【イベントレポート】 clusterで『スマホ仮面 視聴イベント』を開催したよ！(Part.2) - アフタートーク -
Part.1の続きだよ！clusterで『現実拡張 スマホ仮面』という2012～13年に公開された自主制作映画をみんなで視聴するイベントを開催したよ！！！
この記事は“【cluster】で『スマホ仮面 視聴イベント』を開催したよ！(Part.1)”に続く記事だよ。
※ この記事には一部ネタバレ要素が含まれるので、視聴後に読むことをお勧めするよ！
蒼さん×ことはしろのアフタートーク
第1回と第2回の上映会後に10分程度蒼さんとことはしろがインタビュー形式で対談した感じをお伝えするよ！
■ 第1夜後のアフタートーク
今回初見で見てもらいましたけど、どうでしたか？
悪の組織は何が目的なのか、妹は何がしたいのかってと頃がまだまだわからないかな。謎が残っていて今後どうなるんだろうって感じが物語的にすごくおもしろいなって思ったよ！
先の展開が全然読めない良さがありますよね。
うんうん！この先どうなっていくんだろうって、先の展開が分からないところがすごくワクワクするよね！
今の時代ではみんなが知っているインターネットスラング的な内容が、今回の作品の中にはたくさん含まれてるよね。
その中には11年前スマホがはやり始めた時代にいろいろと社会的に問題になったような内容も含まれていて、当時のインターネットやスマホがどんな感じだったのかっていうのを知れるのがおもしろいね！
そろそろ11年経つので、作品としては古いものになっているんだけど。当時流行っていたサービス（Ustream：当時の動画配信サービス）が登場していて、今でいうところのYouTubeやニコニコ動画の走りの立ち位置に当たるサービスになっているんだよね。当時の世情を知るという意味や、当時の最先端を知るという意味でもいい作品になっているんだよね。
今でいう、clusterやVRChatといった最先端でやっていることを10年後に振り返るということ。逆に11年前に制作されたこの作品を見ることで、過去と今とそして未来を見ることが出来るんじゃないかなって思いながら見ていたよ！
確かに、すごく精度の高い未来予想なんじゃないかなって言えるよね。SFの世界で描かれていた秘密道具なんかが。現代になっていくつか実現しているものもあるよねって話があるよね。
「スマホ仮面」だとAR（拡張現実）をスマホを使うことで現実を拡張して戦うといったことを描いている作品になっていますね。それにインターネットと現実の繋がりは当時の「2ch」や「VIP」といったサービスの雰囲気があって、今とはちょっと違うところがあるかなって感じになってるね。「とつっちゃうよ」みたいな感じの乗りとかね。
（わっわからなーーいｗ）
その話だと、作中に出てくるカレー屋さんは実は本当にあるお店になっているよ。しかも、現在も営業しているよ！
そのお店の人は、今も当時も同じ人がやっているの？
同じ人がやっているというか、今回の作品の主演男優さんが実際に店主をしているよ！
え～～～！すごいっ！！！
なんかちょっと不思議ですよね、フィクションかと思ったらほんとかよ！？って。それがね「スマホ仮面」のいいところですよね！
（会場からの質問「この作品は自主制作映画ですか？」）
この作品は自主制作映画になっています。「時空動画」さんという映像制作団体が中心になって、当時の面白い人たちを巻き込みまくって作った作品になっていますね。YouTubeやニコニコ動画でアップロードしていて、無料で見ることが出来るようになっています。
みんなでコメントとか共有してみるのが面白いのでぜひ見てみてね！
10年前のコメントとかも残っていたりするのかな？
すると思う！
当時の人の痕跡を拾いながら、今の痕跡を残せて行けたらなんかそれは11年越しのいろいろなやり取りができるのも面白いよね！
そうだね。
実は毎年12月11日が「いいにいさんの日」という記念日になっているんだけどいまだにファンが沢山いて、11年間歳を重ねてみてみてもまたいい良さがあるよね。
そろそろ1日目の今日は最後のトピックということでしろさん何かありますか？
う～ん、それじゃあ、最終回に向けて注目しておくべきことはあるかな？
しろさんが最初に言った通り、構成がしっかりしていて、最後に向けてぶわーっと物語が進んでいくんだけど、その中で兄貴と妹の関係はどうなるのか？悪の組織の正体は何なのか？というところを楽しみにしてみるといいと思います。
最終回に向けて楽しみだね♪♫
ARが引き続き出てくるんだけど、ARがあった方が良いのか、現実とは？現実の拡張とは？って部分も作品と関わってくるのでぜひ注目してみてください！！！！
■ 第2夜後のアフタートーク
「現実拡張スマホ仮面」の公開後に「現実拡張スマホ仮面SPECIAL アプリ大戦Gbps」という映画がクラウドファンディングされて無事達成して実際に制作されているのでぜひこちらも見てね！
どうでした？初見で全部見終わった感想は？
これまでの1～4話とはまた違った雰囲気に変わっていて、あっという間に終わってしまってびっくりしたのが正直な感想かな！
1～4話はコメディー展開なんですよね。妹と仲良くなりたい兄貴がスマホを使いこなそうとしていろいろいじって。その姿がネットに晒されたりするさんざんな展開なんですけど、後半から雰囲気が変わったよね。
正直1～4話だけを見るとちょっとお遊び感があるような雰囲気があるんだけど、後半を見ると前半で出てきたことがいろいろと繋がっていって、ここがこうなっていたんだっていう、ここまで積み上げてきたところが伏線回収されていってすごいなって思ったよ！
私がすごく好きなのが、スマホ仮面なのに一度スマホを捨てるっていうのがグッとくるところで。これ人生だなって思っていて、これってヒーローの挫折と再生の物語になっていると思っているんだよね。
一回スマホを置いて距離を置いて、でもそこに戻ってくるのが良いよね！
そうだね。ここにきている皆さんはメタバースで何か活動をしている人が多いと思うのだけど（イベント会場に来ている人に向けて）。
わたしもこの仮の体を借りて遊びに来てるんですけど、どこかで嫌になることって絶対あると思うんです。そこで挫折してメタバースやめようかなってことがあった時。でも、ふとスマホ仮面を思い出すわけですよ。
スマホ仮面も立ち上がってもう一度スマホを手に取って勇気を出してみんなのために戦ったよなって思い出して、結構スマホ仮面は私にとってバイブル的な存在なんですよ。
感動したポイントとかありますか？
なんだろ～ずっとスマホ仮面って愛されキャラだったよね！子供にも愛されているし、適役も敵なんだけど心のどこかでスマホ仮面のことが好きなんだよねって温かみがずっとあったような気がする！
それって、ダメなおじさんが頑張っているから応援したくなっちゃうやつですね？ｗ
私が好きなところは、最後のところで全力でスマホ仮面が「現実拡張スマホ仮面」って言ってポーズを取ってでもそこで裏で「藤沢君（ラスボス的な人）」を撮っていて、それもすべて含めて本気でやっているってところですかね。あれが分かった瞬間ぞわってしたでしょ？
なったなった！！！スマホ仮面やる～～ってなったよ！
最後の悪役のボスを殴るところがあったと思うんだけど、これも伏線だったの気が付きましたか？
えっ？！そうなの？！？！
4話の時に悪役のボスとスマホ仮面が通話で話をする場面があったと思うんですけど。
「お前がDEEP（敵の組織）首領か！いつか顔面ぶん殴ってやるから覚悟しろ」
っていう場面があるんですけど、
あ～～～言っていたような気がする！！！
こういった細かい伏線がちりばめられていて、構成も非常にちゃんとしていてるんですよ
あと、最後に変身料としての13万円課金しているっていうね。
そうそう、最初ちょっと触れてから全然触れられていなかった課金の話、実はずっと気になっていて、5話で適役がパケット料金で途中で止まっちゃうことがあったけど、スマホ仮面が毎回ずっと変身していてこれは大丈夫なのかなって思っていたら、最後にちゃんと課金額がかかっていて、伏線回収がちゃんとあってとっても面白かったね！
あれ、1話か2話で課金で大変になっちゃう人もいるみたいですよ～てお話の時に主人公は「俺がそんなことするわけあるか」って言っていたのに最後ちゃんとがっつり課金しているっていうｗ
あと話しておきたいこととしては、この作品は時代の先取り作品だと思うんですよ。今、メタバースとか拡張現実で遊ぶことが出来る世界が来ていると思っていて、この作品だとほんとにサングラスを着けるだけで現実の前に拡張現実がオーバーラップされる超技術なんですけど。
最近だと”Apple Vision Pro”っていう化け物が日本でも買えるようになって、あれはMRですけど、この作品はAR（拡張現実）って名前ですけど。現実により現実に何かを重ねて何かを楽しむことが出来るってところが、示唆的というか、10年前にここまで表現できるんだっていうのを思いますし、実際この世界が近くまで来ているんじゃないかって思いますね。
ちょっと気になって調べたんだけど、スマホが日本に来たのが2008～9年でこの映画が作られたの2012～3年に作られていて、日本にスマホが入ってきて1～2年の時にこの作品が作られていてほんとにすごいなって思って。
ほんと凄い事ですよね。当時こんな話を創造できるんだってすごいですよね。
うんうん。そんな時代にこんなにARって表現を作品に取り入れているのがすごいよね！
この作品には当時のSNSの感じ、TwitterやFacebookが出てきていて、2chなどの掲示板にみんなが張り付いたり凸したりしていた時代のインタネットと現実の話がごちゃまぜになっていますよね。
なんなら今よりももっと、ネットの世界とか拡張世界に対してみんなが希望を持っていた世界の空気感が当時のまま含まれているような感じがしますよね。
当時は私はまだまだネットとの関りが薄かったんだけど、当時の動画配信サービスとかいろいろなサービスの当時の感じを知ることが出来るのはこの作で、1つの歴史を知ることが出来るのが良いよね！
そうだね、歴史作品だよね
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これからメタバースはどうなっていくと思いますか？
すごく答えにくい話題を振ってきたね～ｗ
10年前はまだまだ、画面越しに何十時間他の人とつながる世界が来るなんて思っていなかったのに、それが今は実現して、じゃあこれからの10年がどうなっていくのかって考えていて
これからは、時間、場所、空間、人の間がもっとなくなっていくんじゃないかなって思うのが1つと、もう1つはデバイス的な進化かなって。
「スマホ仮面」ではスマホの時代にARデバイスを表現しているから、これからどうなるかな？
やっぱり脳にチップを入れ込んだりして現実に直接映像とかがオーバーラップされるようになるんじゃないですかね？
そうだね～！直接機械を触ったり操作することはなくなるんじゃないかなって思っていて、それが音声なのか別の何かなのかはわからないけど、今はVRゴーグルとかだとコントローラーを使って操作するわけだけど、これからは何かを触って操作することはこれからなくなっていくんじゃないかなって予想をたてておくっ！！！
そうだね、結構視線入力とかを研究されているところもあるので、手とか足とかで操作することはなくなるのかもしれないね！
おわりに
というわけで、前半1～4話と後半5～6話（最終話）の後に”蒼さん”と”ことはしろ”の2人で対談した内容をお送りしたよ！
作品のお話から時代を超えたいろいろなサービスやインタネットの世界での空気感、過去と今と未来の技術についても少し触れることが出来たかな！
今回蒼さんとお話をしていろいろな側面からこの作品を見ることが出来てとっても楽しいイベントだったよ！
今回のイベントを企画してくれたsunさんや蒼さんニッソちゃんほんとにありがとうございました♪♫
なにより、今回のイベント会場に足を運んでくれたたくさんの人達もありがとうございました！楽しんでもらえていたらとっても嬉しいですっ✨✨✨
それでは、またどこかでお会いしましょ～～～♪♫
引用元サイト
■ 公式サイト
■ 映画本編映像
「現実拡張 スマホ仮面」
「現実拡張スマホ仮面SPECIAL アプリ大戦Gbps」