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【#WJ36・37】週刊少年ジャンプ2024年36・37合併特大号感想【寿司いくら】

アンケ1:ヒロアカ 2:極ネク 3:超条先輩


ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!
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【#wj3637】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ36・37合併特大号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【ヒロアカ最終回!ありがとう……!!】

【#wj36・37 】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ36・37合併特大号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【虎杖、宿儺の街ブラ珍道中!】


◇表紙

今回の集合表紙はブレイクダンス!
テーマがテーマなのでみんな躍動感があっていいね。
体の向きもそれぞれバラバラなので配置考える人大変だっただろうな〜。
腹チラしてるキャラがそこそこいるんだけど、さすがに時行が一番えっちだな……
アンデラはアンディ一人でも風子の帽子被ってて濃厚なアン風の気配を漂わせてきよる……平常運転だな!!
てか学郎のTシャツそれ何!??

とじこみ付録
巻頭カラーの直前に切手風シールの付録がついてるんですが、メンバーのチョイスが変すぎるのでぜひ見てほしい。
一応マスコットキャラのくくりで集められてるはずなのになんで呪術からは魔虚羅なんだよ!??
あと逃げ若のうんこも!!

●SAKAMOTO DAYS 177話

巻頭カラー
驚愕南雲からの扉絵。
みんなでプール掃除するイラスト。夏だね~!
平助と周が絡んでるけど君らそんな仲良しだったっけ?
シンがヒロアカ読んで号泣してるの、良い完結祝いだね。
でもプールに紙の漫画持ち込んで読むのはどうなん!?サボってるからルーもキレてるし。
本編
復活のキンダカ。
8年で変わってなさすぎる南雲わろた。確かにそうよな。
起きて早々11億5200万借金あるキンダカ、仕方ないにしても可哀想すぎる。
強くなるため走り込みしてる坂本たちの元に早速リハビリがてら狩りに来たキンダカが出現。
有無を言わさず戦闘開始……!テンポ良くていいねえ。
キンダカ、8年寝たきりだったはずなのに普通にめちゃくちゃ強い。シンと平助じゃ相手にならず坂本さんでようやくやりあえるレベルっていう。
弱体化自体は相当してるはずなのにこの強さは格高いなー。
登場シーンといい電車の上でのバトルといい疾走感あって良かった。
最後には坂本があの坂本だと気づき戦闘終了。
先週の時点で師匠枠?って言ってたけど本当に師匠になりそうね。坂本の師匠やるのに納得のキャラなんてそうそういないけどキンダカなら納得いくな。

●僕とロボコ 196話

SF編後編。
冒頭はvs門番ケルベーロ。
これなにげに顔ラピュタのロボット兵じゃん!
門番瞬殺したり五条悟状態から即復帰したりとギャグ漫画補正で異世界で無双みたいな感じで、テンポと小気味よさが両立されてて良い。
中盤には溶鉱炉のくだり。
「僕が行くよ」
「僕が行くよ」
「私が行くべきでしょ?」
「ロボコが行きます」
(中略)「お願いできるか?」
ジェネリックダチョウ倶楽部笑った。
こういうコテコテの笑い好き。
……と思ってたら「ギャグの世界では「上げて」は「上げるな」だと聞いたことがある…」ってやっぱダチョウ倶楽部じゃねぇか!!
溶鉱炉もつまりはこれ実質熱湯風呂ってことか!
「上げて!!これはマジのやつ!!」
「下げろーー!!」
「クソがー!!」
ここテンポ良すぎてめっちゃ好き。
ターミネーターパロのサムズアップも当然通じんし。これはロボコも悪いよ。
そうしていよいよSFロボコの元に辿り着いた……と思ったらお前がダラダラしとんのかい!!
でもケンシロウ顔でもロボコはロボコなんだなという気がしてちょっと微笑ましく思えるかも。
SFボンドも反省してめでたしめでたし。
そういえばSFガチゴリラ下半身キャタピラって前言ってたな……

●ONE PIECE 1122話

扉絵
粋すぎるだろ!!!

ヒロアカ最終回を記念して、かつて堀越先生がワンピの読者投稿コーナーに送ったスモーカーのイラストを尾田先生自身がリメイク。こんな送り出し方……粋すぎるだろ!!!!!
23UGKって何だろうって思ったら23巻のウソップギャラリー海賊団ってことか。
ハッキリとではなくさりげなく伝えてるのが粋だよなあ。
尾田っちと堀越先生なんて実質オールマイトとデクみたいなもんなんでもうエモすぎてこの扉絵だけで余裕で泣けるわ。
本編
ベガパンクの放送を受けて世界の反応。
なんでインペルダウンの連中も聞けてんの?って思ってたけど勝手に電伝虫が鳴ってたのか。
コビーの決意表明いいねえ。
「ルフィさん…僕は… あなたの夢を阻止しなくちゃ!!!」
バギーもいつも通りカリスマしてて笑顔になってしまう。
で、場面はエッグヘッドへ。
エメトが吹っ飛び五老星が押し寄せ絶体絶命の一味。
泣いてるナミさんかわいい。
ここで改めてエメトとルフィの会話。
エメトもルフィが自分の知ってるジョイボーイではないことは分かってた様子。それでも力になってくれるんだね。
土壇場で発揮されしエメトの"奥の手"……
それはとんでもなく強い覇王色の覇気……!!
海軍は大勢気絶するし五老星も強制送還されるし本当にとんでもないな。
てかマーズ聖は一足お先に帰ってたんかい。
イム様悲鳴あげてたのはなんでだろう。五老星を召喚してるのはイム様の能力で、強制送還されたことで何らかのフィードバックがあった?
こうしてサニー号は無事着水。巨人たちも含め無事に出航と。
長かったエッグヘッド編もこれで終わりか。
そして最後にはエメトの回想。
「覇気を結んで閉じ込める」なんてことが出来るのか……!?なんだその技術……!
てかこれがジョイボーイか。
やはりというべきか、どうやらむっちゃくちゃに強かったらしいということも分かった。
エメト、かなりかわいげのあるやつだったのでここで沈黙するのなんか切ないな………

●逃げ上手の若君 167話

顕家最後の一撃は……せつない……
鎧で防がれたように見えるけど「ピリッ」ってなってるし神力は貫通してじわじわ尊氏に影響及ぼしてそう。
時行を逃がそうとする南部殿。
「普通にしゃべれるの南部殿!?」
いやほんとそれ。
まともに喋り出したらセリフ全部かっこよくて笑う。
顕家から時行への最後の言葉。
「余も若の生き方に敬意を覚える」
「最後に会心の逃げを見せてみよ」
そこからしんみりする間もなく煽ってくる尊氏。天然かと思ったけど「よし そうだ」を見るに意図して煽ったみたいね。
激昂して尊氏に立ち向かうもまるで相手にならない時行。
ボロボロに泣き崩れみっともなく逃げ回って……
「大わらわ」のくだりの汁という汁が出てる時行……えっちですね……
ここまではそんなにグズグズな逃げっぷり、らしくないじゃんどうした……!?と思っていたけど最後のナレーションと「鬼さーんこーちら」……
これ、怒りも涙も錯乱も全部「フリ」か……!?
それらも全部「逃げ」に活かすつもりなのか。
それってまるで斯波家長のような……
そうだよな、「会心の逃げを見せてみよ」って言われたもんな……
今週顕家の最後の言葉が尊氏時行の印象に上書きされてあっさりめだったように思えたけど、きっと「会心の逃げ」を見届けてから顕家の本当の最期が描かれるんだろうな。

●あかね噺 121話

志ぐま師匠と学問さんから。
独演会の前座、兄弟子みんな通った道だったんだ。
師匠のファンに顔見せする意味もあるんだろうなー。
で、テンポ早く早速あかねの高座。
演じる噺は『初天神』。
子供がガッツリ出る噺ということで女性が演じるのにも向いている噺だね。
ワガママな子供の「金坊」を、小さい頃のあかねを重ねるのいいねえ。
同時に師匠の実力の一旦と存在の大きさを描いてくるの上手い。
アメ食べて「ん~~っ!!」のところとか分かりやすく師匠の演技取り入れてるよね。
「どこに落ちてった?」「どこって お腹に」「お前食っちまったんじゃねぇか!!」
ここは普通に笑った。元の落語がそもそもおもろい。
「ボタン一つ掛け違えていたら 使命感や復讐心だけで落語を演ってたかもしれない」
言われてみれば確かになー。そもそもの動機は「一生におっ父の落語は凄かったと認めさせる」だから復讐じみてはいるんだよ。
そこを闇落ちさせずに導いた志ぐま師匠の功績って改めて考えてみるとめっちゃすごいかも。
というかそれをあかねが自覚してるのもすごい。
「落語を楽しむ」ことがそのまま師匠に教わったことの実践で、志ぐま門下生らしさの発露でもあって、師匠への恩返しにもなる……これしかないって感じで綺麗な脚本だ。

○僕のヒーローアカデミア 最終話(430話)

センターカラー
A組のみんな+オールマイト!
どことなくセピアな色調でちょっと泣けてくる。
でも一人残らず全員笑顔。本当に全員。
最後の最後まで良いカラーイラストだなあ全く……ッ!

本編
いきなり少し未来の雄英から。
「人は生まれながらに平等じゃない」
「これが齢○歳にして知った 社会の現実。」
1話冒頭と同じ文章を使ってるけど、間にある他者との交わりに関する話はこの物語の集大成という感じがある。
デクは雄英教師になっている様子。
まあOFA失っちゃあさすがにプロヒーローにはなれないか。
洸汰が雄英生になってるの良い……デクに救われた件が彼のオリジンになって"ヒーローへの憧れ"がまた継承されている……
って隣にいるの、前回おばあちゃんに救われてたNEXT死柄木みたいだった子じゃない!??君もヒーロー志してるのか……!これだけでまた泣ける。
あと死柄木が雄英入ってヒーロー目指してた世界線とかもちょっと想像しちゃった。
デクの雄英での3年間の学生生活をダイジェストで。ここ好きポイント多すぎるので箇条書き。
・よぼよぼグラントリノ
・Mt.レディのコマの「JUMP SAIKO」
・白雲の墓参り
・映画1作目ゲストキャラメリッサの後ろ姿
・ちゃんとスピナーが本出してる
・のを手に取って笑ってるのはコンプレスか。最初知らんキャラが銃構えてると思ってゴメン
・卒業式はかっちゃんと物間で爆破(かっちゃん一人でやれただろうに物間と一緒にやってるってのが色々想像できて良いよね)
場面は移り8年後。
1話のデク達と同じように進路希望調査で夢を語る中学生たち。
1話と違うのはヒーロー科一択じゃなくなってるところ。職業ヒーローじゃなくても夢を与え憧れを紡いでいくことができると描かれるの、テーマ性の描写が抜かりない。
てか大人発目さんムッチムチすぎるな。これで風呂入ってないんでしょ?嗅ぎたい。
そしてほとんどの読者は発目さんに目を奪われて絢爛崎先輩が(多分)出資者になってるのに気づかない。
ジェントルとラブラバもバリバリやってるようで……って結婚指輪しとる!!?めでてっ!!!
そこからはデクとどこか重なる少年、ダイにフォーカス。向いてないって言われて悩むのはデクと同じだけど、悩み方はデクと違っててちょっと世代を感じる。
「みんな変わっちゃった」のコマとその1つ上のコマは堀越先生の過去作から登場してたキャラたちの広告がいっぱい出てるね。逢魔ヶ刻動物園のみなさん+戦星のバルジのアストロ。
また場面は移り元A組のみんなの現在。
障子くんはいわゆる"異形型"差別問題に尽力してる様子。スピナー達との約束果たしてるね。そもそも"異形型"ってワードが使われず"形質差別"って単語になってるあたり人々の認識が変わってきてる感がある。
普段は口田くん凡戸くんと一緒に活動してるんかね。
お茶子・飯田くん・梅雨ちゃん・ヤオモモはチームで活動。みんな大人になってて素敵。飯田くんハーレムじゃん……
「"個性"カウンセリング拡張計画」……トガちゃんのような悲しい子を生まないように頑張ってるんだね……
ここで挟まるエリちゃん。音楽やってる……!文化祭とかのエピソードめちゃくちゃ響いてるじゃん……!!この1コマだけでまた泣いちゃう。
かっちゃん・轟くんを皮切りに他のヒーロー達の話も。今トップヒーローミリオなんだ……!なんかうれしい。物間はともかく骨抜くんがそこに並ぶのは意外。
デクと相澤先生のやや微笑ましいやりとりの後はさらに他のみんなも。デクの虚無顔笑う。
139P1コマ目、上鳴の事務所はイナズマでわかりやすいけどその左って音楽っぽいし耳郎ちゃんの事務所!?隣に構えてんの!??
左のコマではA組の銅像建ってる。それ大きく見せてくれ。
常闇くんは香水で葉隠ちゃんは化粧品のCM?
透明感どころじゃないだろ葉隠ちゃんは。
切島くんも思い描いてた通りのヒーローになれているようで何より。
ふらっとオールマイト像のもとを訪れるデク。こけそうな子供を助けたところ……同じように助けようとしていたのが先ほどの中学生、ダイ。
ここからはもう完全に1話のオールマイトとデクの話の再話。
「僕もあなたたちのようなヒーローになれますか」
「大丈夫 だって君はさっき手を差し伸べようとしたじゃないか」
「君はヒーローになれるよ」
かつて憧れの人に言ってもらえて一番嬉しかった言葉、夢を叶える一歩目となった言葉を今度はデクが次の世代に継いでいくの完璧すぎる。
しかもここでオールマイト像の周りにさらに像が増え、「みんながヒーロー」の世の中になったことが明らかになるのもすごい。ここまで巧みにオールマイト像の背後が隠されていたためにいつも通りのオールマイト像を想像してたらこんな仕掛けがあったとは。
「頑張れ少年!」
わざわざ「少年」って言い回し選んでるの、完全に意識してオールマイトと同じことしてるじゃん……!
今でもデクにとって夢をくれるヒーローといえばオールマイトなの感じられて良いよね。そしてデクがオールマイトの立ち位置で夢を与える側になったのがまた最高に良い……
というところで綺麗に『僕のヒーローアカデミア』完……
と思いきや!!
「完」を握りつぶしながら現れるはオールマイト!
持ってきたサプライズプレゼント……それは最終決戦でオールマイトが使ってたパワードスーツ……!!
AFOと渡り合えるほどの性能を誇るスーツなんだからヒーロー活動だって当然出来る!
「デクはOFA失ったから最後はヒーローじゃなくなっておしまい」じゃ満足できねえよなあ!??
そ、その通りです堀越先生……!!
ありがとうございます……
そもそもこのスーツも海外の友(メリッサ)と発目さん、爆豪中心としたA組がデクにヒーローに復帰してほしくてデクに内緒でこっそり進めてた計画だったってわけよね。デク自身自分を納得させて教師としての人生を歩み始めてたことを考えると「余計なお世話」ってやつだ。ヒーローの本質……ッ
で、皆がそうしたのもこれまでのデクの想いと実績を知ってるからであって……まさしく「君自身が勝ち取った力」なんだよな。
1話で「"個性"がなくてもヒーローは出来ますか!?」って尋ねて「君はヒーローになれる」って言われてたけど、まさか最終話にして本当の意味で"個性"がなくてもヒーローになってしまうとは……
しかも今のデクなら「"個性"持ってるやつがそのスーツ着たらもっと強いじゃん」って風にも全然思わないもんな読者も。デクならこのスーツを誰よりも使いこなせるようになるだろうし、あらゆる意味でこのスーツに最も相応しいのは紛れもなくデクだ。
てかこれ「完」のその後まで到達してるから「さらに向こうへ」ってこと……!?最高すぎ……
そして最後はかっちゃんに手を差し伸べられて、デクも再びヒーローへ……!
死柄木にも見守られながら、成長したみんなと一緒に大きく飛び出して〆!!
最後のページで「最終話」じゃなくて「430話」とナンバリングの方を出してくるのも、これからも彼らは手を差し伸べ続けるんだなあって感じがしてめっちゃ良かった。
突き抜ける快晴のような爽やかで希望に満ちた最終回でした。最高。
成長したみんなにも言及したいけど文字でそれやるととんでもないことになる(すでに文字数はヤバい)のでそこは配信で言うことにしようかな。
一つだけ言うとしたらお茶子ムッチムチすぎるということ。お姉さんになっちゃって……
あとよく見たらデクのマスクだったであろうパーツが首元にあるね。匂わせ……!?

作品全体の振り返り
430話、10年に及ぶ連載がついに終了。
本当に終わるんだ……という感じでいまだに実感が全然湧かんのよ。次号のジャンプからはずっとヒロアカ無いんだ……
わたしはジャンプ読み始めて20年と少し経つので、比率で言っちゃうと半分弱なんだけどそれでもヒロアカと過ごした時間や作品への思い入れもかなりあるので素直に寂しい。逢魔ヶ刻動物園どころか堀越先生が読切描きまくってた時代から見てたしな……(古参アピ)。
ジャンプ感想配信を始めて以来最も大きな看板の完結という面でもかなり感慨深いものがある。
でも不完全燃焼感やコレジャナイ感を感じずに最終回を読み終えられたのはすごく幸せなことだなあと。
第1話を読んだ時の感想も今でもハッキリと覚えていて、
「逢魔ヶ時動物園とか戦星のバルジの人じゃん」
「なんか前こういう読切描いてたよね」
「うお設定キャッチー…売れそう~」
(1話読み終えて)「売れるわこれ(確信)」
って感じ。
第1話がクソ強いジャンプ作品を挙げろって言われれば今でも間違いなくヒロアカは挙げるくらい鮮烈だったなあ。ちなみに1話で確信歩きした作品、他で言うとNARUTOとか暗殺教室とかかな。
個人的にこの作品で特に好きだったのはデクが自分なりのOFAの使い方をどんどん工夫して身に着けていくところ。
最初デコピンから始まって、フルカウル、シュートスタイルときてエアフォースでまたデコピンに戻ってくる流れ好きすぎる。
あとはやっぱり「継承」というテーマにとにかく真摯だったところかなあ。
ヒーローって憧れがどんどん引き継がれていく存在だよねという話から、OFAという具体的に継承されていくものの話、ヴィランにも引き継がれるものはあるという話、そしてプロヒーローでなくとも戦闘能力がなくとも意志を受け継いでいくことはできるという話に着地して、それが希望に満ちたエンディングにそのまま繋がっていたのが構造としてめちゃくちゃ綺麗だった。
それと堀越先生の物語を畳む力の高さには舌を巻いたな~!
最終決戦の段階で、スピナー(異形型差別問題)、トガちゃん(イリーガルな嗜好を持って生まれたらどうするの問題)、荼毘(家庭間での取り返しのつかない過ち)らへんはどう決着つけてもモヤっとする形にしかならないだろと思っていたらぜ~~んぶ綺麗に着地した。
特にスピナートガちゃんはマジで無理だと思ってたから正直ビビったよね。絵の力ってのもあるかもしれないけど、漫画で説得力を出すのがとにかく上手かった。漫画力おばけ。
絵も設定もキャラもストーリーもとにかく魅力的で、少年漫画に必要な要素を全て備えていた傑作でした。特に絵。堀越耕平より絵うまい作家挙げろって言われたらもう絵柄の好みの問題でしか話せなくなるレベルだと思う。巻頭カラー扉絵とかマジで毎回圧巻だったからね。
TVアニメ、映画、カードゲームと個人的に原作の漫画以外でもたくさんの思い出を貰った作品なので本っっっ当に寂しいんだけど、綺麗に走りきってくれたおかげか不思議と爽やかな気分でもあるんだよな。
ああでも1週間とか2週間とか経ったらじわじわ実感出てきて泣いちゃいそうだ。
まだまだ語れることは実質無限にあるけれどキリがないのでこの辺で。
一番言いたいのは、堀越先生とデクたちと、ヒロアカに関わったすべての人にありがとうということですね。もう本当にただひたすらに感謝だ……
二番目に言いたいのは堀越先生コミケ参戦待ってますということですね。
こっちもどうかよろしくお願いします。なにとぞ………!!!

〇アオのハコ 160話

千夏先輩、キャストオフ!!
「可愛い?」
いや可愛すぎるだろ……
逃げずにちゃんとかわいいって言えた大喜えらい。
満足してすぐTシャツ着るの笑った。
そ、そんな……!って気持ちが大喜と読者で一致した瞬間だ。
でも実はその後2人で海に浮いてる時におっぱいだけ浮かびっぱなしなの水着よりえっちという説ありませんか???
それはともかく、月夜に海で二人浮かんでるシチュエーション雰囲気あっていいな。
願い事いろいろ言うくだり。
大盛グルメとかバスケとかで読者の脳を一瞬恋愛から離れさせてからの……
「大喜くんとキスしたいな」「とか」
はボディに突き刺さる一撃……!!
千夏先輩、強ェ………!!
でもそこから誕生日プレゼント(ミサンガを踏まえていてセンス◎)(千夏先輩本当に嬉しそうでかわいい)からのチークキスは大喜やるじゃん!!!ってなった。ここで日和らずに勇気出せるのマジで偉い。自分も真っ赤になりながらもね。
何より千夏先輩の本気赤面を引き出したのが偉すぎ。
千夏先輩、自分から誘いかけるようなセリフ言っておいて反撃されたら爆照れなの可愛すぎんか???


○呪術廻戦 265話

虎杖、領域展開!!
……と思いきやまさかの虎杖・宿儺の街ブラ開始。
岩手県は北上駅周辺から辺りを見て回っている様子。
虎杖が宿儺に何気ない話をしまくってるし、宿儺もまあまあそれに応えてくれるしで常に若干の違和感があるんだけど、話のリアルさとテンポの良さでなんだかずっと聞いてられる感じがある。
スライム流れていったの芥見先生の実話だろこれ。
花の名前を訂正してきたり、一緒にザリガニ釣りしたり……あれ、なんか楽しそうじゃない……?
釣ったザリガニで競ってメンチ切りあってんの普通に仲良しみたいじゃん。
ソフトクリームのくだりの「その頃から脳ミソがなかったのか」、返しとしてキレがあまりにもありすぎて好き。めっちゃ笑っちゃった。シンプルイズベスト。
さらにアーチェリー、サンタの話ときていよいよ本題。
虎杖の価値観の話。
物語の最初からずっと考えてきていた「正しい死」。
自分を歯車だと言っていた虎杖然り、全員で呪術師だと言った東堂然り、この作品ではこれまで自分の役割を全うすることが是とされてきていたけど、そんなことしなくたって人には価値があるという境地にたどり着いた虎杖。
「思い出よりも小さな記憶の欠片」というのは「人の思い」と言い換えてもいいのではないかと思っていて、ただ人が生きて何かを思うだけであまねく全てに思いが宿るし、その思いを受け取ったり受け取らなかったりしながら生きていくことで何かが生まれるかもしれない……みたいな話なのかと思った。
だから人は生きて記憶の欠片を漂わせるだけで価値がある、と。
「自分の人生が誰とも繋がらなかったとしても」というのが肝な気がしていて、仮に孤独に生きて死んだとしてもその跡を後から見た人が何かを受け取るかもしれないし、意図したしてないに思いは何かしらの形で伝わるかもしれないよねっていう。
……これもなんというかシンエヴァみたいな話だな……相補性のうねりの話?(わたしが勝手に結びつけてるだけかもしれないけど)
今まで虎杖が真人や宿儺に激しく憤っていたのは、そうした人の営みを踏みにじるような挙動だったからなのかな、と。
ただ今の虎杖からすると、自分の中の基準での嫌いや許せなさを超えて、自分が絶対に正しいとも言えないということに気付いたって話なんだよね。
だからあの宿儺にでさえ本当に殺すしかないのか、分かりあえる余地はないのかをきっちり確認するための街ブラだったんたろうなと。
そうしないと虎杖も一方的に命を踏み躙った真人・宿儺たちと同じになってしまうから。
虎杖、すごいところまで辿り着いてるな。
しかし宿儺は──やはりと言うべきか──虎杖と見て回った風景にも何も感じず。
「何かを思うだけで価値がある」とする虎杖と、「何も思わなかった」という宿儺でとことん断絶している。
理解できないんじゃなくて理解した上で何も感じないんだから本当に相容れないんだな。
で、なぜ虎杖がそこまでして宿儺に理解してもらおうとしていたかと言うと──
「そうだ宿儺 俺はオマエを殺せる」
「伏黒を解放しろ もう一度俺の中に戻るなら殺さないでやる」
最終通告だったんだな……。
ここで分かりあえるなら必ずしも殺す必要はなし、逆に分かりあえないのなら"殺すしかなくなる"。
これを受けて宿儺さんバチギレしてるけど、多分もうこの状況になった時点で宿儺は詰んでるような気がしてならないよね。
皆殺しとか言ってるのが初登場時のケヒャヒャで小物っぽい感じの宿儺に近い雰囲気があって、ああ…もう宿儺も死ぬんだな、と自然に思えた気がした。

○カグラバチ 44話

京羅の死と同時に楽座市会場が崩壊……!
避難する者と引き続き妖刀を狙う者が入り乱れ混沌としている中、柴さんの手によってチヒロとハクリも無事離脱──と思いきやチヒロは居残り……!
なるほど多福さんの結界か。何気にめちゃくちゃ便利よなこの結界。
「……悪いな」
の緋雪さんの悲しげな表情よ。
楽座市編を通してチヒロの想いを感じた……けれど自分も全うしなければならない役割があって引くわけにはいかないからこその本気の申し訳なさが感じられる。
その後は時間が飛んで、多福さんたちと共に帰ってくるチヒロ。
緋雪さん真打を持ってっちゃうけど……!?となる柴さんと、(大丈夫やで)とアイコンタクトするチヒロ。
その後は「これから」の話。
濤の生き残り2人はこれから残された漣家の面倒を見ていくことになるのかな。何も死ぬこたあねえもんな。
ハクリは覚悟の上とはいえずっと道しるべだった実父を手にかけたのは流石に堪えるようで。
まあそりゃそうだよなただでさえめちゃくちゃ優しい子なんだから。
でもここでMr.イナズマとお姉ちゃん……ハクリのお陰で助かった人たちの姿で前を向き直せるのはなんだか今回の戦いとハクリの人生が報われた感じで良かったな……
これからも誰かに希望を与えるためにチヒロと一緒に戦うらしい。ハクリ正式にメインパーティ入り嬉しいね……あとそもそもハクリ生存で楽座市編終えられたのが嬉しい。
こうして……作中の歴史的にも、読者のリアル時間的にも長かった楽座市、無事に……
閉  幕
クソデカ筆文字も、会場が完膚なきまでにブッ潰れてるのも気持ちがいい。
双城編ラストの爆発もそうだけど、章の終わりにデッケェ破壊があると気分がスッキリするよね。
ちなみに海外版だと翻訳のせいでクソデカ筆文字がち~ちゃい現地のフォントに変更されてるようで、明らかに日本語版がダントツカッコよかった。
そんななるくらいならもう漢字に現地語での翻訳フリガナでよくない?
最後には時を遡りチヒロと緋雪の取引。
真打を毘灼に使わせたくないけどチヒロが持っててもどうにもならない……かといって神奈備に全任はしたくない。
淵天を神奈備に渡したくないチヒロと淵天を管理したい神奈備。
相反するかのように思える両者の思惑を全て叶える一手……チヒロの神無備入り………!!
思わず膝を打ったな~。
利害はまあまあ一致してるし言われてみれば簡単な話なのになぜかこの展開は予想できなかった……!
新章もしっかり面白くなりそうで喜ばしい限りだ。

○ひまてん! 5話

バイト中の叶さんに遭遇!
照れ照れの叶さんかわいい。
「クラス同じになれたから…」
「だから新学期楽しいよね!!」
なんかもうすでに好感度MAXじゃん!
Youたち付き合っちゃいなよ……
とそこに襲来するひまり!
叶さんの目の前で合流してヤッベ!!となるもののいい感じに乗り切った。叶さんも特に疑ってなさそうでほんとに乗り切れてそうやね。
その後は帰路。
風が吹けばパンツが見える!ギリ!
最近こういう本当にギリギリのパンチラ少なくなったよね。ちゃんとこういうのやってくれるのはすごく良いと思う。
ただこう……その後の「手を握って走って「ドラマじゃん」」とか「その場でパッと手を取ってシミ消しして「しごできじゃん…」キュン…」とか……多分この辺が今週の見どころと想定されている箇所だと思うんだけどものの見事に凪。何も心が動かんな……
言っていることは理解できる その上で何の感情も湧かない……
読んでてドキドキキュンキュンするようなシチュエーション作りがあんま得意じゃないのでは……?(それってラブコメにおいて致命的なのでは?)

●ウィッチウォッチ 166話

後輩組の話。
フランとラブカは今でも犬猿の仲のようで直接口もきかないツンツンぶり。間に挟まれるミハル気の毒やな。
百合に挟まる男を可哀想って思うパターンあるんだ(爆速百合認定)。
フランとラブカが2人で作っているのは学級新聞。
高校生にもなってそんなことする?というのはさておき。
フランが担当しているのは4コマ漫画エリア。
画力も無いけど中身もシンプルにおもんねえ……!
漫画ほとんど読んだことない人が勘で描いた漫画って感じだ。
「うーーん何だろなあ 微笑ましいんだけど不快なんだよなあ」急にアクセル全開で笑った。不快て。
で、今回はこれをいい感じに調理して食える形にしようって話ね。
ミハルの添削でちょいちょいマシになっていって……
「完成ぇ──」
とここで待ったをかけるラブカ!
まだまだガバガバな4コマ漫画にズバズバツッコミ入れてくれて気持ちいいね。
でもジョシュと博士の関係性を異様に深く解釈してるの笑った。作者の人そこまで考えてないと思うよ。
てかラブカ、絵うま……!!
明らかにレベルが違い過ぎる。
ただ、絵が良くなっても内容が内容だからな……
となっていたところにヘソを曲げたフランによるフキダシの変更の禁止。そうなると残された手は……
結局ミハルの機転によりコマをバラバラに配置しなおすことで一件落着。
……ってなってるけどどういうことこれ?配置しなおした後の4コマ漫画、全然意味が分からんかった。
(爆発しちゃったけど機能には異常が無かったから過去に飛んだらタイムマシンが完全復活したみたいなこと?)
しかも多分「もともと違う順番だったコマを並び替えて出来た漫画」というバックボーン込みでの面白さだからこれ単体ではそこまでよな。少なくともクラスで爆笑取れるタイプの面白さじゃなくない?
なんか最後で色々モヤっとしてしまった回でした。

●読切 こちら葛飾区亀有公園前派出所

夏の風物詩らしいこち亀読切。
今年はオリンピックイヤーなので日暮回!……と思いきや起きず。今もう年1ペースでの掲載だから4回に1回日暮になっちゃうもんな。これで良い気もする。
その後は派出所でこち亀記念館の話。
なんか微妙によくわからんけど葛飾区が区のプロジェクトとして作ってるってこと?
記念館の宣伝の後は部長の話に。
なんかすごい無理矢理話題転換したな。
記念館から「わしの事より部長の方が大変だぞ」で無人レジに持ってくの力技すぎる。
そこからスマホ→文通→女子サークルとの旅行 はすごい遠くから寄せたな〜〜って感じ。
こんな女子グループに中年のおじさん1人混ざるのマジ!?ってなったけど本人たちが良いなら良い……のか……?
大原部長、過去の話だと普通に若い女子への性欲めちゃくちゃあるらしいけど、まあ今回の部長は「ない部長」だったってことで。
こち亀のキャラ描写の一貫性なんて気にしたってしゃーないからね。
両さんがモタついてる間にしっかり自分でヤカラを撃退する部長は悪くなかった気がする。
こち亀特有の虚無モブもたくさん見れたし、かなりこち亀味を味わえた回ではあったかな。

●悪祓士のキヨシくん 7話

最高位悪祓士(パラディンクロス)の説明から。
「魔王を単騎で祓う力を持つ」──思ってたより強かった。魔王つってもピンキリみたいだけどね。
で、キヨシくんと最高位悪祓士の聖剣さんとの会話。聖剣さんはとことん聞く耳持たないねえ。
まあでもこの世界ではキヨシくんのが異端なんだろうな。
棺さんはすごい近い距離感で話しかけてくるじゃん……って思ったら2話でライバル宣言してたのが棺さんか。普通に忘れてたわ。
中盤は再びジャック=ジョーvs聖剣さん。
聖剣さんの断魔大剣(バルムンク)、思わず真似したくなる良い指の形だねえ。領域展開とかみたいに、こういう真似できる必殺技出してくるの個人的にポイント高い。
ネハンくんがジャック=ジョーを止めに入って、実際動きが止まった……ものの、聖剣さんは茶番と断じネハンくんごと斬る気まんまん。
そこに割って入って守るキヨシくん!
「なぜ悪祓術を使わない」
言われてみれば確かに聖剣さんとの戦いでは何の術も使ってないな。
「全部守る為」
その全部には聖剣さんも入ってるってことか。
主人公らしい信念だけどこんなやつぶっ飛ばしてくれやぁ!という気持ちもあるな。
てか次回に続くのか。
今週でテンポよく決着まで行ってほしかったけどなー。

●アンデッドアンラック 217話

冒頭は回想。
ショーンはこういう「みんな何となく思ってたけど聞けなかったこと」を聞けるキャラなのが良い立ち位置よね。
ページをめくると前回ラスト同様クソデカフォントまみれで不可触を抑え込む面々。
ここでタチアナに説明する風子。
服が破れたり体が浮いたりするって説明だけでも全然パニックだと思うんだけど、会場が埋まってみんな潰れるはヤバいよなあ〜。そこまでは言わなくても良かったんじゃない……!?
とここでショーンに離れさせる風子。
正直最後まで見ても「いやショーンいてよかったんじゃない……!?」とはなるんだけど、ここはあえて身一つで逃げも隠れもせずタチアナと向き合いたかったってことなのかな。
そのせいで鼻がバキボキになる風子。
覚悟とタチアナへの想いが伺えるシーンなんだけど、「ここアンディだったらちんちんから削れていってたのかな」とか思って勝手にちょっと笑えてきてしまった。よくない。
冒頭でショーンが聞いてた「リメンバー使わないの?」については「でもこの舞台は今のタチアナちゃんが掴んだ努力の証 アナタのままで夢を叶えてほしかった」「それが親友として私ができる私なりの恩返し」ということらしい。
これを極力遮るもののない中で直接伝えたかったってことなんだろうね。
風子の想いを感じたタチアナは精神が安定、伴ってUTエリアも落ち着いたのでこの隙にスフィアで拘束。とりあえず一安心!
で、そこから風子「私を信じてポーズを!!服は大丈夫!!」と。な〜にを言ってだ?と思ったものの……
スモークが晴れた瞬間そこにはランウェイを華麗に歩くタチアナが!!なんで!?
と思ったらなるほどホログラム!
全身包み込むスフィアならなんとなくできそうな気がするし、前ループの記憶も引き継いでるニコなら全然できそうな気がする。
もちろん根本的な解決にはなってないんだけど、前ループに比べると明らかにちょっと人生明るくなるだろうことを考えるとなんかイイな。
いつの間にか前歯なくなってる風子(スフィア付いた時?)見て愕然としてるジーナで笑う。次回からは差し歯になるのか?
最後は出番を終えタチアナが楽屋へ戻る廊下。
見えなくしてるだけで球状の当たり判定はやはりある。
これからのことを思い涙が溢れそうになるタチアナのもとに……
駆け寄って労う風子・ビリー・チカラ!
チカラの「是非!ぜひ受け取ってください!!」はなんか必死すぎて怖いよ!!目ぇ血走ってるし!(不動のために開け続けてたからなんだろうけど)
でもここでタチアナが思わず笑顔になったのがこの作戦の結果を表してる気がするな。
「もう誰とも…」と思っていたところにこの賑やかさだから救われるだろうな。
可愛いな、タチアナの笑顔………
タチアナ救出も一段落、そろそろ久しぶりにバトルを見てえところですな。
ルイン掘り下げもそろそろある?

●夜桜さんちの大作戦 237話

前半は太陽vs旦。
旦、「貫通」「切断」と複数能力を使ってくるのは改めてラスボスっぽい。
ほんで今回「あるふぁとひふみをバラバラに分解して1人に再構築すればまだ使える」って悪びれもせず言っててやはり倫理観終わってて邪悪……
でも開花いろいろ使えるとなるとそれも実際やろうと思えばできちゃうんだろうな。悍ましいぜ。
挑発のつもりなら効かんぞと太陽。
やっぱり今の太陽大人っぽい余裕とか視野の広さが感じられてカッコいいね。
てか「切断」で腕取れちゃった!!ってビビってたのにグッてやったら当たり前のようにくっついたの何???
実は活動限界があったらしい太陽。
「葉脈」……言われてみれば描写されてたな。日向一族が白眼使った時みたいだよね。
「刺し違えてでも止めるくらいの気持ちではあるけどそれだとみんなが悲しむから極力やられないようにする」「自分だけじゃなくてみんながいる、みんなとならあなたを倒せる」と、やっぱり周り見えてるな太陽。
ここらへん主人公がちゃんと自覚してるの現代の作品って感じする。
後半は二刃お姉ちゃん。
四兄妹の件についてあんま分かってないのはばーさんだからなのか脳筋だからなのか……
「ようは相手を傷つけず悪いとこだけすっぽ抜けばいいんだろ?それなら…」「開花春来するまでもないねえ」
通常の開花のまま二を拘束……!
猫(名前なんだっけ)も余裕で手玉に取り、そのまま爆速で旦の魂を引っこ抜いて粉砕!!それでいて二も傷つけず……
マジで開花春来するまでもない……どころか10秒で目標達成しとる……!!
辛三と違って心臓を再生させたりすることもできないわけだから単純に繊細な力のコントロールだけで旦部分の破壊に成功してるってわけで。
二刃お姉ちゃん改めてバケモンすぎるな……


○鵺の陰陽師 61話

冒頭いつもの鵺さんの部屋。
土岡さんも四衲もいないと思ったらこっちにいたのね。忘れてたけど双斧もいる。
前回鵺さんが倒れてたのは……腹減ってただけかい!!クリフハンガーもいいとこじゃねえか!!
場面は移り今回のメイン、鵺さんvs白沢。
白沢は鵺さんが万全でないと踏んで勝てる算段でいる様子。
白沢が呼びかけると祭祀刀を縛る大量の黒い鎖がバシャッと出現、そして粉砕!!
新たな衣装と武器を携え鵺さん登場!!
「第6鏖封儀祭祀刀 「祁友の聯刀」」
新たな装いの鵺さんうわキ
可愛らしい新衣装ですね!!!
胸元がグワァーッと裂けるように穴が空いててえっちだ。この穴、後ろ姿を見ると思ったより背中側まで空いてるみたい。
本来なら隊長クラスが10年かけて調伏する祭祀刀を鵺さんは数日で攻略。
まあ代葉ちゃんの呪い一瞬で解いてた鵺さんならこんなのわけないぜ。
「お会い出来て光栄で御座います 幻妖の王 鵺」「私の名前は白沢で御座います」
見積もりのような弱体化は無いものと思って戦った方が良い……と白沢も襟を正した感じがある。それでまずやることが敬意を持って挨拶するってのが気品があって良いね。
白沢の初撃の大砲に対し鵺さん「納涼(ブラムスガーレ)」で迎撃。白沢の攻撃を飲み込み押し返して余りある威力。
近接してきた鵺さんを撃ち落とすべくレーザーを一斉掃射する白沢。盡器もおそらく出せるだけフル展開で同時に撃てるだけのレーザーを撃ってて、静止画なのに板野サーカス見てる気分だ。
その間隙を縫い「労役(アフターダーク)」で攻撃する鵺さん。「異空間からの斬撃!」さらっとエグいな。相手に使われたらどう対策したらいいんだそんなの。
戦い方を変え一撃に賭けることにした白沢。
「やっぱり最後は真っ向勝負だよね!」
なんか表情も爛々としてて楽しそうだな鵺さん。いうても力を振るうのは楽しいんかな。
「奥義 夜営祭(ブラッドレイ)」
でっけ〜気円斬で白沢を真っ二つに!
ちょっと今週のロボコと被った!!
そしてとんでもなくさりげない下乳 俺じゃなきゃ見逃しちゃうね
てかアフターダークはアジカン、ブラッドレイはハガレンが元ネタな気がするんだけどブラムスガーレは何だろう。調べてもわからんかった。
決着。
「殺せ やり方は心得ておるんじゃろ」
レベル4を殺す分かりやすい方法があるっぽいの地味に大きめの情報じゃない?
なんとなく令力を使い切らせないといけないのかと思ってた。
「ああ〜〜!あっけないのぉ 長きに渡る人生のさっ」ベチ「うるさい!最後に残す言葉やめろ!」
ここ鵺の陰陽師すぎる。

ビンタで遺言キャンセルしおった。
結局白沢さんは鵺さんにより封印。
ここぞという時に再登場するんだろうな。
双斧と合わせて2人目の捕虜だ。
最後には敵方の大物、儡脊も登場。
鵺さんと旧知の仲のようだけど一体……?

○超巡!超条先輩 25話

調子こきすぎの超条が超能力を封印される回!
忘れてたけどローボくんは心読まれないので超条に感づかれずに仕掛けられるの便利な造形だね。
「超条先輩の超能力はここぞという時役に立つけど九分九厘はここぞじゃない」ってのは面白かった。なんだその円グラフ!!
序盤は超能力使えない不安からとにかくカリカリしてる超条先輩。
「お前今俺の襟と袖見てただろ…」
「まさか…俺のこともエロい目で見てんじゃあねえのか…?」
疑心暗鬼すぎて笑う。平助はともかくわたしは超条のことエロい目で見てるよ。
その後は心が読めないので嫌われる不安から過剰にオドオドしだす超条先輩。
TLで「"受け"すぎる」とか言われてて笑った。わたし以外にも超条先輩をエロい目で見てるやつがいる……
「ウソだ!!みんな俺のこといけ好かない超能力ホビー野郎と思ってる…!!」「思ってないと言ったらウソになりますけど…」
まあいけ好かない超能力ホビー野郎では実際あるからな……
終盤では封印状態のままパトロールに出る超条とポンちゃん。
ポンちゃんの表情に気付くあたり、オドオドしてても超能力なくても根っこの人の好さは変わらない様子。
そして最後には飛び降り自殺しようとしているおじさんを超能力で救出!
さらにおじさんの辛さも「読心」で分かってあげられる……という超能力巡査ならではのカッコよさを見せた1話でした。

○願いのアストロ 16話

素手発砲を顔面に受けたショックで(?)過去回想に入る蟻道。
劣悪な家庭環境に加え、見た目のせいでいじめられていた散々な幼少期。
そんな中自分の価値を見初めてくれてコンプレックスの歯を隠せるマウスガードまでプレゼントしてくれた獅鷹に忠誠を誓うようになったというのは分かりやすく納得感のあるオリジンだ。
でも殺しの度に苦しんでたり、くだらないと思ったものを自分の名前にも入っている「蟻」と称して蔑んだりと、どこか自分が間違っているということも感じ続けていたような感じがあるな。
コネクターのマウスガードが壊れても、獅鷹への忠誠心一本で諦めず物理的にヒバルに喰らいつく蟻道!
嚙まれた腕を引き抜くどころか逆に押し込むヒバル。
動物に嚙まれた時とかもそうした方がいいって聞くよね……とかそういう話ではなく、蟻道と正面から向き合うためにヒバルは腕を押し込んだらしい。
一切怯まずビビらず真っ直ぐ自分を見据えてくるヒバルの"圧"……確かに相対してるとゾッとするかもな。特に最後の方はそういう説得力のある絵だった。
「王の格」
というフレーズもシンプルながらゾクッとくる感じでいいねえ……
けっこう面白くなってきたんじゃない!?
見開きの子供蟻道の頭身はすごい気になったけど……!!
というか体が子供なのに顔の骨格だけ大人だから変なのか……?なんか違和感すごいんよな。

○キルアオ 64話

冒頭獅童。
なんか見覚えのある手袋と鼻当て……!
獅童と共にわたしも戦慄していると……
中盤、始業式でまさかの
「本日からこの立花学園中学校の校長となります 桜花陽一郎です」
なッ なにィーーーーッ!??
先週激動の2学期って言ってたけど、思ってた以上にすぐ激動がやってきた……!!
他の教師陣にもJARDINの殺し屋たちが続々と。
フランケンシュタインみたいなお姉さん、胡桃沢メノウって言うんすね。よろしくお願いシャス……
てか栗丸さん担任の先生になったの嬉しー!!
良いキャラだったもんなまる子……
普段のテキトーな態度と授業自体はきっちり真面目にやるんだっていうギャップがいいね。
最後には呼び出され単独で校長室に向かう十三。
部屋入る時の作画妙に耽美で笑う。
部屋には陽一郎+JALDIN戦闘員3人がバッチリ待機。怖すぎ。
てか学校まで占拠してどうするつもりだこいつら……!?

○さいくるびより 13話

サイクを使った宝石泥棒の調査。
これまでは超能力について隠してるのか隠してないのかって感じだったけどめちゃくちゃ大っぴらに言ってるし別に必要とあらば全然言っちゃうっぽいな。
いつの間にか宝石が消えるのはなぜ?という謎の答えは「透明のサイクの使い手が宝石ごと透明になっていたから」。
まあ予想の範疇ではあるけど、ことねのサイクで取り返してそれが発覚する流れはちょっと良いね。
最後には施錠して犯人を追い詰めた……って回跨ぐの!??
もっと詰めれば1話に収まった気がするけど……
まあ新しいサイク使いのキャラを出そうってのは良いと思うけどね。もっと早くやったって良かった。
でもこれまた1話と同じ、「言うてこいつ犯罪やってるけどなんか許される感じになるんか……?」が来ないか心配だなあ。

●極東ネクロマンス 15話

冒頭、ドンパチやる耀司と龍司の傍ら逃げを打つ薫、万尊、寺島さん。
これにストップをかけるは薫自身。
「逃げるなんてダサすぎます」
ダサいとかそういう問題!?
「負けて殺されてしまう方がダサいぞ薫くん!!」
万尊さんめっちゃ良い正論。
しかしここにシシが介入してきてややこしい感じに。
これを打ち破るのは寺島さん!
「ねぇねぇねぇ(←かわいい)そういう男の子ノリマジダルいよ」
「どうせ止めても意味ないんだから無意味 ダル過ぎ」「いいから行って来い」
まさか背中を押してくれるとは……!
しかも寺島さんの死霊術回復技だったんすね。
強さ的には十分の耀司&万尊に同行させる意味あいもさらに強まるな。
止められないと分かって万尊さんも盛大に送り出し!
「死霊術:炎蛇降臨」で全フロアを吹き抜けに。
船沈むのでは?って指摘に対しててへぺろで返すの笑った。考えてなかったんかい。
その後の「聞くな すでに後悔している」も合わせてかわいいな万尊さん。寺島さんと合わせて癒し系コンビじゃん。
そこから再び耀司vs龍司。
船真っ二つにしてるし(なんなら先週も大穴開けてたし)、万尊がやらなくても船すぐダメになってたでしょこれ。
2人のバトルに割って突如参戦してきた薫!!
……はいつもの姿とはまるで違ってSUPERロン毛!!
シシと一体化する死霊術、「汝、我ノ内ニ在リ(ゴースト・アウト)」によって超絶パワーアップした薫。
経験不足をカバーできるらしいし憑依合体だコレ!!

●妖怪バスター村上 8話

突然妖怪学園に通うことになった一行!
村上くんのオリジン、こんなさらっと出しちゃって良かったのか……?
妖怪学園は酒呑組が運営ということで。白沢の再登場もそんな遠くなさそうだ。
教室どこでもいいのざっくりすぎる。
で、最初に声かけてくれた妖怪めちゃくちゃ顔怖いのに教科書見せてくれるの優しいな。
くっついて教科書見てるの可愛い。
良い感じに授業を攻略していると天狐に絡んでくる輩、小豆洗いが登場。
洗う音を聞いた者を操る……そんな力が……!?
操られて尊厳破壊される天狐ちゃん……
なんていうか……その…下品なんですが…フフ……
最後はブチ切れて論破フェイズ入る村上くん。
こんなやる気満々なの初めてじゃない?
小豆洗いに関しては今週で言い切った気もするけどどうするのかな。さらに上位のボスみたいなのが出るんだろうか。
なぜか論破されて吹っ飛んだのは疑問だったけど「あれ?なんで吹っ飛んだんだ」って作中で言及されてるし次回あたり説明ありそう。

◇次号
週刊少年ジャンプ38号

表紙&巻頭カラー
ウィッチウォッチ
特に何かの記念とかではない表紙&巻頭!
使い魔たちが○○○になる系は高打率なので期待。

センターカラー
あかね噺
あかねの前座も終わって志ぐま師匠の高座見れそう?

アオのハコ
水着、カラーでもっかい描いてくれないかな〜!

読切 幼稚園WARS
ジャンプ+からの出張。なんやかんや読んだことないんだよなー。

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