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トランプ・ハリス討論会を、”討論会もどき”と敢えて表現した理由

私が今回のトランプ・ハリス討論会を、”討論会もどき”と敢えて表現したのは、次のような理由からです。

1)部外者が討論に参加していいのか

大統領候補の討論会は、立候補を表明している本人同士が討論するものなのですが、今回の場合、トランプ前大統領や多くのアメリカ人が指摘しているように、
トランプ vs  カマラ・ハリス+司会者2名
という 「1対3」の構図でした。

2)ファクトチェック

トランプさんの発言は全てファクトチェックがかけられました。
一方、カマラさんの発言には、ファクトチェックはかけられませんでした。
カマラさんは事実に基づかない発言も複数していますが、スルーされ、ファクトチェックを受けることはありませんでした。フェアな設営ではないですよね。

代表的な例で言いますと、
・ハイチから入ってきた不法移民が、住民のペットを盗んで食べている、というトランプさんの発言に対し、「そのような事実は確認できない」「FBIの発表によると凶悪犯罪は減っている」と、なぜか”司会者”が答えています。司会者が討論に割って入る、というよりカマラが答えるべきところを代わりに答えている、そのようなことは通常ありえないこと。

また、ついでに言いますと、ハイチから入ってきた不法移民がペットを食べる、という話はデマだと、司会者がいい、ロイター通信もそう報道していますが、現実に起こっていることで、警察沙汰にもなっています。
それをファクトチェックなるものをしない、というのは、公平性という観点からも問題でしょう。

・トランプさんが、過去にある組織の人々に対して侮蔑的な発言をした、とカマラ・ハリスが発言した部分ですが、その事実がないことは既に明らかになっているにもかかわらず、司会者(モデレーター)はファクトチェックにかけずに、スルーした。このスルーは、非常に大きいペナルティーだと思います。

3)配置

サムネに使った画像をみて違和感を感じたのは私だけではないと思います。
トランプさんが面接を受けているみたいなシチュエーションだと思いませんか?モデレーターが、質問をし、それにトランプさんが答えている、というようにしかみえません。これは、あくまで私の印象なのですが、カマラが前もって練習した台詞(発言)を女優のようににこやかに自信ありげに話す。トランプさんがそれに反応すると、モデレーターが答える、という構図ですね。配置からもうかがえると思います。

4)事前準備

カマラ・ハリスは、数日前からホテルに缶詰めになっていると報道がされていました。この討論会での彼女の発言は、事前に何をどのような順序で聞いてくるのか、詳細がカマラ陣営に流れていただろう、という見方が保守派の中では大勢を占めています。まるでカマラが俳優のように話している、と言っている人も大勢います。
まぁ、小泉進次郎の出馬記者会見の記者との質問がやらせだと言われているようなものですね。
根底には、カマラが出馬を表明してから今まで、インタビューを拒否していたというのがあります。先日どこぞのテレビ局が初めて20分ほどインタビューしましたが、その様子は惨憺たるもので、物笑いになっていました。彼女は、当意即妙に答えることができない人だということは、広く知られており、だからこそ、対策が必要だったのです。その結果が、モデレーターが保護者のようにカマラを補佐?するということだったのでしょう。

本人同士が、サシで、丁々発止 議論を戦わせるのが、討論会です。
まして、大統領候補2人による公開討論です。
自分だけで、1対1でやらなければ、討論ですらないでしょう。

以上のような理由で、”もどき” という表現にしました。

尚、ある一つの解説は、下記動画でご紹介しましたので、是非聴いてください

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わたなべさちこ@ことふみ郡山
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