-05-「何がわからないのか、わからない!」~“理解度スケール”の出番です!
……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。
今日も教室に生徒さんたちがやってきましたよ (*^^*)
小林:先生、先日「わからないコトがあったらChatGPTくんに解説してもらいましょう」って言ってたじゃないですか
上田:あったね。解説が難しかったら、『中学生にもわかるように』ってお願いすると、わかりやすく教えてくれるっていう…
小林:そうそう、ソレ。先生、その“逆”ってできるんですか?
やまなし:“逆”と言うと?
小林:この前ね、「筑前煮の作り方とかコツ」をChatGPTくんに教えてもらおうと思ったんです。そうしたら、基本的なコトばっかり出てきてしまって…
上田:もっとレベルの高いことを教えてもらいたかったんだ。
小林:そうそう。「こうすると、もっと深い味になりますよ」みたいな答えを期待してたんだけど…。
上田:なら、「和食の鉄人に教えるような内容でお願いします」って言ったらいいんじゃない? ねぇ、先生?
やまなし:それも一つの手ではありますね (^_^;)
でも、そこまでハイレベルなコトを聞きたかったんですか?
小林:違う、違う。別にお店を出そうっていうんじゃないんだから。
っていうか、そもそもワタシが筑前煮の作り方をどれくらいわかってるのか、わかんない。全部、自己流だから。
やまなし:そういう時に使える便利な言葉がありますよ。『理解度スケール』って言います。
上田:お?! 知らない言葉が出てきたぞ。
やまなし:実際にChatGPTに入力しながら、説明していきますね。
『「筑前煮の作り方やコツ」を教えてください。
私の知識や経験のレベルを「1から5のスケール例」を出して測ってから、解説をお願いします』
ChatGPT:
筑前煮(ちくぜんに)は、日本の伝統的な煮物料理で、野菜と鶏肉を使った具沢山の味わいが特徴です。
料理の経験や知識レベルを「1から5のスケール」で測るとするならば、以下のようになります:
1.基本レベル: 筑前煮の基本的な作り方を学ぶ段階。簡単な切り方と基本的な煮方(例えば、鶏肉と野菜をただ煮込む)に焦点を当てる。
2.初級レベル: 少し技術が必要な工程(例えば、食材の下処理や煮込む順番)を取り入れ、味のバランスを考え始める。
3.中級レベル: さらに複雑な工程(例えば、食材ごとに最適な下処理を施し、煮込み時間を調整する)を実践し、深い味わいを出すための技術(出汁の取り方や調味料の加え方)を学ぶ。
4.上級レベル: 筑前煮の伝統的な作り方をマスターし、食材の持ち味を最大限に活かす工夫(例えば、各食材の切り方を変えて食感のバリエーションを楽しむ)や、細かな味の調整を行う。
5.エキスパートレベル: 独自のアレンジを加えた筑前煮を作ることができる。例えば、伝統的な食材に加えて新しい食材を取り入れたり、見た目にもこだわった盛り付けを行ったりする。
あなたはどのレベルに当たりますか?
小林:あ、すごい具体的なレベル分けになった。
上田:小林さんは、どのくらいのレベルなの?
小林:えっと……だいたい、3か4くらいかな…。
知りたいコトは「レベル4」の話かな。
やまなし:なら、「レベル4」の解説をお願いしてみましょうか。
『レベル4の解説をお願いします。』
ChatGPT:「上級レベル」の作り方では、食材の持ち味を最大限に活かすための細やかな工夫が求められます。
《上級レベルの筑前煮のコツとポイント》
・食材の選定と下処理:野菜はそれぞれの色や形、食感を活かす切り方をしましょう。たとえばにんじんは花の形に…
・出汁のとり方:出汁は筑前煮の味の決め手となります。昆布、鰹節だけでなく、鶏ガラや煮干しを使って…
(後略)
上田:わー、難しい話になってる。これはまさに「上級レベル」だね。
小林:もともと筑前煮には鶏肉が入ってるから、お出汁に鶏ガラは使ったことが無かったなぁ…。これは勉強になります。
やまなし:聞きたいコトに近い回答でしたか?
小林:はい!参考になりました!……でも、もっとハイレベルなことを聞きたいな、と思ったら…
やまなし:『レベル5の解説もお願いします』と伝えれば、プロ向けの話も聞けますよ。
上田:ワタシが聞くんだったら、レベル1だな。『簡単な切り方と基本的な煮方』がすでにわからない(苦笑)
やまなし:ChatGPTの“クセ”で、何の指示もしないと「だいたい“真ん中くらい”の解説をする」んです。レベル1から5だったら、だいたい3くらい。
上田:あたりさわりのないハナシって感じだね。
やまなし:そうですね。でも、「もっと玄人向けの話が聞きたいんだ!」って時もありますよね。
小林:うん、「上級者が実践している、意外なコツ」とか知りたい。
やまなし:そんな時は「レベル5の解説をして下さい」ってお願いすると、レベルの高い話をしてくれるんです。
小林:“わたし専属の先生”がいるみたいなもんですね。これは便利。
上田:先生、これって何でも教えてもらえるの?
やまなし:えぇ、大抵のことは教えてくれると思いますよ
小林:何を聞くの?
上田:「娘に口ゲンカで負けない方法」
【やまなし先生の解説】
さすがのChatGPTくんでも、『あなたが何を、どのくらいわかっているのか?』というデータまでは持っていません。
そのデータをChatGPTに知らせるのに便利なのが、この「理解度スケール」です。
この“ものさし”は、幅を自由に変えることができます。
通常は「5つ」くらいがちょうどいいと思いますが、「初心者・中級者・上級者の3つ」にして、ぱっと決めるのもいいでしょう。
逆に「9つ」くらいの細かい区分けにして、自分にピッタリの答えを求めるのもいいでしょう。区分けの“数”は途中で変えることもできます。
また、「各区分けを小学生でもわかるような言葉で説明して」と加えれば、やさしい表現で各レベルを説明してくれるでしょう。
・・・・
ChatGPTくんは知識レベルが広すぎるため、ともするとカンタンすぎたり、難しすぎる回答を返してきます。
あなたに合った回答をしてもらうため、「ワタシはこのあたりにいますよ!」とChatGPTに伝えていきましょう!
【今日のまとめ】
☆ 「自分がどれくらいわかっているか?」をChatGPTくんに伝えると、回答の精度がグンと上がります。
「私がどれくらいわかっているのか、わからない」という場合は、
私の知識や経験のレベルを「1から5のスケール例」を出して測ってから、解説をお願いします』
と、理解度テストをしてもらいましょう
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