【日本一ChatGPT講座】-04- “ど忘れ”しちゃった時にもChatGPT
……ココは『日本一ハードルが低いChatGPT講座』……。
今日も教室に生徒さんたちがやってきましたよ (*^^*)
上田:最近、ど忘れすることが増えてきてさぁ……
小林:上田さん、65歳でしょ?仕方ないんじゃない?
上田:え~やだよ~。何か、「ココまで出てるのに思い出せない」ってイヤじゃない?
小林:それはイヤだけど……
上田:この前も、「顔は思い出せるけど、名前が思い出せない女優さん」がいてさ…。
小林:あ!そういう時こそChatGPTに聞いてみたらいいじゃない?「アレって誰だっけ?」って。
上田:それ、いいね。聞いてみよう……
『タレントさんの名前をど忘れしちゃったんだけど、誰かわかる?マルマルなんとかって歌を歌ってた女の子』
小林:え?それって、芦田……
ChatGPT:『「マルマルなんとか」っていう部分から推測すると、「マル・マル・モリ・モリ!」を歌っていた薗田杏奈(そのだ あんな)さんをお探しではないでしょうか。
この曲は薗田杏奈さんと志村禎雄さんがデュオを組んでいる「薔薇と野獣」名義で歌っています。』
小林:「薔薇と野獣」って誰?! (笑)
上田:「薔薇と野獣」って昔、細野晴臣が歌ってた曲の名前じゃない??
小林:「薗田杏奈」さんってミス・ユニバースの人でしょ?なんでよ~(笑)
やまなし:皆さん、楽しそうですね。どうされました?
小林:先生、聞いて。上田さんが“ど忘れ”して、カクカクシカジカで…
やまなし:…あー、それってChatGPTの“苦手分野”なんですよ~。
上田:ChatGPTにも“苦手分野”ってあるんですね。なんか親近感、湧くな。
小林:人間みたい。
やまなし:「◯◯は誰ですか?」など固有名詞がらみの話題は、めっぽう苦手なんです。個人情報やプライバシーの問題にも関わることなので、この点は今後も改善しないかも知れないですね。
上田:「◯◯さんはどういう人ですか?」って聞くのもダメですか?
やまなし:Wikipediaの個人ページがあるくらい相当な有名人であっても、ウソが混ざることが多い感じがします。
小林:でも、なんにも知らなかったら、信じちゃうかも。こうやって文字に出されると。
やまなし:そうですね。こういったChatGPTの”ウソ”は「ハルシネーション」の名前で知られています。必ずしも“正解”が出るわけではないんですね。
小林:正しいことを知りたい時は、ウェブで検索した方が良さそうですね。
上田:じゃあ、「ど忘れ」にChatGPTは効果ナシってことかぁ……
やまなし:上田さん、それはちょっと早いかも知れませんよ。その人について思い出せるコトって他に何かありませんか?
上田:あの番組に出てる子、ほら、なんとか博士ちゃんって番組。
やまなし:じゃあ、その情報も入れてみましょう。『「博士ちゃん」という番組に出てる女の子』
ChatGPT:『「博士ちゃん」というフレーズから、女優の芦田愛菜さんを思い浮かべます。彼女は「マル・マル・モリ・モリ!」という曲を歌い…』
上田:それだ!芦田愛菜ちゃん!
やまなし:こんな風に「複数のヒント」があると、より高い確率で探り当ててくれますよ。
小林:良かったね、上田さん。
やまなし:でも、今回の“答え”はなかなかファンキーですね、「薔薇と野獣」(笑)
上田:いい歌よ、先生。今度、聴いてみてよ。細野晴臣。
やまなし:わかりました。聴いてみます (*^^*)
【やまなし先生の解説】
ChatGPTにも「苦手なコト」は存在します。
今日のお話に出てきた、タレントさんの名前などの「固有名詞」、特に「人名」が関係してくることは、なかなか苦手なようです。
ChatGPTが「それらしいウソ」を言ってくるのは、『ハルシネーション』と呼ばれ、ChatGPT長年の課題となっています。
「常に"正解"が出されるわけではない」ということを心に留めて、回答を鵜呑みにせず、固有名詞は自分でも一度検索してみるなど、慎重さが求められますね。
【今日のまとめ】
☆ ChatGPTは「固有名詞」に関わる話題はちょっと苦手……
☆ “ど忘れ”しても、複数のキーワードを思い出せれば、正解にたどり着ける……かも。
--- 山梨 栄司
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