【日本一ChatGPT講座】-07-ChatGPTには『カンニング』をさせると良い?!
……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。
今日も教室に生徒さんたちがやってきましたよ (*^^*)
上田:先生、ウチの親戚が「和食屋」をやっててね…
やまなし:あぁ、あの公園通りの老舗の…
上田:そうそう。今度、新しい和食のメニューを考えたいんだって。
小林:老舗だからって、いつも同じメニューじゃ飽きちゃうもんね。
上田:そうなのよ。それでワタシにもアイデアを出してよって言ってきてね。
小林:なら、ChatGPTくんに聞けばいいじゃない。そういうの大得意よ。
上田:そう思って聞いてみたのよ。『新しい和食屋のメニューを考えて』って
やまなし:アイデアが出てこなかったんですか?
上田:いやいや、たくさん出してくれたのよ。コースの提案までしてくれて。
小林:その中から上田さんが選べばいいのよ。そこはニンゲンの役目だわ。
上田:それがさぁ。選ぶほど面白いアイデアが出なかったのよ。
やまなし:どういうことですか?
上田:いや、“数”はたくさん考えてくれるのよ。でも……なんて言うか……“よくありそうなメニュー”ばっかりで…。
「鯛のカルパッチョ」とか「ゆずシャーベット」とか…。
やまなし:あぁ…確かにChatGPTくんは「よくあるアイデア」を出しがちですね (苦笑)
小林:せっかく「新しいメニュー」を考えるんだから、斬新なアイデアとか、コレはっ!!っていうひらめきが欲しいわよね。
上田:でしょ? 先生、何か良いヒントはありませんか?
やまなし:そういう時、「和食メニューの斬新なアイデアを出して下さい」って言う前に、『カンニングをさせる』っていう手がありますよ。
小林:えぇっ?!カンニング~?
やまなし:そうです。たとえば、先にこんな質問をするんです。
『近年、話題になった「和食レストランのメニュー」はどのようなものがありますか?』
ChatGPT:近年話題になった和食レストランのメニューには、伝統的な日本料理に新しいエッセンスを加えた「ネオ和食」や、地元の食材を活かした創作料理があります。
例えば、東京のレストランでは、和食の基本に東南アジアのスパイスを加えた…
上田:わー、こんなことまで教えてくれるんですね。
やまなし:有料版のChatGPT-4や、GoogleのGeminiなんかは、インターネットで情報を集めてくれるので、こういうことも調べてもらえますね。
その回答をもらってから、“本当の質問”をします。
『それを踏まえて和食レストランの新しいメニューを考えて』
すると…
ChatGPT:はい、最近の流行を踏まえて、いくつか創造的な和食メニューを提案します。
・ まぐろの刺身タコス:メキシコ料理のタコスを日本風にアレンジ。タコスの具として、しょうゆベースに味付けしたマグロの刺し身を入れ…
・ 紅しょうがのテリーヌ:紅しょうがを主役にした、見た目にも美しいテリーヌ。紅しょうがを中心に…
・・・(後略))
小林:わー、何かヘンなのがいっぱい出てきた(笑)
上田:でも、こういうメニューが人気なんだもんね。ある種の“お墨つき”があって斬新なアイデアは理想的かも。
やまなし:他にも『最近の若者に人気の食材は何ですか?』とか、『外国人観光客に人気の和食は、どんな“見た目”をしていますか?』といった質問をして“カンニング”させるのもいいですね。
小林:先に“答え”を知ってからアイデアを出すって、まさに“カンニング”ね。
上田:子供向けの和食メニューも作りたいって言ってたから、『子供が好きな和食はなに?』って聞いてみるといいかもな…。
小林:『和食が苦手な子供は、何が苦手なの?』って聞いて、『そうじゃない新メニューを考えて』ってするのはどう?
やまなし:いいですね! 逆からのアプローチは面白いアイデアが出そうです。
上田:二人ともありがとね。お店のスタッフも交えてアイデア会議をしてみるよ。
小林:いよいよ困ったら、「小林家のおしょうゆかけごはん」をメニューに加えることを許してあげてもいいわよ。
上田:それが「お店の一番人気」なったらビミョーだから遠慮するよ(笑)
【やまなし先生の解説】
ChatGPTくんに「◯◯についてアイデアを出して」とお願いしたい時、先に“カンニング”させる、という手法は、実にさまざまな場面で応用がききます。
あなたも何かについてアイデアを出す時、“下調べ”をしますよね?
ChatGPTがアイデアを出す時も、同じように“下調べ”をさせてあげる方が、より良いアイデアを出しやすくなるんです。
ある会社では、新製品のアイデアを出す時、
「リモートワークをサポートする製品を考えてください」
と質問する前に、
「コロナウイルスの流行以降、仕事の仕方にどのような変化がありましたか?」
と聞いてからから、
「その変化を支えるリモートワークをサポートする製品を考えてください」
とアイデア出しをしてもらったそうです。
“アイデアのヒント”になりそうな質問を先に考えさせる…それもChatGPTくんを上手に働かせるコツの一つですね。
【今日のまとめ】
☆ ChatGPTも人間と同じで、アイデアを出す前に“下調べ”をしたい。
☆「アイデアを出して」とお願いする“前”に、「ヒントになりそうな質問」をしてみよう
私たち「ことのは塾」は、実際にみなさんのところにお伺いして『生成AIとうまく付き合うための勉強会』の講師をさせていただいております。
呼んで下さっているのは、全国各地の会社やお店、また市役所や生涯学習センターなど。
企業からは『"仕事"に生成AIを使うには?』というテーマを、
市役所などからは『"普段の生活"をAIで豊かにしたい』というテーマをいただきました。
どちらも場面でも、生成AIはとても頼りになります!
でも……”最初の一歩”でつまづいてしまうと、「生成AIって…意外と使えないね」と思われてしまうかも知れません……。
「AIを使って、何をしたらいいの?」
「“検索”と何が違うの??」
「そもそも、使う意味ある?」
そんな“声”をたくさん聞いてきました。
……でも、私たちの「生成AI講座」を受けてくれた方は、
『そういうコトに使えばいいんだね!』
『"検索"とは全然違うんだね。これは“目からウロコ”だわ』
『こんなのが一般の人にも使えるなんて、使わなきゃ損だね』
と変わっていきました。
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「社員一人ひとりがAIを使えるようにして、良い仕事を笑顔でしてほしい」
「市民の皆さんが、AIを使ってウェルビーイングを実現してほしい」
私たちも同じ“想い”で勉強会を担当させていただいております!
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