人間の子、神の子。
すっかり忘れているかもしれないから、思い出してみよう。
私たちは人間の子である前に神の子だということを。
「神」とは人間がつくった宗教上の神ではない。
だからあなたの思うようにその名を何と呼んでもいい。わたしは「大いなる力」と呼んでいる。
大いなる力は愛に満ち溢れている。そのエネルギーで恐れの存在は「在る」がその力を発揮することはない。
大いなる力の存在を忘れてしまっている時、私たちは人間の子として生きている。人間の子はいつも安心で安全でいられるようにたくさんの境界線を引いて、自と他を分けて暮らしている。境界線の内側にいる間、さらに守りを固めるかのようにあれやこれや手に入れようと必死になる。
成長とは進化とは外側へと拡大するものではなく、内側が広がり深まることだ。外側に変化を求めるのではなく、内側にあるものを見つけることで私たちはもともと豊かであることを知る。
人、別の魂(霊)との出会いは、お互いを照らし美点を見出すことから始まる。そしてその美点を活かし、協力し合う機会を得る。その美しい行為は大いなる力そのものだと思う。その充足感、幸福感は私たちが神の子だということを思い出すだろう。
お金が欲しくて仕事をしているのではないことを
人気モノになりたくって頑張っているのではないことを
褒められたくって嫌なことをやり続けているのではないことを
独りになりたくなくて我慢しているのではないことを
本当はそれもすべて自分を知るためにある出来事だということを
そんな宇宙の法則を思い出す度に私たちの魂は輝きを増す。
そうか、魂はもともと神の子として生まれ、人間の子となってこの地球で豊かさとは何かを学んでいるんだな。よーく見ると美しいもので満ち溢れている。今世はどんなお土産話を持ってあの世へ還るのだろうか、楽しみだな。