【ヨーロッパ旅行 7】🇩🇪進撃の巨人モデルの街 ネルトリンゲン
ドイツのロマンティック街道に位置するネルトリンゲン。実は進撃の巨人のモデルになった街なんです。
私は進撃の巨人のアニメを一期からリアルタイムで見てきたファンです。2013年に1話が放送された時まだ10歳だった私が、10年越しにアニメ完結と同時にこの街を訪れることが出来たのはなんだか感慨深いですね。
前日の夜に城壁内のホテルに到着したので、この日は中心地から観光スタートしました。
壁内を展望
最初に向かったのは聖ゲオルク教会。90メートルもの高さを持つこの教会の塔(通称ダニエル)は街のシンボルです。まずこの展望台に昇って都市を一望してみます。
朝から350段もの階段を登って息切れ切れになりながらも何とか上までたどり着きました。塔の上には管理人のおじいさんがいて、ここで入場料の€3を払います。おじいさんに「この階段を毎日登っているんですか?」と聞いてみると、「毎日最低2回は往復するよ」と言っていました。恐るべき体力。
そしてここには猫の職員がいるということで楽しみにしていましたが、私が行った時は寝ていたみたいで会えませんでした。名前は元々の塔の呼び名に由来して「ヴェンデルシュタイン」。ドイツらしくてかっこいい。おじさんいわく「彼女はこの塔のボスだから機嫌をとらなきゃいけないんだ」そうです笑。
遂に展望台からの景色。街を円状にぐるりと囲む城壁が見えました。作中と異なる点は、壁が1枚だけで、高さも10~15メートルほどしかないことです。さすがに50メートルの壁は存在しませんでした。しかし街並みは進撃の巨人の世界観そのもの。天気が曇りだったのもある意味不穏な雰囲気を出してますね。
やはり進撃の巨人目当てで来る人が多いようで、至る所に落書きがありました。
隕石の街
そもそもなぜこの都市は円形なのか。そこには別の興味深い歴史がありました。実はネルトリンゲン、約1500万年前この土地に墜落した隕石で出来たクレーターの上に造られた街なんです。今でも衝突した際に生まれた岩石が使われている建築が見れるそうです。街の起源としてはとてもロマンティックですね。
また17世紀の三十年戦争で主要な戦場にもなったようで、それぞれの歴史に関する博物館がありました。
壁の上から
街中の散策を始めた私は、それらしい写真を撮るために城壁に近づいてみました。所々に階段があって登れるみたいなので壁の上を歩いてみることに。家の屋根を見下ろしながら歩くのは不思議な感覚でした。立体機動装置で飛んだらこんな視点なのかな〜とか考えながら。
先程昇った聖ゲオルク教会はどの位置からも見ることができます。ぐるっと一周するのには2時間もかかりませんでした。
漫画の由来?
少し壁の外に出てみると、2枚目の壁(?)らしいものを発見。この看板、もしかしてウォールローゼの由来になったりしたのかな。
そういえば所々でブタの置物を見つけたのですが、調べてみるとこの街の守り神・幸せの象徴らしいです。昔ブタが逃げたお陰で敵の侵略に気づけたとか。始祖ユミルがブタを逃がした話はここに着想を得ていそうですね。
散策が楽しい
塔の上から見ると同じように見えた建物ですが、街中を散歩してみると特徴的なデザインの建築ばかりでずっと歩いていても飽きませんでした。
ホテルに戻ってきました。カフェが併設していて可愛いホテルでした。
進撃の巨人の聖地巡礼のつもりで訪れたネルトリンゲンですが、街自体の魅力を楽しむことが出来て素敵な一日になりました。