見出し画像

【ドラマ火23時】リビングの松永さん 第四話 頼られることで信じられること

第4話で松永に対する気持ちを自覚し始めた美己。そんな気持ちに気づいた友人たちは、シェアハウスの男性メンバーと自分たちで合コンを企画しようと思い立つ。しかし、松永たちになかなか言い出せずにいるうちに話は思わぬ展開に。シェアハウスメンバーの凌を含む医大生3人と美己たち3人とで合コンをすることになってしまう。「合コン」という響きに心配が募る松永を健太郎は誘い出し……。

今回は互いを想う気持ちがぶつかり合い、松永と美己が喧嘩になってしまう。そこに隠された松永の想いがあった。「心配してもらったから、心配する」入居当初は、誰にも心を開かなかったという松永を健太郎たちは何度も何度も心配し、気にかけてきた。だからどんなに必要ないと言われても心配する。松永がどんな傷を抱え、それを健太郎たちがどう癒してきたのか。その気配が少しずつ明かされる。一方でその気持ちを知らない美己は、松永に子供扱いされることを嫌い、信用して欲しいと願う。

今回少しずつ見え始めた松永の抱えた傷と想い。心を閉ざし傷ついてきた松永にそっと寄り添い続けてきた健太郎との絆も見え、さらに物語は新たな展開を迎えようとしている。そんな中、気になったのは冷蔵庫に書かれた「二日酔い。味噌汁作って」という健太郎から松永に宛てられたメッセージ。ずっと松永を気にかけ支えてきたはずの健太郎からの甘えメッセージと味噌汁を絶対に作らない松永。互いに気を許し合っていることがわかる。人は、頼られて初めて信じられるのではないか、と思える。
松永はまだ美己を心配するばかりで頼らない。松永の過去の傷が明かされることで、少しずつ弱い部分が見え始め、美己に寄りかかることができれば、また2人に距離も縮まるのかもしれない。

心の距離が近づいたからこそ、ぶつかり合う2人。恋愛ものには欠かせない展開に視聴者もドキドキしながら見守ることとなった。2人のもどかしい関係性の中、新たに気になる名前も登場し、物語はこの先何段階も展開していくことが予想される。松永と美己が、今後どんなことに巡り合い、どんな風に互いの関係性を築いていくのか、注目の第4話となった。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?