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【ドラマ火23時】リビングの松永さん 第二話

リビングの松永さん第二話。無事にシェアハウス生活を始めた美己。歓迎会が開かれるなど、楽しい日々を送っている。しかし、美己の保護者代わりとなることを約束した松永は、責任感から厳しすぎる条件を提示する。門限は五時半、早寝早起きをするなど、その内容は健全と言えば健全だが、正直言って楽しくないものばかり。そうして始まったシェアハウス生活。美己は、初日から門限を破ってしまう。束縛が嫌になったのだと周りから言われ、心配になった松永は美己を探しにでかけるが……。

物語はまだ始まったばかりの第二話。シェアハウスでの生活が始まり、わくわくした日々を送る美己。そんな彼女に対し、少々過保護すぎるくらいの松永の保護者っぷりは少し笑えるほどだ。門限を守ることや規則正しい生活を心がけることは非常に大切なことだが、その熱量が少しばかり暑苦しい。それでも、きちんと守りシェアハウスでの生活を大切にする美己の姿は、高校生と聞いて浮かべるイメージよりずっと幼く、純粋で愛らしい。松永が大切に思うのも無理はないと思えてしまう。

シェアハウスのメンバーであり、彼らは友達でも家族でもない。それでも一緒に暮らすから困ったことも共有する。「いつでも言え」と大きく伝言ボードに記された文字からは、本気で力になりたいと考える松永の深い情が感じられる。家族ではないから言えること、友達じゃないから頼れること。そんな絶妙な距離感を大切にしながら、いつでも互いを思いあう。自分にもこんな仲間がいたらいいなと思えるほっこりとした生活が、ドラマを一層に温めている。

シェアハウスでの生活は始まったばかり。まだメンバーとのかかわりも少ない。それでも心配かけたり、助けてもらったりしながら、美己は少しずつシェアハウスのメンバーになっていく。松永が手掛けるデザインをどっちもダサいと言ったときには、視聴者も納得の正直さがあった。そうして互いに触れ合いながら、少しずつ変わっていく関係性にも注目したい。さらに、美己に出会うことで仕事に対する姿勢が変わりつつある松永の今後にも期待して、次回を楽しみに待ちたい。

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