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妊娠性蕁麻疹の思い出

ちょうど1年前に

(虎舞竜ではありません。「何でもないようなことが幸せ」なことは間違いないですが…笑。)

妊娠性蕁麻疹で死んでおりました。

頭皮から指の先まで。
その足の先に末っ子にゃんこが付いていてくれました。

痒みは人格を崩壊させますな。

(もとから?🙊)

34週に入り、通院先の先生からは

「まだ生まれちゃダメだけど、でも34週乗っかれば、万が一、ってなっても、総合周産期で取ってもらえたら、そこまで大きな心配いらないから少しずつ動こう?じゃないと、あなた自然にお産するのに、体力なくなっちゃうよ?」

と言われ、家事くらいから動き出そうかな、と思っていた矢先のことだった。

体中アイスノン巻き巻き。

意識を掻痒感に向けないように、とアマプラやらFODやら色々観た。

しかし、切迫になりほぼほぼ観尽くした感あり。

ちなみに、「Silent」もこの頃観ました。後の「いちばんきれいな花」も「海のはじまり」も…。生方さんが脚本を手掛ける作品は、俳優さんをとても美しく映すな、毎回と感心します。

観るものない私には、もはやバチェラーしかなく…「己、相当暇やな」と呟きつつ…。

ただ…バチェラーでは掻痒感を紛らわすには至れず 笑。
バラ枯れる🌹💀笑。

そんなこんなな34週でしたが…、確かに産院の先生が仰る通り、妊娠34週頃に、胎児の肺サーファクタントが胎外生活に耐え得るレベルにまで充足して来る。

なので私も、切迫の患者さん達にはよく言っている。

「34週を越えたいね」と。

34週の壁、とでも申しましょうか…。

しかし、この壁ね?高度生殖医療の普及と共に、ずいぶんたくさんになっていることを、今回の妊娠で知った。

列挙致しますと…

9週 10週 12週 22週 28週 32週 34週 37週…

計8枚の壁がございます。

これだけの壁をぶち破らねばならぬとは、さすがの飛猿さんも体中痛くて労災認定ですわ(水戸黄門観てないとわからん 笑)。

それから、お母さん?伊藤英明が出ていた海保のは海猿ですので、あしからず(いつも間違える 笑)。

ただし、まとめると9〜12週は初期の流産で、そのほとんどが胎児の染色体異常によるもの。全流産の80%がこの時期に起こると言われている。

22週については、23週以降救命の対象となる、という点で線引きがなされる。

28週は胎児が1000g近くなり、その95%が生存可能。

32週の壁設置理由はよくわからない…。

34週は前述した通り。

37週は正期産になるから。

まあ…知識として知っていてもまったく問題はないのだけれど、昭和系助産師の小言を言わせていただけるならば…せっかくのマタニティライフ…そんなに「壁 壁」気にして過ごすのは勿体ないな、と…。

もっとゆったりとした気持ちで、お腹の中の赤ちゃんと、自分の心と体中と向き合って欲しいなぁ、なんて思うのでした。

情報過多が苦しさを生む。

情報の偏りが誤った選択に繋がる。

便利なはずが、生きにくい世の中です。

今回ももれなく!妊娠中ゲッソリな私。今見ると酷いコケ具合だゎ。今回はプラス8kg。いちばん体重増えたんだけどなぁ🙄。

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