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アジアンエスニックな餃子とワイン。本日も美味しい夜を一乗寺でどっぷりと。【フードエッセイ】
三連休の土曜日、餃子パーティーへと行ってきた。coimowine×カンフー餃子のコラボイベントでワインと餃子のマリアージュだなんて!!と絶対行くことを3週間前ほどから決めていたのである。
昼間は家で相方がある取材を受けていたので、私は近くのスタバに滞在する。餃子パーティーに響かぬようゼンクラウドウーロンティーラテを。でも700円のクーポンチケットがあり損はしたくなかったのでラージサイズを注文した。作業すること約2時間後に相方から終わったと連絡あったので結局8割以上残ったウーロンティーを片手に家へと帰宅した。
家は取材の方がお邪魔するので1週間前から大掃除をしていた。それもあってかいつもに増して部屋が明るさに満ちていてちょっと気持ちがよかった。私たちはしばらく取材どうだった?とか話をしておまちかねのパーティーへと行くことにした。
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お店前の小窓からもう人で賑わっていた。
だから絶対満席やと確信。こういうイベントは大抵予約せずにいくことが多くその都度後悔する。案の定いっぱいだった。
でも世界No.1の熟女ことオーナー(インスタ見れば分かる)が「席が空き次第電話でご連絡することもできますがどうします?」と聞いてくれたので私たちはすぐさまお願いします!と連絡先を記入して一旦家へ帰宅した。
あと少しの辛抱で餃子とワインを堪能できるから待ち時間はあれど嬉しかった。しかし、ウーロンティーしか胃に入っていない腹の音は鳴り止まず冷蔵庫を開けては閉めてを繰り返した。何とか我慢することができたのは本当に私よく頑張りました。
最近ハマってるSwitch版スーパーマリオブラザーズを大人2人して発狂しながらノコノコとかクッパと戦っていた1時間半後くらいに電話かかってきてすぐさま向かった。
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いつも座っているカウンターはいっぱいで、私たちは初の相席テーブル席へと座った。店内はカンフーとアフリカっぽい音楽に満ちていてもう楽しい。メニューを開くと約10種類くらいの餃子と他アジアンエスニックなアテがズラりと並んでいて優柔不断な私には決めかねぬが、ここは一旦定番の焼き餃子、水餃子、スパイス餃子とグラスの泡を注文することにした。
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ご店主セレクトのイタリアロマーニャのスパークリングを堪能しながら相方と、最近2人で始動させた日刊おにぎり(仮)についての打ち合わせをしていた。熱心におにぎりにおける愛を語り合っていたら、カンフー餃子のご店主がお待たせしましたーと一気に3品持ってきてくれた。腹ペコ人には堪らん幸せよ!
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テーブルの上には4種類のタレが置かれてあって、そのタレたちはパクチー・自家製ラー油・酢・自家製タレがレパートリーだ。まずは素材本来の味と思ったので、あっさりめのノーマル水餃子を頬張る。
その瞬間口の中にじゅわああっと溢れる肉汁で満たされ、ギュンッとした肉の旨みとニンニク生姜のガツンと爽やかさがあとから響き渡りうんまーーーって感じだった。そして甘酸っぱい白泡をゴクリと飲むとこれまた餃子のマリアージュで満たされるわけですよ。次に4種のタレを試してみようと思い、大好きなパクチーのタレを小皿にのせる。そして今度は焼き餃子を小皿にどっぷりつけて頬張ると溢れんばかりのパクチーとニンニクのパンチがたまらんくてもうどうすればよいか分からんうまさだった。
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パクチー、自家製タレ、お酢、自家製ラー油
第一ラウンドの水餃子、焼き餃子、そしてスパイシーピリ辛さがハンパないスパイス水餃子を完食したところで次のメニューを注文する。相方はまだまだ食べられる様子だったので(言わずもがな私も)次何するー?と2人話し合い、ここはまだ餃子よなとお次は大葉の焼餃子とエビと枝豆の水餃子と特大しゅうまいを頼むことにした(結局終始餃子だった)。そしてワイングラスも空になったので今度は赤ワインとのマリアージュを堪能すべくオーナーに注文した。
先ほどから目の前には相席のお客さんである新卒1年目くらいの女の子2人組が女子トークしているのをチラチラ聞いてしまう。聞き覚えのある名前を耳にして相方と無言のアイコンタクトをしていたけどきっと勘違いだと思っておこう。そうこうしているうちに先に大葉餃子が到着した。またまたイタリアの赤ワインといただく。
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間違いなくジューシでジュワジュワ溢れる肉汁よ。
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そして次々にエビと枝豆の水餃子と特大しゅうまいが到着。
エビと枝豆の水餃子は餃子の固定観念フォルムに反する口をすぼめるようなオニオンキュートな感じの小籠包フォルムでなんか嬉しかった。そしてその様子を見つめる緑の〇〇えもん?のジト目加減が「食べさせて…」と言ってるみたいだったけど、これは私のもの。オマエにはあげぬと国民的キャラに心の中で叫べるのは今しかない。
そして特大しゅうまいは、「特大」の文字にひかれて頼んだのやけど、その期待以上の特大さに関西のおばちゃんもうっとりです(偏見すぎてすみません)。そして中のみちっとつまった肉のシュウマイ独特のねっとりした甘さがたまらんのです、、、
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胃袋は完全に餃子でみっちりと満たされ、最後に注文していた白ワインをごくりと飲み干す。coimowineのいつもの落ち着いた静けさとは違い、今日はナイトパーティーという感じのノリで空気がいっそう楽しかった。店主さんと話したかったけどこんな私が話しかけていいのか…という謎の自制心をいつも感じてしまうので、本日もどっぷり美味しいものを堪能するだけに集中。その美味しさ余韻を相方と共有しながら帰路へとついた。
帰り際いつも思うのは、なんかやっぱりcoimowineはちょうどいい感じなんよな〜ということ。そういうお店ってなかなか自分の中でない存在だから嬉しい存在ですね。
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