【#WJ41】週刊少年ジャンプ2023年41号感想【寿司いくら】
アンケ1:鵺の陰陽師 2:暗号学園 3:テンマク
ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!
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【#wj41】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ41号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【新連載魔々勇々、すごい1話だ】
【#wj41】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ41号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【テンマクキネマ綺麗な最終回!!】
●新連載 魔々勇々 1話
表紙
ジャンプ+2022年10月『へのへのもへじと棒人間とパンツ』、2022年43号『絵に描いた餅を描いた餅』の林快彦先生の初連載作品!
どちらの読切もめちゃくちゃキャラとドラマが優れていたので期待度高め。
表紙はいかにもな"勇者"っぽいキャラと、近頃は逆によく見かける"魔王"っぽくない可愛い魔王キャラ。
画力しっかりあって絵柄も人気出そうで良いですね。
巻頭カラー
あらすじ兼世界観を一気に読者にわからせる3ページ。人と魔人が共存してる世界。
魔王の美少女と勇者の少年の物語はよく見るけど、母子ってのは珍しいね。
「うっせェババア!!」は将来的にキャラ固まってなかった初期しか言わんセリフとか言われてそう。
本編
「勇者」がいらなくなった平和な世界で己の存在について悩む現勇者コルレオが主人公。
生まれたのと同時に平和が訪れてるから戦乱の時代は知らないわけだ。
対して母親にして魔王のマママ(魔ママ?)は38歳。このビジュアルで38歳、たまらん合法ロリだな。
……というのはさておき、38歳ってことは先代勇者と戦った張本人ってことになるよね。その辺の事情はおいおい触れられるんだろうな。
アイデンティティについて悩むコルレオの前に現れたのは別の世界からやってきた勇者エヴァン。別世界でも紋章は共通してるんだね。そういうもんなのね。
コルレオとエヴァン、この2人が互いに互いの姿を見て"勇者"とは何かを知るのが第1話。
思えば2人のチャンバラのシーンからすでにエヴァンはコルレオを殺そうとしてたけど"勇者"というワードで手を止めてるんだな。
「"勇者"とは何か」
という主題に対して、"ラスボスすら簡単に倒せる勇者"と"一度も戦ってない勇者"の両側からアプローチするわけだ。
その答えが描かれるのが後半、魔王エンドの襲来からのパート。
味方も敵も大勢殺し、最後の最後には自分が生きるために無辜のコルレオをも殺そうとしたエヴァン。
それに対し、自らを殺そうとしていたエヴァンですら身を挺して庇い、絶対敵いっこない魔王の前に飛び出していけるコルレオ。
ここまで見事にコルレオが"勇者"をその身で体現しているので、エヴァンが心打たれるのも説得力がある。そもそもチャンバラで手を止めたあたり、エヴァン自身自らが"勇者"にどんどん相応しくなくなっていっていることに自覚的で罪悪感らしきものを感じていたことは伺い知れていたわけだしね。
「勇む心を持つ者を 皆は "勇者"と呼んでくれるんだ」
「誇れコルレオ お前は紛れもなく 勇者だ」
コルレオは強き勇者のエヴァンを見て一歩踏み出す勇気を得て、エヴァンは若き勇者のコルレオを見て自分の原点だった勇気を思い出した──という構造。うーん、綺麗だ……
1話だけで読切としても完成度が高くて個人的にはかなり高評価。ちょいちょい読みづらいコマとか分かりにくいシーンとかはあったけど。初連載に伴う張り切りの裏返しな気はする。徐々にこなれてくるでしょう。
あと今のところマママはお母さんでしかないんだけど、必ずあるであろう魔王としての掘り下げにどんなドラマが潜んでいるのかが今から楽しみですね。
●あかね噺 77話
祭りの終わり、ぐりこのモノローグから。
ぐりこ、「俺の腕はあかねより下です」を自覚した時の心情を考えるとあまりにも辛すぎるんだけど、それでも「背中を見せられる兄弟子で在りたいんです」でまだ奮い立つのカッケェよ……。めちゃくちゃメンタル強いじゃんぐりこ……
それを受けまいける兄さんは真打昇進へ本格的に乗り出し。
享二兄さんは柏家三禄師匠からコンタクト──「享一」ってなんだ!??てか引き抜きか……!?
こぐま兄さんは予定通り四人会…だけど気合いの入れようが違う。
あかねも"二ツ目"に成るという目標をハッキリ口に出した。物語的にもそういうフェイズに入っていきそうね。キャリアを重ねるよりは"特例"になるルートを選びそうな気がする。
最後は志ぐま師匠とうらら師匠の対話。
この2人と一生と三禄が若い頃からの仲ってのはなんか見る目変わるなあ!?
これ踏まえると今までのやり取りにも実はエモいみたいなのがあったんじゃないか……!?
そして最後は「道を違えてでも」「前に進まねぇと何も掴めない」。
今週の描写的にも、志ぐま門下生……バラバラになる…のか…!?
●SAKAMOTO DAYS 134話
殺し屋展編下ごしらえ回。
チケットが無いと入れない→出品者としての入場……もどうやら厳しそうという前半。
帰り際の坂本さん、鑑定士の人の喋り方移ってるのおもろい。
「んもういい 帰るぞ」
てなわけで後半はチケット入手のためのネットオークション。
サイト名「なんでもチケット(闇)」、緩すぎるだろ。(闇)て。
オークションでも邪魔してくるのが、偽物の銃を出品してたのと同じ「The end」。一体何者なんだ……!?という疑問をフックとしつつ上書き合戦でボルテージを上げに上げ、最後の最後にここ最近散々名前が出ていたORDERの上終さんだと分かるの構成上手え〜。なるほど、だからThe endか。
すごく入念に上終さんを馴染ませてて、姿を現すのが楽しみにさせられてるね。……まさかこのまま姿を最後まで現さないなんてこと…ないよね…?
周くん、怖くなってきてたりテンション上がってるシンにビビってたり(「オラァアアア これで相手もさすがに…」のとこ)しててかわいかったのと、PCオシャカになって思わず中国語が飛び出すルーが描写細かくて良かったです。
●アオのハコ 116話
センターカラー!
スポーティーな着こなしの千夏先輩。
本編でスポーツやるからか、私服はそういえばあんまりスポーティーな感じじゃないね。逆に新鮮。
本編
大喜のバド大会編。
「ラッキーって ポ○モンかっ!!」
は???
それはそれとして望月にイラつく大喜。まあエンジョイ勢に腐されてムカつく気持ちは大いに分かるし、「どうせ戦ったってムダみたいなのは努力してきた自分に失礼だ」もまあ良いこと言ってるように聞こえはするんだけど、あくまで大喜の思想でしかないからなー。これが正しくて望月くんが間違ってるみたいなのも違う気がする。
後半はその望月くんと大喜。
望月くん、気持ちよくぶっ飛ばせる悪役かと思いきや「兵頭と遊佐という圧倒的格上が近くにいるから夢すら見させてもらえない」って造形だとわかると意外と共感できるキャラになった気がして微妙に気持ちをどう持っていったらいいか分かんなくなっちゃったな。
だから最後大喜がキメキメで勝利してるけどイマイチ気持ちよくないんだよなあ。うーん……
やっぱ恋愛描写は上手いけどスポーツは上手くないような……
●ウィッチウォッチ 124話
ケイゴ勝利、ニコ救出!
他のみんなは!?→グループLINEで勝利報告してました、は笑った。ノリ軽っ。でもなんかすごい仲睦まじくて微笑ましいね。
中盤からはモイちゃんvsラン。
やっぱこの2人どちらもクソ真面目だ……!戦いに遊びがない……!!
倒すのは無理ゲーらしいラン撃破の鍵を握るのはなんとミハル。
トワイライトなる…薔薇?が奥の手とのこと。こんな花がどうやって物語の鍵になるんだ…?
○呪術廻戦 235話
五条vs宿儺、顎吐撃破から。
「二度の黒閃──」
つってるけどよく見たらその後もバンバン黒閃撃ってるよね?
そして詠唱。スピード感ある殴り合いとの緩急よ。
読者としては初読時は蒼が出てくるまで五条の狙いわからんかったけど、一瞬遅れてとはいえ屋内で気づいた宿儺はさすが。慌てて魔虚羅に指示出してるのなんかかわいいね。
置いてある「蒼」と新しく放った「赫」をぶつけることによる「茈」の発動……メドローアやんけ……を止めに行く魔虚羅。
適応して「蒼」の引き寄せを受けなくなったことで逆に蒼への到達が遅くなるの、そんな適応の裏目があるんだって感心した。
さらに「赫」を炸裂させるための穿血を「蒼」で引き寄せ。詠唱後付けでも効果出るの!?ズル!!
でも、もう適応されて使い道がなくなったかに見えた「蒼」がここまで見せ場つくってるのカッコいい〜!
そして詠唱からの「茈」。
「無制限の虚式」ってこないだ言ってたやつはこれか。
何が無制限なんだろって思ってたけど対象か。なんで自分も巻き込む仕様にしたんだろ。そっちのが"縛り"的に火力出るとか?
ラストはボロボロでフラフラの宿儺と、反転術式でみるみる回復していく五条。
「五条の勝ちだ」
うおおおおおッッッ!!!
……ってなったけどよく考えたら宿儺まだフーガも万の置き土産も使ってないんだよな。まだ何かやってくるよな。不気味だ。
○鵺の陰陽師 17話
代葉戦後。
いきなり処刑待ったなしの状況だけど、まあこのパターンはね〜……ということで夢オチ。
けど学郎がうなされてる声を聞いてうれしそうな代葉ちゃんが後に描写されているので「藤乃さん……」ってずっと言ってたんだろうな。意味のある夢オチ。
代葉ちゃん、自分の命については敗北した時点で諦めているので「気にしてはいけない」と言い残して去っていこうとする。
「楽しかったな」
オイ!!それが本音だろ!!?
そこに現れる鵺と狂骨。
帰ろうとする代葉に
「あっ だめだめ 殺されちゃうから」
いやそうなんだけど、軽いな……!?
で、敗北した代葉ちゃんの待遇についての説明。
狂骨との契約解除ヤダーーー!!
狂骨のこともう普通にだいぶ好きになっとるんですけどー!!?
"素質のある後釜"……シルエット的に水着回で出てきた町田ちゃんかなと思ったけど比べてみたら思ったより似てなかった。違うかも。
さらに代葉ちゃんを縛り付けるのは猩枷という枷。マフラーのデザイン、そういうオシャレデザインかと思ったらちゃんと設定あったんだ……
かなり強固に複雑に組まれた機構みたいなんだけど、鵺さんこれを即解除……!!なんでもできるなこの人(妖)……!
でも代葉ちゃんには学郎による寄り添いが必要だったことは明らかなので、最初から鵺さんが解除してくれればよかったやんとはならないね。丁寧な描写の賜物だ。
「力が抜けて立てそうにない 暫くこのままでいい?」
ずっと自分の人生を束縛していた枷が外れた安堵、喜び、脱力、拍子抜け……ここの代葉ちゃんどんな表情してるんだろう。色々想像できちゃうな。
後半は戦いを労うスキヤキパーティー!
なんかいきなりキャシーとかいう激カワ女の子が追加されてるんだけど何!??
しかも一人称俺様の合法ロリ(酒飲んでるしそもそも人外だし)。こんなノーモーションで属性モリモリヒロイン登場させていいんだ。
なんか「原作だとちゃんと順を追って自然な流れで登場したけどコミカライズするにあたってはヌルっと出さざるを得なくなったキャラ」って感じする。
キャシーって急に洋風な名前だなって思ったけどあだ名でキャシーって呼ばれてる説もあるか。あと猫又≒ケット・シー→キャシーとか。そもそもCathyって綴りなら直でCatか。
てかまあ鵺さんも学校の一室で暮らしててあんなに漫画ゲーム持ってるならそれを運んだやつがいるってのも考えてみればそうなんだけど……なんか勝手に数十年の孤独を過ごしていたイメージがあったな。
スキヤキパート、狂骨の描写もひとつひとつ良い。ほぐれてないえのき回されて渡されて不服そうな狂骨、仕込んだスキヤキを「うめぇ」と言ってもらえて満足げな狂骨(とキャシー)、ちょっと後の方でなぜかキャシーにぶっ飛ばされてる狂骨(鍋の取り分けで揉めた?)……良いキャラだなコイツ!!いつのまにかすごい好きにさせられてるんだけど!!
さらに夜。
がっこうぐらしすることになった学郎と代葉ちゃん、隣同士で就寝……!
読者としてはムフフとなるところだけど、学郎は「まぁでも狂骨さんもいるしそこまで…」とおそらくドキドキしすぎてしまうことを案じてるのが学郎らしい。
しかもその狂骨さんは速攻で退室するし。気を利かせたのか素か微妙なところだな。みんなはどっちだと思う?
「代葉は夜一人では寝れんからな」
って言われてるときの代葉ちゃんの何か言いたげな顔めっちゃ良い。
というわけで二人きりに。
めちゃくちゃ戸惑ってた学郎、それでも代葉ちゃんの手が震えてるのを見ると勇気出してカーテン開けっぱ申し出るの、やっぱこいつも勇者だな……
でページめくったら激近なの笑ったけど。
「え…?近」ドッ ドキッ ドキッ
おもろい。
そして布団の中でツンツンしてくる代葉ちゃん。えっちだ……
「ごめんなさい 少しの間 手を握ってもらってもいい?」「ごめんなさい本当に」
次のコマで本当に布団の中でモゴモゴしてるからここで手握ってるんだね。
"原作"だったら絶対ここでエッチなスチルが入るところじゃん……!!
そして語られる代葉ちゃんの真の役割。
「この町にとんでもないことが起こって大勢の人が死ぬ」
うわあなんか来たるヤバい何かを仄めかしてきたなあ。渋谷事変的な、この作品の最大の山場になりそうな……
それを軽減するという大義はあったものの、代葉ちゃん個人としてはずっと誰にも言えない苦しさや怖さを抱えていて……
震える代葉ちゃんの手を握る学郎と、それで安心して眠りに就く代葉ちゃん。
2人の戦いを締めくくる最後に2人の心情と関係性の変化を象徴するこのシーンを持ってこれるの、完璧だな……
でも学郎はこの日結局眠れなかったんだろうな。
ラスト1ページは次戦うことになるであろう敵。あの代葉ちゃんの師範って考えると格としては十分すぎる。学郎と代葉ちゃんの共闘にも大いに期待できそうな格の高さだ。
そしてなんと次号から2号連続センターカラー!ノリにノってるとはいえここまでとは!
流石にこれは時期看板コース入ったと言って過言ではないんじゃないか!??
このままいっけぇーーーッ!!!!!
○逃げ上手の若君 125話
センターカラー!
登っていって龍になる鯉と、時行&玄蕃の絵。
時行の衣装もめちゃめちゃ龍と鱗がモチーフのデザインで良い。
ちょっと水の呼吸感あるよね。
玄蕃はなんで血ぃ出してんだ?
あと「昇竜剣」はふざけたな???
松井先生と編集さんのどっちがふざけたんだろ。
アニメ情報
新イメージビジュアルと追加キャストの情報が公開!
玄蕃役……悠木碧!??ダントツ予想外だわ。
本編
桃井襲来から。
桃井、顕家の援護なしだと厳しい&階段を落ちながらも敵を蹴散らしていく…で格が高い。いずれ再登場することでしょう。
桃井の次は「秘密兵器」。
先週は頼重の遺体とか?って言ってたんだけど、なんと死にかけの泰家……!!
まだ生きてる分予想よりえげつないまである。
あんな元気で強かだった泰家が目も意識も虚ろなの時行じゃなくてもメンタルに来るな……
それで判断力がズタボロになっているところにダメ押しの長尾景忠。
力が強ぇんだになってるので弧次郎じゃ受けきらん!時行もパニック!大ピンチ!!
……なところに駆けつけたのはかつて仲間になったシイナ!ここでか〜!
戦局はすでにだいぶグズグズになってるけどこのシイナ投入によってどこまで持ち直すかな。
てかサブタイトルの「再会1337」って泰家との再会とシイナとの再会のWミーニングなんだな。長尾との再会でトリプルまである?
○キルアオ 20話
冒頭天馬から。
「なんで天馬はここまでして戦うの?」を描いてきたね。天馬にとっても得るものがある戦いなわけだ。前向きなモチベで良い。
暗殺者・竜胆兄弟の弟、エイジとのバトル。
ゴルフボールをサッカーボールで撃ち落とすの異種格闘技戦みたいでいいねえ!
この戦い方、先週十三が銃弾で銃弾撃ち落としてたのと被せてきてるのかな。
エイジはただのパワータイプかと思いきやバックスピンを利用して意表を突くみたいなこともやってくる。意外とクレバー。
後半は十三。
一般人だけでも相当な人数だったのに消防士まで操れるの催眠術強すぎる。まあ別にMPとか使ってるわけでもないし一度かけたら操れるなら上限なんて無いか……
てかこんだけ消防車とか消防士が出動してたら流石に他所でも気づかれるだろ!?
そして最後はアネゴと遭遇。
まあ天馬にジャマとは言われてたけどいてもたってもいられず来ちゃうこともあるわな〜
……と思いきや、オラッ 催眠!!
カズマ、変装もできるのか……!スペック高えなコイツ……!うまいこと甘い部分を弱点として突かれたなー。
てか十三はなんで催眠術効かないんだろうって思ってたけど普通に効くんだ。今までは隙が無かったってだけの話なのかな。
マジで攻撃できなくなって圧倒的ピンチなんだけど、だからこそここからどう逆転するのかはかなり見ものですね。
○アンデッドアンラック 174話
今ループリップの掘り下げ回。
今リップ、「だって オレが全部 治しちまうんだからな!!」といい子供たちへの接し方及び手作りのキャンディといい、あまりにキラキラすぎて笑っちゃった。主人公やん。
からの白馬に乗ってライラの元に赴くリップ。「比喩じゃなく!?」のライラか〜わいっ。
普段からこんなことしてんの?!って思ったので「かまし」だと分かって謎にホッとした。
そしてこんなわざわざかましたったのにラトラにネタバレされてたの恥ずかしすぎる。爆笑するラトラとリップの口喧嘩、前ループを思い出すね。
ラトラによって告げられる2人のベストな結婚式の日取り。
結婚促して「式の準備は任せといて」って言いながらの「どーせ好み私と一緒だし」はちょっとラトラさんしんどすぎないか???つまりラトラさんの好みは……って話じゃんこれ。……前回もラトラさん優しすぎるって風子に言われてたもんなぁ……
リップとライラは2人きりに。自分の身とリプラトの将来を案じ身を引こうとするライラに……
「ほーん じゃあいらないんだコレ」
うわあいきなりプロポーズきた!!!
いやラトラが結婚式の話してたし、思えば白馬に乗ってわざわざかましてきたのもプロポーズの布石だったのか……!!フレーズの元ネタはガンダムらしい。ガンダムは門外漢だからわからんな〜。
でもなんだかんだしっかりグッとくるプロポーズで、戸塚先生こういうのやらせると強いよな……と思っていたところに……
突如病状が悪化するライラ……!!
「ポタッ」って嬉し涙とかだと思うじゃん!!吐血かよ……!!!
否定能力じゃないけど、このタイミングはめちゃくちゃ神の作為を感じるね。
諦めかけてるライラにリップも声を荒げてる。
そこに現れたのが風子…!
風子だけならややこしくなってただろうけど隣にラトラがいるので幾分スムーズにいきそう。
ライラの急変の原因はUMAシック。病を司るUMAか。
"絶対理"…前にもルインの発言で似たようなフレーズがあったけど、正式にキーワードとして出てきたのは初めてなるのかな?
十位……ってことはあと九体は章ボスとして出てきそう。
あと風子がブレードランナー持ってきてるけど、コレどうやって着用するんだろう。前回ループでは脚切断して着けてたんだよな。
鎧みたいに着けられるように改造しました!とかくらいなら最近の感じだとありそうかも。
次号はセンターカラーで主題歌にまつわる情報が解禁。
UNISON SQUARE GARDENとかVaundyあたりは名前に「UN」入ってるしネームバリュー的にも来たら激アツよね。楽しみすぎる。
●僕とロボコ 152話
センターカラー!
ロボコ-1グランプリ結果発表!
思いっきりアオハコパロってる扉絵。そうでなくっちゃあな……!
塗りの透明感も真似てる小癪さでウケちゃった。
本編
ということで本編もロボコ-1グランプリ結果発表回。太臓もて王サーガの人気投票回めちゃくちゃ好きだったので似てるテイストで嬉し。
てか2年目さんやっぱ生きてんじゃん!!前回のうちに死亡が覆らなかったので若干心配だったよ!
集英社とジャンプ編集部をまるまる使って結果発表会。
栄えあるグランプリは……つって1位から発表するんだ。普通1位は最後じゃない?
……と思ってたら1位、千夏先輩……!!
う〜ん……!!そうなったらおもろいなって思ってたけどやっぱそうなったか〜〜!!
しかも応募総数のほぼ1/5て。圧倒的じゃん。
さらに2位はメイコ、3位は矢吹ロボコと分かりやすく美少女が独占してて笑った。
4〜6位も変なのだったし、読者よく訓練されてるな〜(蚊トンボ膝ロボコ来ると思ったけど意外と低いみたいね)。
「ロボコ-1グランプリじゃねぇのかよーーー!!」
ロボコの慟哭、今週一番笑った。
ロボコけっこうガッツリ悲しんでて可哀想……だけど猪俣家に居候はぶっちゃけめちゃくちゃ面白そうなのでやってほしい。
オチは正直だいぶ無理矢理だったけど(構図としてはアオハコメイド喫茶回のパロらしい)、今回の話全体としては結果発表回でやってほしいリアクションがいっぱい見られたので良かったです。
……てか本編より先に結果発表ページあるの完全にネタバレじゃん!そこはなんとかならんかったのか……!?
●夜桜さんちの大作戦 193話
突然の大人ひふみあるふぁ……!!
個人的には10年バズーカじゃん!?って思ったけど配信ではチュウさんの薬回って言われてた。どっちもあるね〜
成長した双子、マジでツラよすぎるな……
呆然として受け答えが死んでる六美太陽おもろい。
でも理由さえ分かれば愛が溢れるお2人。
七悪に「子離れ苦労しそう…」って言われてて実際直後に双子から距離置かれたらめっちゃ悲しんではいるけど、お互いラブラブ仲良し夫婦なので案外2人で乗り越えていきそうではある。
四怨嫌五もマジレス→顎クイで撃沈されてるし、「ちょっと大きくなった程度で…」とのたまう二刃お姉ちゃんに至っては1ページもかからずに堕とされてて笑う。チョロいな!
七悪からはそういえば忘れてたスタンプをちゃんともらって、そうしたら次は凶一郎の番。
謎にぶっ倒れてる凶一郎に対して速攻で理解を示すひふみ……やっぱこの2人は割と根っこが近いんだなあ。
「二人とも俺との旅は嫌じゃなかったか?」
「…全然嫌じゃなかったよ」「うん」
課外授業始まる前は二人とも凶一郎に対しての警戒心がだいぶあったけど、今回の旅を通して三人の仲もかなり縮まった気がする。よかったね凶一郎。
そして最後には唯一未登場の兄弟、辛三の話の導入。結婚……!?
アレクサンド刃奈……って多分辛三の師匠ポジの金級スパイ、アレクサンド龍の娘か何かよな。
龍にはドエグいセクハラ受けてたイメージだったけど、一体どうした……?
●アスミカケル 12話
ジムで稽古してるところから。
優也も二兎も純粋にMMAが楽しくてジムの居心地が良いのなんかめちゃくちゃ良いなあ。
ヨシズMMAジム行ってみて〜ってなる。
しかもブラジリアン柔術は既にかなり上手いということで実力を認めて青帯をくれる義時さん。
「つまりこれは 君が今日まで「明日見流」を頑張ってきた証さ」
こんなん二兎じゃなくても、読者だって嬉しくなるって……!良い先生だなあ義時さん。
(ここの青帯描写、黒帯をいくつもらっても先に進めない兄貴5黒帯!との対比だと考えるとなかなかエグい)
……で、義時さんが良い先生だからこそなおさら黙って地下格闘技に出るわけにはいかない、と。
通すべき筋をしっかり通してくれるの気持ち良い読み味。
そして義時さん。まずしっかり止めてくれる。
その上で二兎の想いを聞いての応対がマジでちゃんとした大人として完璧すぎて涙すら出そうになったよ。
何より二兎に出した三つの条件!これも一つ一つあまりにもまともすぎる。
一つ目、元プロの岩武さん相手にスパー。試合に出ても問題ないレベルであることを確認。
「二つ目は親御さんにちゃんと話す事」「必要なら私からも説明する」
親の説得にも力貸してくれんの……!??
「三つ目は…──当日のセコンドには私がつく」「ジムの代表としてではなく」「一人の友人として」
いや涙出るって!!!義時さん良い人すぎる!!!!!
そしてラストには早くも試合。
「勝算ありと踏んだからだ!!」
とか途中で仄めかされてた必殺技とかとにかく二兎のMMAデビュー戦が楽しみすぎる……!!何気にイワさんも付いてきてくれてるの優しい。
展開早いしキャラは気持ち良いしで、試合まだなのにめちゃくちゃ面白いし試合自体の期待度もバカ高いんだよな……すげー良い漫画……
試合の中継にじいちゃんが気づいたっぽいのも何かの伏線になってそうね。
姫川さんもよう見とる!
●暗号学園のいろは 39話
凍から。こんなご高説垂れてるのに余裕で定員割れしてるのおもろい。
2P目は面接。徴兵をすげえ雑に消してる……!
長机あるし華衣さん潜んでるかも…って思っちゃうの困った話だよ。
微妙にタイミングのなかったしゅーたんの来歴をここで回収。
「事故死」「目当ては特許権」「殺人兵器」
キナ臭えなおい!!
…で、しれっと出てくる中学時代の縊梨&綿菓子。ツラ良いなーこいつら相変わらず。
デジタル暗号学園への出兵についてはしゅーたんは保留。
というか小芝居さん以外は大体みんな断ったか保留かで参加確定は全然いない様子。世知辛いね。
さらっといろはと縁ちゃん手を取り合ってダンスしたりしてイチャイチャしとるのお!
たゆたんにも断られてるわけだけど、その際に「友達」というワードを使ったのがひっかかる享楽。
わざと負ける暗号勝負をふっかけて、"東洲斎享楽と夕方多夕の馴れ初め"について話す口実を作ってきた。
過去エピソード、戦略的幼馴染。
なんか英単語作るボドゲみたいなのやってるけど、ここでもFRIENDSHIPに見せかけてFRIEND HIPでケツノルマ満たしててニヤっとした。
たゆたんの親の防衛大臣の失脚。
縊梨さんは「さすがに違うわ」なのに「実の親を投獄したのは 当時5歳のたゆたんよ」と続くのおかしいだろ!こっちもさすがに違うの範疇じゃん!!
そしてたゆたんは自分を戒めるかのように
「親を売って友達を裏切った」
「だからアタシは一生友達も家族も持たない。」と。
なるほどそりゃ享楽もたゆたんが「友達」といろはに言ったのに違和感覚えるわ。
それに対し享楽が言ったのが
「だったらたゆたんは これから一生私の下女ね」
そしてたゆたんの
「かしこまりました お嬢様」
ここ、どちらも泣いてるようにも見えるんだよなぁ〜〜……!!
もう友達に戻れない悲しさ…とか、それでも友達と言ってほしかった…とか、そういうのを想像してしまう。
でも「一緒にいられるなら関係性なんてなんでもいいわ」ってのはめちゃくちゃグッとくるよね。愛……
てかなるほど、こういう形で上下を定義づけてしまったからたゆたんは享楽のことをスンとしてきょらりんとは呼べないわけだ。
こないだの失言半減質疑応答リベンジでそこを突いたいろは、めちゃくちゃ地雷タップダンスだったんだな……
そして回想明けには享楽の地雷も踏み抜くいろは。こんな過去があって絶対今でも対等な友達に戻りたいに決まってる享楽に対して
「東洲斎さんの分までボクが夕方さんの友達になるから!」
はそりゃブチ切れられるに決まってるだろ!!享楽、まるまる1P使って凄まじい迫力の無言の圧出しちゃってんじゃん……!!
いろは、表情は読めても空気は読めないとこあるよなコイツ……
ラストは最後の手段でたゆたんを再び勧誘するいろは。「おしりのり」をちゃっかり持ちネタにしてるの笑った。
最後の手段……
「あーあ。結局メタバース ボクと東洲斎さんの ふたりっきり で行く羽目になりそうだよ」
いい性格しとんなあ!!?
たゆたん、めちゃくちゃ動揺してプチトマトポロリしててかわいい。結局まんまと参戦させられてるし。
今週、たゆたんのカッコよさ、かわいさ、激重感情……とたゆたんの魅力が隅々までふんだんに出まくった回だったな。
最後のいろはが説得したいという人物、誰だろう。キャラ人気的にも一番ありそうなのは匿名希望だけど。
いろはのいって言うんなら最初に友達になった目の前の縁ちゃんこそ説得したいという可能性も?
●一ノ瀬家の大罪 40話
ぐちゃぐちゃになった擬似家族。
こうなった今だからこそあらためて颯太と文乃さんで対話……しようとしていたところにけんたと母親登場!!
え?母親盲腸で入院してただけ?なんそれ???
じゃあ学校の先生とか同級生は何だったん??
文乃さんもすごい適当に退場してったし。
長々とやったのになんの意味もなかったじゃん擬似家族編。
颯太連れ戻すだけなら1〜2話もあればできたでしょうに。
全部行き当たりばったりでとりあえずその場その場で衝撃展開(のようなもの)だけ入れとけみたいになってないかさては。
マジで何がしたいのかわからんなこの漫画。
○アイスヘッドギル 11話
扉絵、小物とか空間の感じがリアルでなんか良い雰囲気だなあ。スリズはなんでカメラ目線なんだ。
さて本編はトロルの森へと向かうダーイン王角団。
団員も地味にキャラ見せしてきてるね。後々出番が………あるかなあ……
今週はマジで2、3ページごとくらいに次の出来事が起きてて異常な速度。
グレイティストの過去→スリズの回想→巨大な手→襲われるトロル→助けに入る一行→おしゃべりすギル→巨腕ジュミル
……多い多い多い!!
テンポ良いと言うよりめまぐるしいって感じ。展開遅いのも良くないけどこんな一気に色々出されても頭に入ってこないよ。ただでさえ入ってこないのに。結局何を一番の見せ場として押し出したい回なのかが全然分かんないよ。
○ドリトライ 18話
ド級のリトライ ドリトライだ!から。
積み重ねが足りてないので全然知らんおっさんたちに背中押されてるのじわじわくる。誰だよ全員。
最後は夕華さんと黒岩さんに背中を押され親父の顔面に一撃。
拳ってやっぱり凄くて、「心の強さ」を思い出して親父は改心、めでたしめでたし……
と思いきやさらにもう一発!と追い討ちかけたところはめちゃくちゃ笑っちゃった。
その後も「オラァ!なんだそのヒゲ!」とか言って殴ってるし。
というわけで親父を連れ帰ることには無事に成功。帰りのシーンのモノローグ、「優華」になってる誤字。同じページで夕華って言ってるのに……。てかなんなら後の方でも星の発言で誤字ってるな。(……と思ってたけど、夕日に呼ばれてる時とそれ以外から呼ばれてる時で使い分けられてるらしい。それ要る……!?)
結局親父が来たことで星も快復。特効薬も開発され今度こそめでたしめでたし。
最後は4年後に時間が飛んで……
次回エピローグやって最終回かな。
ぶっちゃけ今週最終回でもなんの違和感もない回だったけど。
○テンマクキネマ 21話
コンクールでの『渚』の上映。
中身は結局分からなかったけど、大絶賛の大成功!
沸き立つ観客、労われるハジメ……
とここで、
「…天幕さん 僕は映画を観る時…」
「スタッフロールも 1行も逃さず観たい派です」
脚本 天幕瀧飛虎
これは…粋すぎる……!!
テンマクキネマは、ハジメはコレがやりたかったのか……!!
ハジメが天幕を初めて出し抜いた感じもあって良いサプライズだ。
さらに「これからもあなたの腕を貸してほしい」
と、元々強引に腕を貸すことになっていたハジメの方から今度は天幕の腕を貸してもらうよう頼むという1話との対比。良い。
倉紅井とママとの決着、ハジメと倉紅井の次回作、新市組のみんなとの合流──と、描くべきものをしっかり描いて、最後は記念撮影で締め!
倉紅井さんもちょっぴり天幕の気配に気づく……というなんだか分からないけどなんか嬉しいラストで、爽やかな締め方の綺麗な最終回でした。
全体の振り返り
畳み方は綺麗で最終回では見事な着地を決めたものの、序盤からイマイチ盛り上がらず低空飛行ののち失速……という食戟のソーマの逆みたいな推移の作品でした。
ソーマが人気を博した大きな要因の一つである"お色気"を封印していたのは「そういうイメージ」から脱却したかったという心の表れなのかもだけど、それが却って「やっぱお色気無いとアンケ取れないんじゃない?」って強く思わせる結果になるという皮肉で残酷な現実が。
あとキャラの魅力不足(これ先週も言ったな)。倉紅井ちゃんは魅力的だったけど他があんまりだった。
何より天幕さんに魅力が無かったのは痛かったなー。単純に主人公の自由を奪い日常を脅かす悪霊である上に、浮遊霊バディなのに監督ではなく脚本家なせいで師匠ポジにもなれないという。
脚本与えた後何もやることないんだよね、このキャラ。撮影編では中盤までかなり持て余してた印象。綺麗なお姉さんで監督兼脚本家で良かったじゃんって思った(なんで自分で監督やらないの問題はあるけどまあなんとかなるでしょ)。言うこと聞かないと嫌がらせしてくる悪霊との同居もお姉さんだったらかなり許せる気がするし。
「相方に綺麗なお姉さんを据えてさらに師匠ポジも兼ねさせ、華やかさとキャラの魅力を担保する」……これ、鵺の陰陽師がまんまやれてるんだよな、ちなみに……
ハジメも別に悪くは無かったんだけど、逆に「この主人公好き!」ってなれるような取り柄も無かったのが痛かったね。「映画がとにかく好き」っていうフワフワして分かりにくい取り柄一本で主人公やるのは流石に厳しい。ハジメも美少女だったらそこもある程度マシだったのかな?
映画監督やるにあたっての明確な尖った長所とかがあればまだ面白かったんだろうけど、そもそも「映画監督やるにあたっての尖った長所」って何…??という話もあり、題材の難しさが出た形でもありそう。
映画撮影、上映して観てもらうところが一番のカタルシスだと思うけど、そもそも完成までにめちゃくちゃ時間かかるし肝心の内容は描写してられないしで、読んでて気持ち良い瞬間がなかなかやってこないから満足感が得られないんだよね。これも題材の難しさ。
そこでインスタントに満足感を付与して保たせられるのがお色気要素だったんじゃないかなーと。
お色気の投入は映画モノの難点をカバーできてたはずだよ。ということで勝てる材料は揃ってたはずなのに、という勿体無さを感じた作品でした。
撮影シーンの青春してて楽しそうな空気感や、雨の歩道橋などのドラマ要素、そして何より倉紅井ちゃんが終始めちゃくちゃ可愛かったことなど好きになれるポイントはいくつかあったものの、それらを活かしきることができないうちに沈んでいった印象でした。
お色気って別に恥ずかしいことじゃないしお色気をしっかり描けるってことも立派な取り柄なので次回は上手くその武器を使ってほしいなと。
ということで、附田祐斗・佐伯俊両先生お疲れ様でした。
最後「テンマクキネマ…終幕」って書いてあるのオシャレ。
○次号
週刊少年ジャンプ42号
表紙&巻頭カラー
新連載 カグラバチ
『ロクの冥約』の外薗健先生の初連載。ロク良かったので期待。
センターカラー
魔々勇々
2話センター。方向性が見える回になるかな。
鵺の陰陽師
2号連続は完全に看板ルート!!勝ったなこれは
アンデッドアンラック
アニメ主題歌新情報とのことで!めちゃくちゃ楽しみだ。誰が来るかな〜。
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