巻4巻頭歌:『逢いに来て!』

一日こそ 
人も待ちよき 
長き日を 
かくのみ待たば 
ありかつましじ

「万葉集」巻④・
仁徳天皇妹?



『逢いに来て』

例えば一日くらいなら
誰でも何とか待てるでしょう

けれど こんなに長い日を
こうして待っていたならば
もう、耐えられないの

突然 芽生える
貴方の移り気が
怖くて怖くて 仕方がない…

お願いだから 逢いに来て!


《巻4概要》
1巻すべてが「相聞」で成り立っている巻。
後半は大伴家関係の歌が多く収められている。
笠女郎(かさのいらつめ)が大伴家持に贈った24首は圧巻。


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