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できないことばかり気になるママへ 「あなたがいるだけで幸せ」伝えたい思いと向き合う

先日、通級のことばの教室で星山麻木先生の保護者向け学習会に参加してきました。講演を聴きながら、わたしは大きな気づきを得ました。日々の子育ての中で、できていないことばかりに目を向けてしまっている自分に気づいたからです。でも、星山先生は違う視点を教えてくださいました。「あなたがいるだけで幸せ」。この何気ない一言が、子どもの心をどれほど温かく包み込むのか。今回は、この学習会での学びと、わたし自身の気づきを、同じように子育ての中で悩むママさんたちにお伝えしたいと思います。

子どもの心が安定するために大切なこと

星山先生がまず強調されていたのは、子どもの情緒の安定についてです。子どもの心が安定するためには、まず私たち大人が安定していることが重要だと教えていただきました。

これは、わたし自身の経験とも重なります。仕事と育児の両立に追われ、イライラしていた時期。その時の子どもの様子を思い返すと、やはり子どもも落ち着かない様子でした。大人の心の状態は、確実に子どもに影響を与えているのですね。

自尊感情を育てることの大切さ

講演の中で特に印象的だったのは、自尊感情についてのお話です。自分が自分のことをリスペクトする気持ち、「わたしはここにいていいんだ」という感覚。これは子どもの成長にとって、とても重要な土台となります。

子どもの心に届く言葉の力

「あなたがいるだけで幸せ」。この何気ない一言が、子どもの心にどれほど大きな影響を与えるか。星山先生は、そのことを繰り返し強調されていました。
しかし正直に告白すると、わたしは普段の生活の中で、つい「もっと頑張れるはずでしょ?」「どうしてできないの?」という言葉を投げかけてしまいます。仕事で培った「努力主義」の考え方が、知らず知らずのうちに子育てにも影響を与えていたのです。

できないことに目が行きがちな理由

なぜ、わたしたちはできていないことばかりに目が向いてしまうのでしょうか。それは、子どもの将来を真剣に考えているからこそ。でも、その真剣さが時として、子どもの心を追い詰めてしまうことがあります。
わたし自身、銀行員時代は常に成果を求められる環境にいました。その経験が、知らず知らずのうちに子育ての価値観にも影響を与えていたのかもしれません。

イライラの裏側にある親の思い

わたしたちがイライラしてしまうのは、子どもへの深い愛情があるからこそ。でも、その愛情表現が時として逆効果になってしまうことがあります。
「この子のために」と思って発した言葉が、実は子どもの自信を削いでいたかもしれない。この気づきは、わたしにとって大きな転換点となりました。

がんばりすぎない子育ての大切さ

星山先生は、「7割でやめる、3割は余力を残しておく」という興味深い考え方を教えてくださいました。これは、わたしたち親子にとって、とても重要なメッセージだと感じました。

例えば、学校での漢字テスト。100点を目指してがんばりすぎるのではなく、できる範囲で取り組み、十分に休息をとること。これが、実は長期的な成長につながるのだそうです。

子どもの脳の特性を理解する

「子どもと親の脳はちがう」というお話も、深く心に残りました。大人の考え方をそのまま子どもに当てはめるのではなく、子どもの発達段階に合わせた関わり方が必要なのです。

特に、言葉の発達については、理解力(インプット)と表出(アウトプット)の両面から見ていく必要があります。言いたいことがあるのに、うまく表現できない。そんな子どもの気持ちに寄り添うことの大切さを学びました。

異年齢集団での遊びの重要性

星山先生は、異年齢集団での遊びの重要性も指摘されていました。頭の中の能力が高い子は上の子と語り合い、ゆっくりペースの子は下の子と遊ぶ。それぞれの子どもが心地よく過ごせる環境をつくることが大切なのです。

子どもの反発への向き合い方

反抗期や反発する場面での対応についても、具体的なアドバイスをいただきました。「だから言ったでしょ」と諭すのではなく、「ふーん。それで?」と、まずは子どもの話に耳を傾けること。これは、わたし自身がまだまだ学ばなければならないポイントです。

まとめ 子どもと共に成長する姿勢

この学習会を通じて、改めて子育ての本質について考えさせられました。完璧を目指すのではなく、子どもと共に成長していく。そんな姿勢が、実は最も大切なのかもしれません。

老眼鏡の例え話が印象的でした。視力が落ちた時、ずっと訓練し続けるのではなく、眼鏡をかけるという選択肢がある。それと同じように、子育ても環境を整えることで、より良い方向に進んでいけるのです。

みなさんも、今日からできることから少しずつ始めてみませんか?そして何より、「あなたがいるだけで幸せ」というメッセージを、心を込めて伝えることが大切なのだと思います。完璧を目指さず、できないことを責めすぎず、ゆっくりと一歩ずつ。子どもと一緒に成長する喜びを感じながら、歩んでいきましょう。

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