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社会人よ、快活であれ。

新年度が始まり半月が過ぎましたね。
私もそろそろ人生の転機に一区切りつきそうです。

さて、社会人になって十数年となるのですが、今だからこそわかることって沢山ありますね。
どうして当時はわからなかったのだろうと思いますが、これも経験と年の功なのでしょう。(というにはまだ人生100年時代としては若輩者ですが…)

当時私がこうすべきだったなぁということと、今大切にしていることを、少し挙げさせていただきます。

新卒はとりあえず快活であること

とは言っても得手不得手はあるもので、私もかなり人見知りをするタイプでした。
接客業にあるまじきかな。
とはいえ、接客に関しては「丁寧なスタッフ」を演じてしまえば良かったので、そこまで苦労はしなかったと記憶しています。

問題はOJTについた先輩。
自身がそういう教育をされてきたらしく、とても厳しく感情的に怒る人でした。
私はすっかり縮こまってしまい、日に日にパフォーマンスも悪くなっていきました。

一方で、ズボラで呑気な同期はいつも怒られながらヘラヘラしていて元気でした。
先輩ももちろん怒っていましたが、何故かその同期とは一緒にランチに行っていたのです。

正直、仕事は私の方が丁寧で覚えも早く、どうしてと思い悩み、そうして暗く過ごしているとまた怒られ、話しかけることすらままならなくなっていったのです。

今思えばその先輩も若く人を育てたこともなく、私をどう扱っていいのか分からなかったのでしょう。
振り返るとどちらも未熟で、どちらも子供でした。

もし、OJTの先輩が初めて新人教育をするような人だったら、相手も手探りで不安なのだと気付くことで接し方が変わるでしょう。

過去には戻れませんが、私はその時の悩みから、今はとにかく快活に話しかけることにしています。
明るく、はっきり質問して、甘えるのです。
もちろん、きちんと仕事を覚える姿勢は忘れずに。

結局、新卒にできることなんてほとんどないのです。
若さと元気と、(しないに越したことはないですが)一年目だから許される失敗を武器にしていれば、私は今も1社目で働けていたのかなぁ…などと思うことがあります。


リーダーこそ常に快活であること

リーダー、教育係こそ快活でいるべきと考えます。
というのも「心理的安全性」を保障されている職場とそうではない職場では、メンバーの活発な議論と、こころの健康が生まれないからです。

もちろん、叱る時は叱らなければなりませんが、常に不機嫌で取っ付きにくい上司や先輩には、新人も萎縮してアイデアを出せません。

そのくらいなら良いのですが、あまりにもそれが常態化すると、小さなミスを隠すようになり、やがてリカバリー出来ないくらい大きくなってから発覚するなんてことになりかねません。

私はこれをミスそのものよりも嫌うので、この数年、上に立つ者として常にフラットに部下が話し掛けやすい人間であることを心掛けました。

結果、報連相は徹底され、業務の改善化に成功。
部下は何やら私に懐いてくれて、終業後にご飯に誘われることも。

良いことづくめなので、心理的安全性を確保する快活さは、必要不可欠と考えます。

よく、リーダーはご機嫌であれ、と言われます。

いつも機嫌の悪いリーダーが率いるチームが、上手くいくはずがないのです。
誰かがどこかで萎縮し続け、本来もつ能力を発揮できず、最悪、才能を潰すことになりかねません。

そして頭の良い人ほど、そうした会社に見切りをつけて早急に離れていくという悲劇が起こるのを何度も見てきました。

働き方が多様化した今、最も大切にされるもの

私は間違いなく「人」あるいは「人格」だと考えます。
フリーランスでも同じでしょう。

どんなに素晴らしい商品やサービスがあっても、それをプレゼンするのは「人」です。
商品そのものの価値+その「人」の価値で今後は取捨選択をされると感じます。
特に無形商材であるならば尚更。

最近、ChatGPTなど、AIが取り沙汰されていますが、まだまだ人間から的確な指示を与えなければ、その真価を発揮できません。

今後更に進化したとして、人間が100%AIの解答を信じる日がくるのかというと、そうではないと感じています。

結局のところ、人と人とが快活なコミュニケーションで得る「信頼」こそ、脈々と人間が経済や生活を営むなかで、最も重要なことには変わりないと思うからです。

さいごに

快活であることは、わりと身に染み付いてきたと思います。

大変ありがたいことに、部下たちは私のことをとても優しくて親しみやすいと評してくれています。
そしてありがたいことに、私の気付けない、思いつけないアイデアをたくさん出してくれます。

改めてこれらのことを心に刻み、新年度も頑張っていこうと思っています。

長い社会人生活、皆に幸あれ!

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