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椿とニューヨーク

先日、あるご神域を訪れたのですが、途中の道に咲いていた椿が惚れ惚れするほど鮮やかで美しかったので、そのイメージを水彩画にしてみました。

小さい頃の幼なじみが椿さんという珍しい苗字で、私にとって椿は彼女のイメージそのものです。

可愛いというより美人、大人びていてどこか大胆。気品ある艶やかさと、強さの中に不思議な危うさも潜んでいて、その全体が人を魅了する・・・。

そんな心象としての椿を描きました。

水彩画は前々からなんとなく気になっていたものの、最近になって急に描きはじめました。自分でもこの筆は荒いな・・・とか反省することも多々なのですが、とても楽しいです。

なぜ今になってはじめたかというと、コロナでいきなり時間ができたというのも大きかったのですが、実はある人の影響がありました。

それがニューヨークの屋敷さん。

え?ニューヨーク?屋敷?(誰?)

という人もおられますよね。吉本のお笑い芸人さんです。

コロナで最初の自粛期間中に何かせなあかんということで版画をはじめた、という動画をたまたま目にしました。

ニューヨークは、お笑い好きの間では、おそらくそろそろ売れるだろうと言われている(?)人気の芸人さんだし、自粛で仕事がないからと言って、ゲームして過ごしたり、ゴロゴロしてる人もいたと思うんですよね。

それでも新しいことをはじめよう、と思った気概になんだか感動したし、なにより版画というチョイスよ。笑

少し毒のある芸風なんですけれども、だからこそ、夢中でやっている姿が純粋で素敵だなあ、と思ったのと、芸術って誰でもいつはじめてもいいんだよな、と思いまして。

下手だしとか、センスないしとか、まあいいじゃない。人から見たら馬鹿みたいだとしても、面白いじゃない。

とにかく私も屋敷さん見習ってやってみよう・・・と思ったのでした。たぶん見習うやつが現れるとは思っていなかったでしょうが笑、「何かを作りたい!」「何かをこの世界に生み出したい!」という気持ちを思い出させてくれて、それを大切にしていいんだと思わせてくれて、感謝しています。

引き続き、いろんな色彩を描いていけたらなと思います。時にニューヨークの動画で息抜きしつつ。

(ちなみにニューヨークは漫才よりやっぱりコントが面白いですよね・・・。「シェアハウス」とか「フラッシュモブ」はYouTubeで見れるのでおすすめですよ。※電車では見ない方がいいです)



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