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リモートワークでメンタルを崩さないコツ
最近はリモートワークを取り入れる企業が増え、働き方が多様になってきました。しかし、その一方でリモートワークでメンタルを崩してしまうケースも増えてきました。
あまり知られていませんが、快適にリモートワークを行うためにはいくつかのコツがあります。
私自身が長年にわたってリモートワークを継続していますし、キャリア支援を通じて多くの方のリモートワークをサポートしてきました。
これらの経験をもとに、リモートワークでメンタルを崩さないようにするためのオススメの方法を共有したいと思います。
①仕事とプライベートの空間を分ける
リモートワークをする上で欠かせないのは、仕事をする空間とプライベートの空間を明確に分けることです。
オフィスでリラックスしづらかったり、自宅で仕事モードになるのが難しいのは、脳が働く場所と休む場所を分けて認識しているからだと言われています。
リモートワークでは、仕事専用の部屋や机を設けることで、その空間に入ると自然と仕事モードに切り替わり、仕事に集中しやすくなります。
逆にいうと、寝室やリビングで仕事をしてしまうと、リラックスモードと仕事モードの切り替えが難しくなり、いつまでも休めない状態になってしまいます。
結果として、メンタルを崩すことにつながってしまうのです。
もちろん、自宅で仕事専用の部屋を設ける事が難しいこともあると思います。その際には、仕切りなどで空間を分けることや、コワーキングスペースなどを借りることをオススメしています。
②雑談や人と話す機会を意図的に設ける
リモートワーク中には孤独感を感じるという方も多いです。オフィスでの日常的な雑談や社交がなくなると、寂しさを感じることがあります。このため、意図的に雑談の時間を設けることが重要です。
雑談を意図的に実施するというのは違和感があるかもしれませんが、オフィスで自然と発生したコミュニケーションがリモートワークでなくなると、想像以上に人と話す機会が少なくなってしまうものです。
個人差はあるものの、人と話す機会がほとんどないとメンタルを崩してしまう方が多いです。定期的な雑談を通じて孤独感を解消する事がオススメです。
③散歩などで太陽の光を取り入れる
リモートワーク中には日光を浴びる機会を確保することも大切です。
リモートワークだと、全く外出せずに一日を終えてしまうこともあるかと思いますが、太陽の光には幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促進し、メンタルを安定させる効果があります。
セロトニンが不足するとストレスや不安を感じやすくなったり、仕事への意欲も低下すると言われています。また、セロトニンが不足すると睡眠に支障をきたす可能性もあります。
リモートワークで外出する必要性がないからこそ、ウォーキングなどで日光を浴びる時間をあえて確保することが重要です。
ウォーキングなどのリズミカルな運動はセロトニン生成に適していると言われているため、日光を浴びながらのウォーキングを生活習慣に取り入れることがオススメです。
④仕事の終了を明確にする
リモートワークは働きすぎてしまうことも問題になりやすいです。
ダラダラと仕事をしてメリハリがつかなかったり、常に仕事のことが気になってしまう状態だと、体調を崩してしまうこともあります。
仕事の終了時間はしっかりと決めて、仕事が終わった後には通知を切るなどして、休息の時間を確保することが重要です。
⑤(可能であれば)リモートワークを推奨している企業で働く
最後に、そもそもリモートワークを前提とした企業とそうでない企業では、環境の整えやすさに大きな違いがあります。
リモートワークを前提としている企業では、雑談などのコミュニケーションを取りやすい機会が設けられていたり、リモートワークでの作業環境を整えることに補助があったりと、リモートワークでメンタルを崩さずに働きやすい環境を提供していることが多いです。
リモートワークを行うのであれば、できる限りリモートワークを推奨している企業を選ぶことが望ましいと思います。
リモートワークは生活の自由度を上げ、通勤にあてていた時間をプライベートに使うことができるなど、自分に合ったライフスタイルの構築にとても役立つため、個人的にはオススメしています。
みなさんが快適なリモートワークを実施するための参考になれば幸いです。
私はキャリアサポートのプロとして、「みんなが自分らしく幸せに」という想いのもと、オンラインで無料キャリア相談(キャリア1on1)を実施しています。
自分に合う仕事を見つけ、自分らしく働くためのサポートを行なっていますので、お悩みをお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。
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