【#WJ12】週刊少年ジャンプ2024年12号感想【寿司いくら】
アンケ1:魔々勇々 2:ツーオン 3:超条先輩
ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!
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【#wj12】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ12号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【新連載Dear Anemone!】
【#wj12】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ12号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【魔々勇々王道少年漫画展開いいね!】
●新連載 Dear Anemone 1話
表紙
2021年9号『BLACK MILK』の松井琳先生の新連載!
初めて賞を取った作品が『Anemone』だったので、そのブラッシュアップ版で連載かな?と思ってたらびっくりするくらい何もかも違った。
『Anemone』2019年8月期JUMP新世界漫画賞
巻頭カラー
生物進化ホラーアクションって何!?って思ってたんだけど本当に生物進化ホラーアクションって感じの作品だった。
表紙も巻頭カラーもダークな色遣いでちゃんと怖くて良い雰囲気だね。
シンプルに画力……と描き込みがすごいので目を惹かれる。
正直この描き込み量で続けていくの無理では?とも思うけど1話で「おっ!」って思ってもらうのが一番大事だし、もしここから多少失速があったとしてもまあ別にいいかなって。
本編
訳アリな人たちが任務のために孤島に送られるもののその島は……というお話。
基本の筋としては地獄楽とかに近いサバイバルものになるのかな。
島についてから、微妙に緊張感欠けた雰囲気で喋りつつ進んでたところに第一村人。演出怖くていいねえ。
で、この人がすでに終わっちゃってるのは想像の範囲内だったんだけど、ここまで話回してくれてた関西弁の兄ちゃん(埜色竜一)が最初の犠牲者なのは結構びっくりした。でも「え!?大丈夫!?この人いなくても話回せる!?」っていうメタ的な心配が先に来ちゃってたのはわたしの読み方が穿ちすぎてたかもしれん。
さらにニワトリみたいな2体目も登場し絶望……となっていたところで回想。
主人公の針植萼(はちうえがく)にとっての、いわゆる膳野ポジションがこのモジャモジャ頭の善生古太郎(よしおこたろう)くん。苗字もちょっぴり膳野っぽいな……主人公も萼(がく)だしちょっと学郎っぽいかも(さすがに言いがかり)。
さらっと善生くんがガラパゴス調査第一陣メンバーらしいというのも回想含めちょいちょい描写されてるな。
この善生くんの言葉を思い出して駆け出す萼!ここかなりヒロアカ1話を感じる構図だった。思えば前作『BLACK MILK』も相当ヒロアカっぽかったしアシスタントさんか何かなのかな。
ラストには萼の血を浴びた花がニョキニョキ伸びてニワトリの化け物を瞬殺!!
このアネモネさんだけ読切『Anemone』と同じ要素だね。
どういう存在なのか何もわからんので2話以降が気になるけど、個人的にはまだ今のところ何かを言える段階じゃないかなあ。「見」って感じ。
ジャンプっぽくないサバイバル・デスゲームな感じと、ジャンプっぽい能力バトルの合いの子みたいになるのかな。得体の知れないバケモノに殺される……!みたいなのは進撃の巨人とかテラフォーマーズに近い路線でもある。
現ジャンプ環境的に殺伐としすぎて暗くなって読まれなくなるのではないかというのは懸念かも。
●アオのハコ 137話
大喜のインターハイ予選開始。
意外と盛り上がるかも〜って言ってたけどいざ始まってみるとやっぱ味しないな……
「右目の二重が深くなってたでしょ」のコマで地味に望月くんおる。今大会は遊佐がいるのでショボくれてます。
中盤には応援に来た千夏先輩と花恋さん。いうても大喜が真面目に試合やってるので千夏先輩も控えめでそんなに見どころなかったかな。爆発力が出るのはこれからか?
あかりちゃんの妄想の千夏&針生、ややガッシュみある画風だった。ナゾナゾ博士とかビッグボインの鼻。
●ONE PIECE 1107話
まさかの援軍、巨兵海賊団!!
ドリーとブロギーに加えてオイモとカーシーも来てるの盛り上がっていいねえ!ウソップの涙腺に来てるのも頷ける。
「巨兵海賊団まめ知識」
こないだはアラバスタ組も豆知識付きだったし、そりゃそれより前のリトルガーデンは解説要るわな。
アホ面で見上げてる4人かわいい。
そこからブルック&リリス、ジンベエを挟みゾロvsルッチ。
「戦っとる場合じゃないぞ ゾロ」
これは本当にそう。ていうか戦ってもいいけど時間稼がれすぎてるって話だね。
「お前らは仲間一人見捨てる事ができねェ愚か者集団だ……!!」
CP9も扉絵連載ではお前を見捨てずに医療費稼いでくれてただろうよ……!!
それで言うと実際エッグヘッドでカク見捨ててるルッチさんのがやっぱおかしくないですか?ってなる。
その後はルフィたち。
サターン聖、随分前に「ルフィかくまにぶっ飛ばされてほしい」って言ってたんだけどまさか両方とはありがたい。ただいうてまだ全然KOには至ってなさそう。こいつもしぶといな。
さらにボニーを狙う黄猿。
……撃つ瞬間目ぇ閉じてんじゃん……!
これを他の人に見られたくないから濃いサングラスかけてくるんだったってこと??もう大将なんて辞めちまえよ……!!
それはそうとレーザーをサンジが止めた時の黄猿の驚愕顔めっちゃおもろい。ガチでびっくりしてて味がありすぎる。
「愛は光より強ェんだ!!」
これもこの世界では本気で信じればそういうことになるってことなんだろうな。
ぶっ飛ばされたサターン聖のもとに現れたのはカタリーナ・デボンとヴァン・オーガー。
デボンは九尾の狐の能力で、タッチした相手の姿に変身できるようになるんだっけ?
サターン聖の姿に化けて何をするつもりなんだろう。やれることはいろいろありそうではあるけど。ここであっさり触らせてしまったの実はサターン聖なかなかのやらかし案件なんじゃ……?
最後にはそんなデボンとヴァン・オーガーの元に駆け込んできたカリブー。
「あのお方」ってのはティーチのことだったのか。よく考えたら2年後の世界、ルフィに憧れて海に出たやつもいるんだから黒ひげに憧れるやつがいても何らおかしくないよな。でもそれがよりによってカリブーとは。
色々黒ひげに渡ったらまずい情報持ってた気がするぞコイツ。例えば古代兵器ポセイドンの正体とか。
●超巡!超条先輩 2話
センターカラー!
やっぱ絵綺麗だな〜
てか直ちゃんスカートみじけっ!!ミニスカポリスえっちすぎる。
本編
1話に出てきたスマホのおっさんから。
スっさん→マっさん→ホっさんの流れ笑った。唯一言ってなかったホっさんに統一すんのかよ。
そこにやってくる依頼人。気の強そうな王道のギャル、尖里リリちゃん!手堅く人気出そう。
依頼内容は読切版と同じく猫探し。
初手ウンコメトラーなのも読切と同様。でもギャグは色々新しいのが追加されてたね。
ウンコをただのおもしろワードとして雑に使うのではなく、ウンコならではの広げ方でギャグを作ってたのがよかった。ウンコの家元好き。
猫探し→ウンコメトラーときてたので読切のリメイクね〜と思ってたら後半は全然違った。
催眠術……しかも直ちゃんは公式に暗示かかりやすい設定……これは捗る……
マタタビ臭出してブン回される絵面めちゃくちゃすぎて笑ったし、ホっさん追加されたのも最高だった。
「え…なんて…?ぜんぜん頭に入ってこない… 酔っ払いのうわ言みたい…」
「じゃあ母語だろアンタの」
ツッコミキレキレ。
最後には無事にクロスケ発見で感謝からの打ち解けリリちゃん。学生との繋がりができると今後もトラブル導入スムーズそうでいいね。
ホっさんもなんだかんだ準?レギュラー入り確定。いいペースで使いやすそうなキャラが増えてるね。コメディはやっぱ序盤はキャラ増やしてナンボよ。
●ウィッチウォッチ 144話
ショートショート回。
それ自体はいいんだけど、こういうのってリアルと時季合わせてやるから意味があるんじゃないのか……?
・こたつ
デカいこたつで友達と一生ダラダラ最高すぎる。今回に限ってはモモチいてほしいというよりモモチになりたい。
・年賀状
これはこれでアリな気がする。
・おみくじ
「オレは二回目」なんか好き。
カラちゃん久しぶり。こんな商魂キャラだったっけ……?
・1月3日①②
期待しまくった挙句拗ねちゃうのケイゴすぎる。かわいいなこいつ。
ウルフにケーキ全部食われるのに関してはケイゴも相当かわいそうだろ!
・かるた
よくもまあこんなフワフワしたフレーズ出てくるなぁ!?
・福袋
これだけ『ウィッチウォッチ』要素無いただのダジャレだな……?どうした……?
○呪術廻戦 251話
乙骨の「捌」から。
そもそもコピーの条件が判明してないのでなんとなく「領域に入れたんだしコピーくらいできるか」と思ってたらまさかの乙骨ラス1の指食ってた。なんか後半のドラゴンボールくらい気軽に見つかってんな指。
そこからはゴリゴリ戦闘。
『「彌虚葛籠」を解いての捨て身の「解」』に対して、(そりゃそうなんだけど)めちゃくちゃキッチリ対策張ってたのなんか面白かった。
上の方と下の口(下ネタではない)両方裂いて、腕も1本捥いで2本?は抑える徹底ぶり。
「小僧の血が炸裂した?」
超新星か?これ。
虎杖が九相図兄弟を取り込んでその能力使えるようになったのではみたいな考察前からあったけど、これは脹相の赤血操術っぽいし割とその説で確定かもしれん。
そしてついに「邪去侮の梯子」からの伏黒おはようパンチ!!しかし……
「もういいんだ」
「伏黒恵の魂には既に 生きる意志など────」
いや冷静にそうだよな……
最大の生きる理由だった姉も親代わりだった五条も殺してしまって(厳密にはそりゃ宿儺が殺してるんだけど今の伏黒は自分が殺したも同然だと思うよなっていう)、式神も壊されまくって術師としても何も残ってない。これでメンタル保ててる方がおかしいまである。そう考えるとかなり丁寧に伏黒の心へし折ってきたんだな宿儺。
ただこれって渋谷事変後の虎杖を伏黒が引っ張り上げた時と綺麗に真逆の構図でもあるんだよね。虎杖、ここから伏黒を本当の意味で救えるか……?
……とモタモタしていたら宿儺の「世界を断つ斬撃」が……!乙骨さえも………!!
領域崩壊してるしこれはもう本当にダメなんじゃないか……?
と絶望していたところにラストは真希パイの急襲……!!上げて下げて上げてテンション乱高下させられてる……!!
ラスト1ページ五条がパパ黒に刺された時のセルフオマージュだねえ!構図が完全に同じ、最強を喰う無能力者という構造も同じだ。
今度こそやったか……!?なんだけど、ここで休載は酷すぎるよォ〜〜!!すぐ続き見せてくれよォ〜〜!!!
……あと本編とは関係ないけどエネルギー吸収アリーナ流行りすぎだろ……!!
○あかね噺 98話
センターカラー!
幼馴染組。みんな夢に向かって頑張ってていいねえ。
ただ体育座りしてるなんでもないあかね、表情が穏やかでかわいい。
本編
あかねの『狸賽』。
前回も感じてたけど、やっぱ表情の豊かさが今までのあかねの高座とは段違いになってるな。
ただ演技が上手いってだけじゃなくて、役とあかね自身が溶け合って融合してるような。
これが"仁“が乗るってことなんだろうな。
「基礎はガッチリ固まってるから自由にやっていい」ってのもこれまでが本当に地道に基礎固めてたから説得力ある。ここまでひたすら基礎なジャンプ主人公なかなかいないぞってレベル。
そして実際何かを表現するにあたっては必ずしも必要ではない枝葉の部分こそが表現としての個性になるってのはよくある話よね。
今回の変顔なり楽屋ネタなりってのはかなりその「枝葉」って感じだった。
まだまだ"仁“による威力は発揮されるようで次回にも期待だね。
○SAKAMOTO DAYS 155話
神々廻&シンvsハルマ&熊埜御。
シン、いくらか強くなったとはいえ超能力なしでこのレベルの戦いに加わるのはさすがに厳しいか。
先週ORDERクラスに足手纏いにならないのうれしいって言ってたけど普通に足手纏いになってた。
そんなシンを見て神々廻の中で大佛再評価の流れ来たの笑った。大佛、内面は終わってるけど強さとツラの良さは凄まじいからな……
でもシン、とっさにハルマの特徴見抜いてスポーツのルール利用して動揺誘うのは良い攻略法だったね。やれるだけのことはやってる。
さらにシンの出自の仄めかしも。この感じだとアルカマル出身?
それもキャロライナ・リーパー参戦でうやむやに。
今でさえ手一杯なのに新手が来たらもうあかんやろ……!って思ってたらラストには味方側にも援軍。周参戦!
ただ冷静に考えたらこのクラスのバトルで周って役に立つのか……?
〇僕のヒーローアカデミア 414話
あらすじが入ってるのは先週の休載で2週開いたからだろうか。
黒鞭での肉体強制稼働による限界バトル。
能力の譲渡がカギ……とはいえどうやってDNA取り込ませるんだろうって疑問だったけど、死柄木の傷口にデクの血液をねじ込むと。なるほどそれなら一撃綺麗に入れる=目標達成になって展開として分かりやすいね。
状況整理の後はいざぶつかり合い。
「崩壊」対策で地面ごと持ち上げ……!デクらしい機転の利いた小細工。
にしても黒鞭マジで万能すぎやしねえか!?
さらに血のついたマントでサーチ&危機感知対策!!
一瞬どういうこと!?って思ったけど、要は(サーチに引っかかる)マントの真後ろから死柄木に接近することでサーチでも見えづらい位置取りを実現したってことだね。マントの反応でデクが隠れることで認識しづらい、みたいな。
それを実現するためのキーパーツが6代目自身すら「今一番使い所ない」と言っていた「煙幕」なのアツいな。
どんな個性でも突き詰めて活かす方法を考え出すのは今回言われてた「“個性”への憧れ」というデク自身の強みなんだろうな。
そしてついに一撃ぶちかまして2代目シュート!!
記憶が交錯して荼毘&トガちゃんと死柄木の初対面シーンや体育祭での轟くんのシーンなどが次々と……!2代目シュートが効いてるからってこんなことになる!?
デクが知るはずのない死柄木の記憶がデクにも見えてるのが結構謎めいてるんだよな。どういう理屈なんだろう。でも久々(でもない?)の新規供給トガちゃんかわいかった。
「手を緩めるな!!」
ということで次回以降は2代目だけじゃなく他の継承者もバンバンぶち込んでいくことになりそう。今まで持っていたものを全部使い切るラストバトル、ゲームのラスボス戦みある特殊戦闘って感じでアツくて好きだわ。FF10とかみたいな。
○鵺の陰陽師 38話
センターカラー!
かっっっっっこよ!!
学郎がレベル3に立ち向かうイラスト。
赤が映えるし構図がまるでラストバトルとか劇場版キービジュアルのそれ。
こんなハイペースでカラー任されてて毎回ちゃんと良いイラストなのすげーわ。
本編
引き続きレベル3との戦闘。
リスクを承知の上での特攻!!……も大して効果なし(に見える)。
むしろ学郎の方が左腕を欠損する大ダメージ……前回ラストの不安が的中した形に。
それでも一切休みも怯みもしない学郎キマってるなあ。
ただし学郎視点のブレブレのレベル3からしてとっくに限界超えてるのがわかる。
ここで今回のメインの回想。
拓郎が亡くなった後の学郎と四衲。
陰陽師に入るか否かで真っ向から対立。
怒りと憎しみに囚われて仇を討つ事しか考えられない四衲……彼女はこの頃から変わってないのかもしれないな。
プライド高いいじめっ子気質で学郎を支配している……と思いきや本質としては優しすぎる学郎に甘えてるという関係性に見える。学郎が手を出したのはあくまで1回だけでその後は出血しようが骨折しようが反撃せず耐え続けるのみというところにもそれは表れてるのかなと。自分だって父親亡くした直後なのに妹のためにこんなボロボロになっても耐え続けられるの、ある意味当時から強いよな学郎(なんならその妹にボコされてるのに)。
闘えという四衲とあくまで乗らない学郎という構図だけでも既に明確に兄と妹って感じがする。
でも甘えんぼの四衲としてはどうしてもここで一緒に行くって言ってほしかったって話なんだろうなー。
学郎は四衲を守るためにそもそも戦わない、戦わせないことを選んだけど、結局はそのせいで離れ離れになってしまったわけで。
本当に四衲を守ってあげるためには強くなって一緒に戦うべきだった……のかもしれないけれど、それって結果論にも思えるんだよなー。
「戦わない」という選択肢も間違ってはないんじゃないかって読者としては思ってしまう。
で、あの時できなかった「四衲を一人にさせない」を今度こそ実行する回想明け。
片手で攻撃を受け止める学郎。
「何故そんな事が」
そりゃあもうお兄ちゃんだからョ……
「もう四衲にあんな顔はさせない」
「それが俺の…!兄ちゃんの役目だ!」
ほら学郎はんもこう言うてはります。
あの回想踏まえてここで「兄ちゃん」を出してくるの、想いの強さがより沁みてアツいわ。
……しかしここで学郎の盡器が崩壊!!ヤバい……!?
……と思いきやまさかの鵺さん登場!
「今から君に3つの選択肢を与える」
第1話を彷彿とさせるセリフ。あの時は2択──「2人(学郎と膳野)の安全の確保」か「学郎に力を与える」──だったけど、今回はあの時とは状況が全然違う上に3択。
まずはどんな3択なのかが気になるところ。
次回選択肢提示して、回跨がずに1話の中で決断までするんかな。跨ぐんだったらややテンポ遅い気がするな。間に狂骨サイド挟まればいけるか。
●夜桜さんちの大作戦 214話
ひふみ開花。
火の玉みたいなやつが出てたけどあれはソメイニンのエネルギー体だったのか。じゃあ一や二が出してたのもそれかな。
ひふみのエネルギーはヨーヨーの形へ。新たな力に目覚めつつも戦い方は今までのものを踏襲できるのでイメージしやすいの地味に上手い。
「超ぐるぐる」つって立体移動にも使ってるし使い勝手めちゃくちゃ良い能力になったな。てか凶一郎の糸と応用の仕方似てる。
逃げる一と二。
二の「うにゃあおぉ〜」かわいい。普通に良い子だしあざといぜこのキャラ(でも好き)。
そこにまたしても襲い来るひふみ。
あまりにもグイグイ来るひふみに対して「殺るか…」となってる一さん。瞳がなんか雪の結晶みたいな模様で夜桜家の一般的な開花とはまた違う何かだなこれ。
そしてラストにはとうとう凶一郎がひふみを止めに動く……!
服装もなぜかチェンジして(雰囲気作り?)、真面目なカッコいい凶一郎が久しぶりに見られそうな予感!
てかここ最近マジでずっとギャグ要員だったからね……
●逃げ上手の若君 145話
青野原の戦いクライマックス。
顕家目立ちすぎだし機動力0なの危なくない!?とは思ってたけど、ちゃんと「もう大丈夫」だと描かれたのがよかった。
「土岐軍の戦列はすっかり細ってる」……まあ普通の戦いだけじゃなくて投擲でも兵士減ってたからなあ。……一般兵はこの通りだし、土岐の投擲は逃若党が妨害するのでニョキニョキしても大丈夫と。
土岐と長山以外はモブばかりなので顕家軍の武将たちも躍動。宇都宮さんマジでボケ老人で笑う。
数少ないネームドの長山もシイナによって撃破。中ボスレベルまでなら1戦につき1体だけ持ってってくれるユニットって考えるとシイナ馬鹿強いな。
終盤では残った土岐頼遠の討伐。
顕家、高く伸びたので射程も延びる……言われてみれば当たり前なんだけど思い至らなかった……!
頼遠の素顔、何の特徴もないことが逆に不気味でゾッとしたけど、戦局としては俎上の鯉。
最後は顕家の強化必殺技「倶盧舎羽飾(くろーしゃはねかざり)」と逃若党の追い討ちで撃退!
ちなみにクローシャってのはインドの距離の単位らしい。牛の鳴き声が聞こえる距離……具体的には約3.6kmほどだそう。長すぎ。
土岐頼遠、川に落ちていったけど、これどう考えても生存してるよな。
「政治も文化も全てで公家を超えて見せよ」
なんてフレーズもわざわざ入れ込んであるし、史実における土岐頼遠の歌人としての側面は再登場時に発揮されるんだろうな。
最後はみんなで大喜びの大団円!
あれ?徳寿丸の「?」なくね?
あと頼遠と真っ向から接近戦して邪魔な装甲剥がした結城殿地味にかなりの大手柄な気がするな。呪術廻戦で言うところのミゲルみたいな。(そこまでじゃないか?)
●アンデッドアンラック 195話
トップ&春香の回想から。
ONE HEARTのエプロン、何?って思ってたけど靴屋の名前ってことだったのかな。だからトップの靴は不壊だったと。
何気ないやりとりをしてるあたり時系列的にはトップ闇落ち前かな。
春香の「ひぇ…」かわいい。
配信のコメントで「そこは「ふぇ…」だろ(不壊なので)」ってのがあって、「なんでそれ自分で思いつかなかったかな」ってなった。
あと「あ!!1センチ大きくなってるよ…」のとこ…なんか…えっちじゃないですか??
回想明けは前回の続き、ビースト討伐メンバーにトップ参戦から。
トップは停戦を申し出るものの、ビーストこれを拒否。
「獣は共存など求めてない オレ達は お前らを苦しめる為に生まれたんだ」
「人と大地からこの世界は始まった」
まさか新事実続々発覚。ビースト、おしゃべりさんやねえ。
絵を見る限り「人」とは言っても最初は魂だけの状態だったっぽいな。やはり絶対理第一席は「魂」か。
「あの方が求める 最高の生を見つける為に」
ここに来てラスボスがアンディ風子の「最高の死を見つけるお話」の真逆であることが判明。終盤に向けて構造がさらに整っていってる。
そのあと人に与えられた理として挙げられている「死」「変化」「運」「正義」「戦争」は、以前の上位十理の円卓と照らし合わせるとそのままの順番で2、3、4、5、6席にあたるような気がするな。
人だけのいざこざを見飽きた神によって足された理が獣(ビースト)。
人とUMAのいざこざは?って思ったけど、否定者とUMAが〜みたいな話ではなく、もっと広く人類全体の話なのかな。
それで言うと人類は獣に狩られないために、獣を狩るために進歩してきた側面もあるので目論見はうまくいっていると言えるのかもしれない。人類が立ち向かう相手という意味では病(シック)も似た存在に思えるな。
「パスをしすぎたのは悪手だったな お前らは罰を受けすぎた」「オレの同胞が増えただけだ」
とはいえパスを経ることで仲間を増やしてきたのは風子たちだって同じなんだよな。
「たとえ一人じゃ勝てなくても 仲間と協力し 武器を手にして戦って来たんだよ!!」ってのもそういうことだ。そしてそれは人類の進歩の歴史とも重なってる。獣に銃を撃ち込むという絵面もそう。
起死回生の一手と思われた「凶弾88年もの」。
しかしビースト、これを不壊のコピーによって防御……!!
爪痕入ったクソデカフォントかっけぇ!クソデカフォントの亜種はなんぼあってもええと言われてるからな。
335ページ2コマ目で春香被弾、4〜5コマ目で食べてるね。これでコピーか。
先週の配信で、ヘビを喰ってヘビの姿に変身してたから否定能力のコピーもできるんじゃないかって予想してた人いたけど見事に的中だ。
被ってた毛皮が不壊の鎧になったわけだけど、正直生身が出てる部分まだめちゃくちゃあるから頑張ったらいけたりしない?
ラストにはトップの命乞い。
土下座で「見逃してくれ」……と見せかけて見開きでは不壊の兜を装着し突進!!
ドドゲザンとかオーロンゲみたいな攻撃だなあ!(ポケモン、なんで土下座から派生する専用技2つもあるんだ)
「お前の不壊を無理矢理手に入れようって奴がいたら 俺がぶっ倒してやるよ」
なんだ……?婉曲したプロポーズか……??
でも元々ギャングみたいな春香に何かをさせようとする悪者を想定して言ってたセリフが、能力をパクってくる敵にも当てはまるの面白いね。
「人間の不壊と獣の不壊…どっちが強ぇか 勝負だぜ!!」
矛盾の由来みたいな話だよね。
実際どうなるんだろうなこのぶつかりあい。どっちも不壊だからなあ。
●僕とロボコ 173話
モツオ主役の探偵回。
冒頭のケンコバ先生のくだりが和やかに終わったと思ったらあまりにもコナンの犯人すぎるやつ出てきて笑っちゃった。
中盤からはメインの猫探し。地味に超条先輩と被ってるな。
「謎は全部解けた…!!」
からのロボコの動揺っぷりが露骨でロボコ犯人ってのは正直わかりきってたけど、殴られるガチゴリラ、蹄じゃなくて膝の跡、「ブチ切れてこの場をしのごうと…」と、ロボコのダメさが出まくってて面白かった。
最後牛乳の余りの話で「ロボコもいいとこあんじゃん」に行くかと思ったら逆ギレでそうならないってのも笑ったわ。
●カグラバチ 21話
チヒロvs緋雪。
相変わらず緋雪さんの方はやる気満々。
対してチヒロ……こちらも伯理の魂の叫びのお陰でスッキリ。
「押し通る」
うおおカッケェ。
“もう迷わない”がこのフレーズとして表出してくるの削ぎ落とされた引き算のカッコよさって感じする。フキダシもちっちぇ~の。でもチヒロは大声でこんなこと言うやつじゃないからこれでいいんだよな。絶対小声でボソっと言ってるもんな。
その後のチヒロと緋雪の攻防もめちゃくちゃハイレベルでカッコいい。
あえて発火に穴を作り誘い込み真剣白刃取りの緋雪→そうなるのを分かっていて脇差を取らせるチヒロ→避けれたのに峰打ちなのを看破してあえて食らいに行く緋雪……
双方格高いなあこのやりとり。高い次元での読みあいがテンポよく行われていて見ごたえがある。そしてその全てを適度に解説して分かりやすくしてくれてる多福さん地味にめっちゃ良い仕事。
頭に血上りまくってる緋雪に対して、ずっと冷静に事態を把握しているのもなんかイイんだよなこの人。バディとのバランスが取れている。あと緋雪の内面はもちろんチヒロの内面についても解像度高い。
「諸々立派だ 正直かっけえ」
とか、チヒロがこの人に高く評価されてるだけで読んでるこっちまでうれしくなっちゃうよね。結界張って解説してるだけなのにもうだいぶ好きなキャラだな多福さん。
で、バチギレ状態なので本気で殺ろうとし始める緋雪。脊柱、なんかわからんけどヤバいんだろうなってのは伝わるな。
しかしここで伯理に限界が来たことで戦闘は中断。
多福さんの結界が解除されるための「決着がつく」って条件、チヒロと緋雪に限らず結界内の誰でも満たせたんだ。
緋雪、あんなにキレてたのに結界解けるとなったら咄嗟に攻撃中止するくらいの理性はさすがにある。言うても神奈備だもんね。
貧血で多福さんにひっつかまれてる姿、めちゃめちゃ猫っぽくていいな。爆イケ顔面&スタイルとのギャップがかわいい。
おそらく当面のライバルポジになりそうな緋雪(と多福さん)、キャラのお披露目としては大成功も大成功だな。こんなん好きになるって。
まだまだお互いに全然手の内を見せていないので今後の再戦への期待度は依然高いままだし、それでいてレベルの高い駆け引きは見られたので今回単体での満足度も十分。
ラストには楽座市首席競売人の漣京羅さん、それに真打の契約者さんもチラ見えしていよいよ楽座市開幕といったところ。
役者が揃ってワクワクしてきたね。
○キルアオ 41話
新たな幻獣組、十文字獅童による風紀調査。
前半部分では家庭科部に風紀委員の2人が期間限定入部。
でも獅童の油断ならなさ描写多めであんまり家庭科部との日常みたいなのが出てこなかったのはちょっぴり勿体なかったかな。
後半は十三と獅童2人での下校。
獅童の「悪」の基準。
タバコでさえルールを守って他人に迷惑さえかけなければ悪とは思わないってのは線引きの分かりやすい例で良いね。
で、カバンの中を再び点検。
読者もドキドキするところだけど当然十三は対策済み。過去問だからそりゃそうよね。一安心。
……と思いきや国立競技場での竜胆兄弟(カズマとエイジ)戦の映像を掴んでいた獅童……!!
これはケアできないわ。どんだけ気をつけても避けようがない。
でも獅童視点かなりヒント少ないはずなのでこれに関しては獅童がすごすぎ。
「問答無用で完全な悪」
ってことで最後には一触即発の臨戦体制。
でも獅童の悪の基準に照らし合わせるなら十三は悪には当たらないはずなんよな。未成年喫煙という法的には罪にあたる行為でさえ場合によっては悪じゃないって言ってんだし。
なぜ銃を使う必要があったのか……をいっそ正直に話すのか、それともあくまでしらばっくれるのか。
後者はこの流れだと通らないだろうから前者か、それとも……?
○グリーングリーングリーンズ 11話
オリバー指導の元パター練習。
ボールに半分線を引くとか、こういう実際ある工夫は普通にためになっていいね。
「よく分からないままうまくいってしまう気持ち悪さ」これをいろんな修辞で表してるけど地味にこういう感覚の言語化うまいな。
あとオリバーが随分打ち解けてて微笑ましい。
中盤あたりでは王賀さん登場。
オリバーめっちゃ珀のこと評価してて笑う。もはや後方腕組み師匠面やん。
そしてパターを選ぶ珀のところに王賀さん合流。
いろんなパターがあるね〜って見ていたら……
最後にはまさかの左利き判明……!!
何ィィッッッ!!???
すごい今更だな、あるのかこんなこと……!?
こういうことするならせめてもっと伏線は丁寧に貼っておいてほしかったよね。わたしの方で確認した中だとプラモ作成の時のニッパー左手で持ってるくらい?もしかしたら漏れあるかもだけど。
「見返したら確かに左利きだわ」ってなれるほどは左利き描写無かったのは確かなんだよな。
それだとちょっと左利き設定今急に思いついたでしょってなっちゃう。
普通使わない古いクラブがきっかけで問題解決というのは面白かったのに勿体なかったな。
ともあれいよいよ次回はコースデビュー!
色々と間に合うか……!?
○魔々勇々 22話
サディコと遭遇したところから。
露出多いサディコとバニーエリシアでぶっ倒れるコルレオ、キミのその童貞臭さ好きだぜ。
自己紹介がてら人生ゲーム。サディコもエリシアもモニカもやりたがってるの良い。こいつら全員かわいいな。
いざやり始めてもエリシアの一回休みを煽るモニカがただの生意気幼女でかわい〜んだこれが。
あとサディコの「勇者とは何だと思う…?」のところ、サディコの過去に思いを馳せてしまうな。めっちゃ味がある。
後半は外。
まさかのポンチ君再登場で、
「ポチン君!?」「チポンなのよ!」「ポンチ君だ!!」
あえて「それ」だけを言わないことで読者の脳内で下ネタを完成させる高等テクニック。脱法下ネタと言ってもいいかもしれない。
……と、ここで本題。
グリシャの計画を阻止しミネルヴァを助ける方法……それは「コルレオが強くならない」こと、ひいては腕を切り落とすか死ぬかすること。
いやあ……見ないようにしていたけど実際それが最も手っ取り早いってのはそうなんだよな。
コルレオも性格的にそれができない男ではない……というかむしろ本当に必要に迫られたらやれる男ではあると思うんだけど……この場ではまだ迷いが。
「俺は…俺が…!!」
ここでは何を言おうとしたんだろうか。個人的には明確にこの言葉に続く文章が存在するというよりは考えが全くまとまっていない中で何かを言おうとして出た言葉って感じがするけど。
悩み迷うコルレオを守るべく飛び出したエリシアとモニカ!!
手を出すなって言われてたのにコルレオのために行動できる、この2人も立派に勇者だ(モニカは魔王だけど)。
「コルレオが死ねば簡単に解決できるでしょ?」に対して「悪いのはコルレオじゃない(からコルレオが死ぬのはおかしい)」って答えも納得感あって良い。
サディコの理想の勇者像は「仲間に恵まれる者」。
「エリシアモニカは手を出すな もし破れば三人とも殺す」は、禁を破ってでも助けに来てくれる仲間がいるかどうかを見たかったって話なんだな。
コルレオエリシアモニカはまさにサディコが思い描く勇者像そのもの、パーフェクトコミュニケーションってやつだ。
そしてラストの"もう一つの手段“。
「君が誰にも負けないくらい ぶっちぎりで強くなれば良い」
うわあめちゃくちゃアツい!!
王道少年漫画すぎる!!!それも確かにそうだ!
「コルレオ 私は君を最強の勇者に出来る!!!」
ってのもすごいワクワクするし。
人生ゲームのジョブカードをここで持ってくるのも良い演出だ。
……てかまさかサディコが師匠ポジになるとはな。修行編入る?……のは若干不安だけど、課題とそれに対する答えがめちゃくちゃ少年ジャンプしてて最高の回だった。
サディコ、自分がなれなかった"理想の勇者“をコルレオに託そうとしている節もあって、大人キャラの味わい深さも感じる良いキャラだ。
○累々戦記 10話
「学級会"は“何かかな?」いきなり誤植。
それはそうと今回は屋敷のボスキャラ、竜胆との邂逅。
竜胆……というかどのキャラもそうだけど、キャラに厚みを持たせるための回想が上辺の内容しか語られてないから尺使った割に全然キャラが立ってないんだよな。
今回語られた竜胆と皐月の過去も、それぞれ当時はどういう人物で具体的にどう出会ってどう愛し合ってというのが全然回想から伝わってこない。wiki読んでるみたいだ。
で、キャラが空虚に感じられるから変なこと言ったり凄んでみたりしても全部スベってしまってる。
ほとんどのキャラがそうだからかなり根深い厳しさがあるな……
449ページの大開脚戸神ちゃんがえっちだったのは大変よろしかったです!!
○ツーオンアイス 20話
空天雪の演技。
曲はフランツ・リスト作曲『ダンテを読んで─ソナタ風幻想曲』。
天雪の置かれている状況、芸術への向き合い方を地獄や悪魔になぞらえてさらにそれがリストの境遇とも重なる……文脈の通し方がすごいな。
演者・曲・作曲者の3つの文脈を重ね合わせてるのか。
先週解雇された常呂先生、指導者としての腕自体は確かなようで。天雪の本質を演技からしっかり見抜いてるのはちょっと見直した。
「正しくないのに美しいものに人は激しく心を揺さぶられる 理性で間違っていると思っても本能が美しいと叫ぶのだ」「その衝突が人を狂わせる」
「正しくなくなるほど美しくなる…」
「「魔性」の正体だよ」
面白い理論だな。確かにそういうものに出会ってしまったら認知がバグって魅入られてしまうかもしれない。感覚としては理解できる……
見開き、「芸術という悪魔」というフレーズも印象的だけど、フィギュアスケートという氷上の競技で業火に包まれる演出なのなんとなく皮肉な感じでいいね。
ただ天雪は自分に合っているだけにすぎない「美しいもの」の生み出し方を隼馬にも押し付けているところが正しくないんだよな。
天雪には天雪の、隼馬には隼馬のやり方があるだろと。
天雪の演技を見て心を新たにした隼馬、ここからどう天雪を上回る自分たちなりのやり方を見つけていくのかな。
◇次号
週刊少年ジャンプ13号
表紙&巻頭カラー
ONE PIECE
エッグヘッドも結構やることやったのでそろそろ脱出ある?
センターカラー
夜桜さんちの大作戦
ひふみvs凶一郎。凶一郎勝つのは分かりきってるので内容がどうなるか。
Dear Anemone
2話なので。鉢植って書いてあるけど主人公の名前は針植。まあでも気持ちはわかる。
あとたぶん読切もセンターカラーなんだけどどこにもそう書いてないから困る。
前から思ってたけどこのページの担当者だいぶ適当だよな〜。どうせ見られないと思ってない?