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【#WJ11】週刊少年ジャンプ2023年11号感想【寿司いくら】

ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!

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ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ11号の感想を語り合おうぜ!【あかね噺1周年つええ!】

https://www.youtube.com/watch?v=FXuZ1nJ18WU

アンケ1:あかね 2:高校生家族 3:暗号学園


●あかね噺 49話

表紙
志ぐま師匠門下生集結!
まいける兄さん、まだメインエピソードないのにあかねの次にでっかく映っててわろた。
巻頭カラー
初手あらすじではあるけど1P目を1枚絵にしてくるのは大胆ね。
見開きは表紙よりもさらに大集合。
あかねに関わってきたたくさんの落語家たちがズラリ。作画コストえげつないだろうにすごいな。先週もカラーだったよね…?
朝がお兄さんとかひかるちゃん(可楽杯の声優ライバル)はいないのかー。まあ兄弟子+プロ編人気キャラだとこのメンツか。
本編
あかねの『お茶汲み』後半戦。
お茶を使って泣きマネをする花魁の噂を聞いて、全く同じ文句を先んじて花魁にぶつける男が登場。
1周目では気づかなかったけど、顔立ちといい右手で髪をいじる癖といい明確にりゑんに似せてあるんだなこの男は。
八正師匠の言う通りこの噺の終盤の展開はまるまるあかねとりゑんの一件とリンクしてるのか。そこから仕込み始まってたの!?っていう気持ち良い騙されを感じる。
それでいて「お茶汲んであげるよ」(私の誘い文句の再現やるんならこの後泣きマネするんだからお茶いるよね?)というサゲの演出がバチバチにキマってて『お茶汲み』自体の面白さまでしっかり伝わってくるという。
プロ編始まってからの蓄積全てが一斉に花開いたようなカタルシス全開の回でした。
これ1周年に合わせてやれるのつえ〜!

●ONE PIECE 1074話

最初はパシフィスタマークⅢから。
戦桃丸生きてた!あれで死んだとしたらさすがにあっさりすぎるとは思ってたけど思ってた以上に硬えな…!パシフィスタに指示出す余力すらある。
一方研究層では麦わらの一味、ベガパンクのサテライト、CP0が全員集合。
ゾロの衣装めちゃくちゃカッコいい……けどそれ以上にステューシーの衣装えちえちすぎない!!?!?
脚だけじゃなく腋も出てんの!?エッロ……
全員集合大ゴマ、ヨーク思ってたよりデカい(デカ女最高)とかアトラスとルフィ手振りあっててかわいいとかルッチにキレるナミ&なだめるロビンとか細かい見所多くて楽しい。
結局ベガパンク探すためにみんな出払って、ゾロとルフィだけが留守番することに。やっぱりゾロがルフィと2人の時特有のゆるい会話してて良いな。
「懐かしいな………ウォーターセブン」「アイスのおっさん元気かなー」
めちゃくちゃ気抜けてる。良い。
からのボニーが見るくまの記憶。くま、背中になんかあるな。服の模様?それとも焼印…?てかここにベガパンク本体いるわけじゃないのか。
ピタゴラスの背後にもなんかいるし、まだ把握できてない存在がうろついてるのかこの島……?
そして最後はまさかのビビ登場!!
行方不明になってたけどワポルとともにモルガンズの元で匿われているとは。サボの話出てたし革命軍の所と思ってたよ。どういう流れでこうなってるんだろう。
モルガンズは相変わらずイキイキしてんねえ。あまりに自由すぎて最早コイツが海賊王の器だろとか言われてて笑ったわ。

●呪術廻戦 213話

宿儺、伏黒に受肉!!
このタイミングである理由は「伏黒の魂が折れる瞬間を待っていたから」。ここは予想通りだったね。
からのページめくったらサブタイトル「呪胎戴天-伍-」……!!
超初期の少年院編、宿儺が顕現してた一連のエピソードからのロングパスかぁ……!!芥見先生ノリノリすぎる。
宿儺、復帰即虎杖エグぶっ飛ばし。よっぽど鬱憤溜まってたんだな。そりゃそうか……
てか虎杖の目尻の模様無くなってるね。虎杖の中から完全に宿儺は消えたものと見て良さそう。
虎杖ぶっ飛ばした後はクソデカ鵺。
やっぱ十種影法術使えるんだ……ってレベルじゃないなこれ!
伏黒が使ってた時は帯電する鳥って程度だったのに雷神みたいになってんじゃん。これ他の式神もえらいことになってんじゃないの…?魔虚羅とかどうなっちゃうの。
終盤は立ち向かう来栖&天使。
「邪去侮の梯子」、「天使」っぽくがっつりキリスト教系の技名でいいね……っていうか技の規模エグいし宿儺をア"ア"ア"ア"ア"させられるの強すぎない!??

●アンデッドアンラック 146話

戦争を停めるための仲間探し。
まずは不抜の友才から!敵のUMAは何の理を司ってるんだろう。トゲトゲだからニードルかな。ニードルの理って何??
足止めで手一杯だった友才を助け、飯も食わせてサクッとパーティー入り。
てか20年前の友才さんクッソ美人で惚れた。そういえば久能明の回想で出てきてた友才も美人だったな。
からの流れるようにお次は不壊。
「この不壊が全て守ってみせようぞ」575だ。
スプリング編の一心過去回想で出てきてたドロドロのUMAとやはり同じUMAが襲ってきてます。
友才さん「ヤツは斬っても?ボス殿」ってセリフ、いかにも侍の強キャラって感じでカッケェ〜。
刀抜けないのにクソ強いし。アタッカー枠は友才っぽいな。刀も銃も抜けないの戦場だと相当有用だろうし。
でも箸とかひょうたんとかすぐ抜けなくなってるしまあまあおっちょこちょいな風もある。愛嬌ですね。
おじいちゃん一心はまさかの加入拒否。「己が命よりも大事なもの」…村や家族でしょうね。
その家族もテンポよく登場。赤ちゃん春香ちゃんかわい〜〜!!
面影めちゃくちゃあるしすでにフィジカル強いの笑う。ほんでパパもよう似とる。遺伝子濃い〜な。
前ループの春香の意志を汲んでおじい一心も仲間に。いそうでいなかったコテコテおじいちゃんと熱血?キャラ。
風子もおじいも前ループ春香を想って涙を流してて、そこだけでも仲間になるに足る心の重なりを感じるね。
最後はブラジル、不可視の捕獲。
姿を消して逃げ惑うショーンを全員で力を合わせて捕獲というちょっと楽しげなミッション。
ショーン、姿が消えるだけでサーモグラフィーだと見えるのか。それなら組織の技術力なら全然なんとかなるわな。
風子との関わりは殺し殺されではあるけど人間的な交流はほぼゼロなんだよな。
それでも「ろくな死に方しない」で救出するあたりマジで全員救うんだなって。
先週の円卓の時点でショーン仲間になる説は挙がってたけど、「年代早くね?」ってなってたんですよね。
それが今週「早く生まれてる」「魂で近くに来てくれた」といって解決。まあ多少無理矢理感はあるけどそっちの方が面白くなりそうなので問題ナシ。
ラストはボイドとジーナで拘束して風子がフィニッシュ。
ショーンが目を閉じられないのは、目を閉じると透明になる=回避の行動にあたる からなのかなって思った。不治のあらゆる治療行為の否定と似てる。
逆に回避の行動にあたらない反撃は可能ってあたりもマジで「不可避」は「不可避」であってそれ以上でも以下でもない感じがある。
風子に取り押さえられるショーンの構図は、前ループでショーンが秋編で真っ二つになって死んだ時の構図のセルフオマージュになってますね。
顔から地面に突っ伏して目の前にナイフが……という構図。ニクいね。
前ループでは大して活躍も出来ずにいいとこなしで死んだショーンですらこうやって仲間にして救済するの、マジで全キャラ救済ルートなんだなあ。
てかよくアンデラはテンポ良すぎて1話に3話分入ってるとか言われるけど今週は明らかに3話分入ってたな……
1話に全く別々の仲間加入エピソード3つ入ってるってどういうこと???

●SAKAMOTO DAYS 106話

坂本商店組で焼肉屋で団欒してるところから。
次の戦いには平助も参戦するのか。てことは逆にルーは今回もお留守番か……野郎だらけになりそうだけど女子の参戦は無いのかな。
言語どうすんの問題、個性出てておもろいね。周くん異次元なの笑う。
後半はその日の深夜。
一人旅立とうとする坂本とシン、対話からの戦闘。ここで師弟対決くるとは思ってなかったけど、1話以来の坂本vsシン@坂本商店アツい。
シンが坂本ぶっ飛ばして棚ぶち撒けてるのも1話の逆の構図ってことなんだろうな。
シンが明らかに1話とはレベチで強くなってるのがわかる。
そして2人の戦いを止めに来た3人。坂本自身ですら気づいてなかった坂本の内心まで見透かしてる葵さん、この人には敵わん感すごい。
結果雨降って地固まるというか、より坂本とシンの信頼は深まったような感じがあるね。もうただの師弟とか上司部下とかじゃなく相棒クラスの信頼関係に見える……良いねえ……

○アオのハコ 88話

冒頭大喜vsユメカ。
『「俺正しいですっ」って顔 腹立つ…』めっちゃわかる。してるよな。
(やっぱりこの2人… このままじゃダメだよ)
ほんまか???だとしても大喜が介入するべきなんか???
やっぱりだんだん大喜から心が離れていくのを感じるなあ……
ラブコメで主人公が好きじゃなくなっていくってのはなかなか辛いものがあるわね。

○逃げ上手の若君 97話

センターカラー!
時行、弧次郎と飛び立つ無数の鶴。
右上は赤っぽくて左下は青っぽい配色、画面構成全体が和風な幻想的雰囲気ですごい素敵な空気感のイラストだな。
本編
戦いを終えて。
三浦時明、裏切りキャラなので読者からの信頼もこれから稼がなきゃなところに、時行の無茶振りに乗っかってくれるという茶目っ気。直後に改めて将としての勇猛さも見せてきてキャラ紹介は十分。
中盤からはいよいよ鎌倉への凱旋。
時行の鎌倉の思い出を次々とフラッシュバックさせながら最後が兄上と父上なので、日本史詳しくない読者でもこの作品で知ってる人物が出てきていよいよ鎌倉なのが実感できる。
最後の最後の階段でこれまでの戦いの振り返りと時行の不安にフォーカスして一旦サゲてからの……
見開きで美しい鎌倉!とボロ泣きの時行……!
ここまで大将として気を張ってきた時行の、9歳という歳相応のセリフにさすがに感動してしまう。
周りの臣下たちと頼重も一緒に号泣してるのが余計に涙を誘うよね。
ここまで97話ぶんの戦いが報われた瞬間……カタルシスもひとしおだ。

○マッシュル 143話

マッシュvsイノセントゼロ。
淵源さん真面目なバトルしたいのにマッシュが変な戦い方ばっかしてきてもはや可哀想になってきた。
「足で柱を……持ってる…?」とか
「肩で歩いてる」とか淵源さんが素でリアクションしてるのシュールで笑う。
正直ウォールバーグ校長と戦ってた時に比べてイノセントゼロさん弱ない?って思うんだけど、日食で第二形態移行するみたいだしここからが本番かな?

○ウィッチウォッチ 96話

スケダンコラボ後編。
先週暗号が出てきて暗号学園!?とか言ってたらゴーグル付けて推理ってところまでシンクロしてて笑った。
いやまあSKET DANCEのが先なんだけども!
事件の犯人は1年3組全員。
暗号がクラスの席順を表してるっていうのは先週時点で推理できてる人いて知ってたけどクラス全員でやったってのは予想外だったな。スケダンコラボじゃないと実はニコモイが犯人サイドってのはできないからコラボ回ならではの真相だ。
正直クラス全員で大掛かりな暗号でメッセージ……ってそれで不登校児が心打たれるか……?とは思ったし、普通に学校関係者に迷惑かけまくりなのは何かしらの手打ちが必要なのでは?というのでちょっとモヤったのはあったかな。
でもそれを補って余りあるくらい大人スケット団が見られたのが良かった。
スイッチからボッスンへのダル絡み(ヤな言い方すんなのくだり)とか男2人へのヒメコのツッコミとか、スケダンの頃のまんまだ。
欲を言えばもう少し見ていたかった(テンパり変顔ボッスンとか)けどまああくまでこの作品はウィッチウォッチだからね。これくらいが一番いいのかも。

○読切 ウパ野ルパ子は一般人

ジャンプGIGA2022SPRINGに『煩悩僧正』、『フリ侍』の2作を掲載された小園江ナツキ先生によるラブコメバトル読切。
前作2作がどちらも時代ものだったのでそこから3作目ラブコメに行くのかと少し驚いたものの、バトルパートは前作と雰囲気が近くて、こういう和風なバトルが好きな作家さんなのかなと思いました。
ところどころ見づらい部分はあるものの、工夫された構図とウーパールーパーから広げたアイディアでバトルがちゃんとカッコよく魅せられてたし、なによりマイペースながらもグイグイ来るルパ子がしっかりかわいかったのが良かったですね。
バトルとラブコメもどちらかだけでは由紀治(主人公)とるぱ子の魅力をここまで出すことはできてなかったと思うので、両方組み合わせる必要性をちゃんと感じられたのも◎。
合体フォーム、メガミュウツーYみたいなカッコ良さあるな。

●夜桜さんちの大作戦 165話

センターカラー!
ベストペア人気投票の結果発表。
コッテコテの結果発表で笑っちゃう。
「神に感謝」は明確にボーボボパロだろうけど「みんなありがとう!」は普通に言ってもおかしくないラインだから判断に困るな。
みんなトロフィーの根っこ部分ガッツリ握って持ってるの、何!?トロフィーの持ち方ってそうじゃなくない!?
本編
亘さん襲来。手土産に羊かん持ってきてるの普通に社会人で笑う。
そしてついでに自己紹介も。
夜桜つぼみの父親、なるほどそれは紛れもなく"夜桜を創った者"だわ。
「痛みこそあれど」「切ろうが欠けようが」「目をひとつ煎じれば」「心臓のひとかけらが」
嫌悪感と狂気をコンパクトに描写してくるの上手いな。皮下も百もこいつの差し金ということで黒幕の黒幕だ。
何もかもこの男のせい──というのはそうなんだけど、冷静に考えたら世のため人のため夜桜家のためにしか動いてないんだし、倒す理由もないのでは……?まあ生かしとくとまた非人道的なとんでもねえことやりかねないというのはあるかもしれないけど、そういう理由とは作中では述べられてないしな。

●一ノ瀬家の大罪 12話

元父に遭遇したところから。
父編と思いきや母編にも入っていく様子。母、なんか明らかに様子がおかしいぜ。
…と思ってたら元父は元父ですでに別の女性とくっついてるのが発覚。
これ、今回の世界線で一ノ瀬家の父親じゃないからこうなってるのか、それとも前の世界線でも実はこうだったのかでかなり変わるぞ……?
そして母親の「あんなやつ」「思い出しちゃダメ」からして後者説けっこうあるよな……
それだと前周ラストで心中?決行したのは何だったんだろうとはなるけど。
綺麗にしてある幸せそうな3人の部屋と、ゴチャゴチャしてて辛そうな美奈子の部屋でかなり対比は効いてるんだけど、正直翼の部屋のインパクトには勝てないかなー。

●僕とロボコ 124話

パン一ボンドが女子会から隠れる回。何このあらすじ??
2P目の☆どんな状況…!?がそれすぎる。
パン一コタツ自体は言い逃れ不可能な変態性を孕んだ行為なのでどう転んでも正直に言い出すことはできないの上手い。
こっそり隠れてバレるかバレないかみたいなドキドキ感が新鮮でよかったですね。
途中でロボコが気づいたり便意が限界来たりで大きく変化をつけてくるのも好きでした。
まあ寒いとお腹の調子悪くなるもんね……

●暗号学園のいろは 11話

いろはvsたゆたんの失言半減質疑応答!
扉絵の次のページのアオリもいろはの使える文字に則ってるのノリノリで好き。
この競技、「質問を受けたら、その質問に回答するまでは質問を返すことはできない」があるから、一度質問した側は相手が回答考えてる間に次の質問考えられるので先攻圧倒的有利だよね。後々の解説でも先攻有利って言われてたけど。
いろはは初手でつまづいてまんまとたゆたんの質問攻めから抜け出せなくなってる。それでも序盤は自己紹介Xワードと全く同じ内容を聞いてくるあたりウォーミングアップというかチュートリアルというか。
そして見開きでの質問攻め。マジで「質問攻め」って感じだ。
こんな大量の質問(しかも普通の時でさえ心すり減るような質問もある)を、23音の中でやりくりして答えるように頭を回転させないといけないわけでしょ。これは先週たゆたんが言ってた「今後一生文字を見るたび頭痛と吐き気と寒気と倦怠感に見舞われる」というのも無い話じゃないなと。少なくともトラウマとかノイローゼにはなり得る。
で、質疑応答の内容自体も結構気になるのがチラホラ。
親友…いましたがいなくなりました
失恋、告白、ラブレター…あり
チャームポイント…足
人の死に立ちあった…9回
結婚するなら…肉枝教官
自分はクラスで何番目に可愛い?…3番目(たゆたん気遣って東洲斎、たゆたんに続く3番目?)
被虐待経験…あり
風刺漫画家の父に強要されてこの学園に……とか。
不穏なのが結構あるんだよなー。
骨折を頻繁にしていましたも不穏だけど表現が「ぽきぽきいっぱい」なのかわいい。
あらゆる描写からしていろはが疲弊しきるのも納得だし、そこからポロッと出てきたいろはの問いが作中最高難度、初登場の☆6なのゾクゾクする演出だねえ…!
「なぜせ×そうはな×な×ないの?××げ×はいつまで×××あうの?」
言うたら人類の永遠のテーマみたいな問題だものな。これにQ.16といつもの演出をつけるのがキマってる。
たゆたんの完膚なきまでの完全勝利に、「引き分けってことだね。」の意趣返し(それも「失言」と「"言"葉を"失"った」からという明らかにお情けの引き分け)、ついでに「なかなか明るい(=とてもあざやか)」のダメ押しまで。徹底的だあ……こりゃ東洲斎さんも「そこまでやれとは言ってない。」ともなりますわ。
ただこのいろは初めての完全敗北に際し、しっかりと悔しさを感じられて、さらに悔し泣きするいろはの作画もめちゃくちゃ良いので負けイベなのに満足感がすごい。いろはという主人公にも、暗号学園のいろはという作品にも今後の期待が高まる1話でした。

●人造人間100 9話

ロキシーの掘り下げ回。
最初の2ページでロキシーの動機となぜ人造人間の歌声の被害に合わないのかまでコンパクトに説明してて偉い。
そこからさらに何度No.100に投げ飛ばされても立ち上がって相棒を守る姿で自然と感情移入させられつつ、回想シーンでさらにダメ押し……
ここまでしてロキシーから相棒の人造人間への思い入れをみっちり描いておいてからの回想明けの衝撃の一突き。
回想シーンのラストコマに既に剣が描かれてるのすごいお洒落な演出だなあ。
なぜ裏切ったのかの理由も、「あしびは人造人間にとって極上の香餌」という大原則が優先順位を塗り替えた…という合理性と納得感あるもの。
この裏切り、人造人間はとにかく合理性で動くとか、ロキシーはこんなに深く想っていたのに人造人間側からするとあっさり捨てられる程度のものだったとか、人間と人造人間の根本的な部分で違う存在だというのがよく分かる。
そしてこのエピソード、もしあしび以上に優れた肉体の持ち主が現れたらあしびだって簡単に捨てられてしまうということも突きつけてきてるよね。
人間と人造人間のシビアな関係性を強調してくるの、作品ならではの特色が色濃く出ていて良いねえ……

○高校生家族 121話

春高バレー編始まるかと思いきや2P目でまさかの記憶喪失。
記憶喪失でファミリーもの…これは………家谷家の大罪!!?
記憶なくした一郎が自分が高校生であることに困惑してる図でいちいち笑ってしまう。今まで他のキャラから散々同じようなこと言われてきてたのを跳ね返してたんだよ君は。
光太郎も今までの苦労を思うとそりゃブン殴りたくもなるわな。
「記憶の中の私が今…なんかやばいことを言ってた」好きすぎる。
みんなが一郎を心配して見に来てくれてまるで最終回みたいな雰囲気。最終回じゃなくてほんとよかった。
でも青山はアルバム作ってんのキモすぎな。
ガッツポーズで腰がまた大爆発してふりだしに戻るのもそういやそれが原因だったな…!となる良いオチでした。

○ギンカとリューナ 21話

敵の姉弟とリューナ&ロックのバトル。
魔法攻撃無効の姉と物理攻撃無効の弟のコンビネーションでどう倒すか……という問題に魔法付与の剣って答えは割とストレートだけど嫌いじゃない回答。
でもなんか悪くはないけど微妙に盛り上がりきらない感じはなんだろう…
ロックの過去が挟まるタイミングが謎だったからか…リューナがそんなに苦戦してる感じじゃなかったからか……
意外とあっさり勝てたなって感じちゃった。

○イチゴーキ!操縦中 10話

先生回。
ゆるくてなんでも「いいよ」って言っちゃう先生。こういう先生が女子生徒に人気で男子生徒から反感を買ってるのなんか妙にリアルだ。
途中からのヤクザとのイザコザで「いいよ」がハマるって展開、本筋の面白さは正直それなりって感じだったけど、「ファミレスでこーいうのあんだ…」とか「古典的なボケ…」とか冷静なツッコミはちょっと好きだったかも。
無気力に見えて実はめちゃくちゃ生徒想いの良い先生ってオチも結構好きでした。

○PPPPPP 68話

DADA先生の話。
指揮者という明確な目標もってイキイキし始めたフルスちゃんかわいすぎるな……
428Pのあせあせと430Pの笑顔マジでかわいい。
ラストにはそういえばまだ回収されてなかった「DADA先生が楽音に勝った時の話」かな。正直回収されないまま終わると思ってたよ。

○大東京鬼嫁伝 22話

原宿デート回。
まなかのプチファッションショー……と思いきや着せ替えパートは3ページで終了。ここもっと色々な服を着せてみても良かったと思うんだよなー。もったいない。
あと着せ替えパートに限らずだけどコマの大きさにメリハリが無いなー。
どこが重要なコマなのか、強みを発揮してるコマなのか、目が滑って頭に入ってこないんよ。
まあそれでも余計なバトルが無い分じんたとまなかの心情に着目して読めたと言うのはあるかな。

●次号
週刊少年ジャンプ12号

表紙&巻頭カラー
SAKAMOTO DAYS
本編の内容的には新章開幕になりそうかな?

センターカラー
僕とロボコ
累計100万部普通にすげえ!?2号連続も納得。
アンデッドアンラック
またカラー!?ペース早くない!??

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