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言葉に救われた話
言葉って、本当に大切だな・・・と最近つくづく思う。
言葉ひとつで、気持ちが上がることがあれば
反対に、ガクッと一気に下がってしまうこともある。
息をするように、普段何気なく吐き出してしまうけど、それだけ言葉は重要なんだ。
だから、何気なくではなく意思を持って言葉を吐き出さなければ・・・と思う。
(とはいえ、私はできた人間ではないし、基本、感情的な人間だからそうできてないことも多いかもしれない。反省。)
幸い、私の周りは本当にいい人しかいないので
心を抉られるような思いを私はさほどしたことがない。
きっと、私は幸せ者のお花畑人間なんだ。
けれど、そんな私でも心に深く突き刺さって忘れられない言葉が少なからずある。
「なにも尊敬できなかった。」
とても大切だった人から言われたその言葉は
一気に目の前を真っ暗にし、時が止まり
文字通り口から何か出てしまうのではないかと思うくらい、心がめちゃくちゃになった。
何年もその呪いの言葉によって前に進むこともできなければ
どこかで「私はダメな人間!」というレッテルを貼り続けていた。
今振り返ると、そう言われても仕方のない人間だったとは思う。
だから、まぁ、しょうがなかったのかな。とか。
(とはいえ、当時ももちろん、いい部分も沢山あったけどね!)
時間の流れと共に、いろんなことを客観的に見れるようになって
ちゃんと自分自身のことも見れるようになって。
かなり回復し自信も取り戻せたけど、正直しんどかったし
心の深い部分では時々その言葉がどこかでまとわりついている気がしていた。
けれど、それが、とある言葉で全て消え去る出来事があった。
心の中の真っ黒だった部分が、一気にクリアに変化した瞬間を自分自身で体感した。
自分の人生を肯定してもらえた気がしたし
私はちゃんと頑張れていたんだ!と実感することができて
それまでの辛かったこと、悲しかったことが全て報われた気がして
自分のことを好きになることができた。
言葉ってすごいなと実感した。
言葉はやっぱり大切なんだ。
同じことを伝えるにしても、いい方・伝え方次第で捉え方・感じ方が随分と変わってくる。
だから、できる限り相手が穏やかな気持ちでいられる言葉を、私は紡いでいきたい。
そんなことを思った矢先、こんなことを言われてとても嬉しかった。
「こと穂さんのあたたかな言葉選びが大好きです」
今日もまた、そんな言葉に救われて、私は生きている。