【#WJ48】週刊少年ジャンプ2023年48号感想【寿司いくら】
アンケ1:暗号学園 2:アスミカケル 3:アンデラ
ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!
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【#wj48】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ48号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【羂索の顔芸面白過ぎない??】
【#wj48】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ48号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【鵺の真名、真の姿……!!】
●呪術廻戦 240話
表紙
ジャンプGIGAとつながる表紙……って話だったけど、実は言うほどつながってなくない?構図は対照的になってるけど。
いつになく主人公らしい虎杖を見るとなんか逆にしんどくなってくるね……
まあでも表紙高羽も20%くらいあり得たのでそうじゃなくて安心したかも。
巻頭カラー
五条の教え子…の中でも戦いについて来れてる組!
虎杖の腕、やっぱ明らかになんかおかしい感じになってるよなあ…!?
よく見たら耳にもなんかついてる……っていうか髪型も変わった?
秤先輩は肝臓悪そうな肌の赤さで心配になるぜ。
本編
天使たちの作戦会議から。
なぜ高羽が羂索の元に単騎で送り込まれたのかの理由を説明。
……というか、この少人数メンバーの中だけで高羽の術式の情報を共有した結果秘密裏に行かせることになったって感じかな。言うたら時間稼ぎ役というか死んでも問題ない足止めとして使われてるよね?高羽。
だとすると虎杖とかは高羽の術式知った上でも1人で行かすのは反対しそうだし、それでシビアな判断ができるメンバーだけで会議したのかな。
で、高羽vs羂索。
いきなり遊戯王パロでギャグ時空にする高羽。…に対して「それ原作で言ってないからね」と的確にツッコむ羂索。いやに詳しいな君!??
「P-1って番組の手際の悪さが1番面白かったあのP-1……?」とか「ツッコミ待ちが鼻についてね」とか挙げ出したらキリがないくらい世俗に詳しいぞコイツ。面白いものを探求してるってのはずっと言ってたけど、そういうエンタメ方面も抑えてんの!?
「もっと面白いことがあればそんな凶行には及ばないってことだな」は実は割と的を射てそうというか、羂索も「さてね」とか言って否定してないしけっこう期待してたんじゃないかって気がするんだよね。千年の呪術ノウハウが通用しないノーマークの覚醒型ってのもあるし。
そこに「余計なお世Wi-Fi!!」だからその後の「ふ──」は結構素のリアクションって感じする。
さらにめちゃくちゃロジカルにギャグを解体、成功例も挙げつつ何がダメなのかマジのダメ出しっていう高羽に一番効くやつを的確にやってるの、ちゃんと術式の性能としても効果がありそうだとアタリをつけてやってそうで格が高いよね(まあ普通に言いたかったからってのもあるんだろうけど)。
オーディション会場のイメージとか「お疲れ様でした!!」で肘打ちとか絵面がシュールで笑ってしまう。
さらに「オマエ以外にウケたら関係ねーんだよ!!」に対する「それ 君が言っちゃうんだ」、ここで完全に失望した感じあるよなあ。
ウケない言い訳でしかないというか、芸人が目の前の人間を笑わせることから逃げたらいかんでしょっていう。よく考えたら羂索が芸人論に一家言あるの自体意味わかんないんだけど。
そこからさらににらめっこが始まるんだけどコレに関しても羂索の変顔洗練されまくってて面白すぎるし。
顔だけでも全然面白いのにダメ押しで頭もパカっとしてるのズルすぎない??紐解いてる右手の位置すらおもろい。
殺し合いだけでなくハジケでも叩きのめす意志を感じる。てかこの顔芸、以前虎杖が披露してた顔芸にそっくりみたいだね。なにその遺伝。
にらめっこ全然関係ない「あっち向いてほい!!」で殴ってくるのも笑っちゃうし。ここ一番ボーボボっぽさ感じたかも。サブタイも「バカサバイバー!!〜生き残れ〜」で前回に引き続きボーボボアニメ主題歌歌ってるしね。
「よく考えたら塩顔のイケメンがロン毛で袈裟着てるだけでちょっとおもろい……」
言われてみれば確かに……
高羽、もしかしてツッコミの才能の方がある?
ラストは黄櫨の死体を見つけて笑えなくなってしまう高羽。まあ以前戦って面識あるから余計にキツいよな。
もはや虎杖ですらこういう一般人的な感性ではなくなってきているので貴重な反応。この感覚をいまだに持てているのは高羽というキャラの魅力だと思う。
「笑えよ 芸人だろ」
シンプルながら火力の高いカッコいい煽りだな〜。
ここから高羽の過去の掘り下げとか来てもう一踏ん張りする流れになりそうだけど、高羽がどこまでやれるのかはマジで未知数でワクワクさせられるな。
●アオのハコ 123話
晴人の過去──
はぶっちゃけそんなに興味ないんだけども。
栄明に進学したのは兄貴を倒すためだったのね。
だから兄貴を倒したヤツがいる学校に……ってのは納得感あるけど、一方で「じゃあ大喜のことは知っとけよ」とも思うな。
試合自体はなかなか良い試合やってるっぽいね。大喜が終始あんまり切羽詰まってない余裕を感じさせる表情なのが、ちゃんと強い先輩って感じがして良かった。
最終的に晴人は大喜が先輩だったってことに気づいたわけだけど、ここでけっこう素直に謝罪した上で「じゃあまずは大喜先輩から〜…」とリスペクトも表してきたのは好感持てたな。
先輩って知った上でなお生意気…みたいな可能性もあるよなと思ってたので。
ここ数回で抱えてたモヤモヤが晴れてスッキリした回でした。
●ONE PIECE 1096話
くま過去編。
天竜人、海軍、海賊、奴隷たち──全員の思惑がとんでもないテンポで描かれて。
ロックス海賊団襲来のところからはもう出てくるキャラ出てくるキャラ伝説級のやつしかいなくて凄すぎて最早笑いしか出ないレベルだった。凄すぎる。
白髭、ステューシー(クローン元)、ビッグマム、カイドウ、シキ……やっぱロックス海賊団のメンツ狂ってるな。厨パすぎ。
てかグロリオーサってニョン婆!?ロックス海賊団にいたの!??
酒飲んでるやつはキャプテン・ジョン。TLは湧いてる人結構いたけど正直個人的には「あーいたなあ」って感じだったわ。スリラーバークでゾンビが出てたんだっけか。あとバギーがジョンの財宝探してたよね。
めちゃくちゃ見つけにくいけど「ドン!!」の右下にシュトロイゼン(ビッグマムの一味のククククの実のやつ)もいる。電子の見開きで読んでようやく気づく位置だろこれ。
てかこの期に及んでロックス自体はまだ顔出ししないんだなあ……
さらにロジャー海賊団も参戦!!
ロジャーのヒゲが長くないの新鮮。若レイリーかっこよ……
迎えうつガーリング聖……の横のヘソ出しのマブいお姉さん誰!??!?
そしてガープもそこに到着!
もうめちゃくちゃだコレ。島ごと消し飛ぶんじゃないか……??
ここで一旦オールスターバトルからはカメラが外れてイワンコフとくまにフォーカス。
くまがニキュニキュ食べたのはこの時だったし、ビッグマムがここでウオウオ入手して後でカイドウに渡したって流れになるのね。繋がる繋がる。
ゴッドバレー事件の顛末は濁されてその後のくまの描写。
くま、サターン聖に追い詰められながらも逃げ延びたどころか追加で500人救ってるの凄すぎない?てかニキュニキュ、「弾く」能力を極めた結果としてダメージ分離したり長距離移動したりが可能になったのかと思ってたけど最初から使える機能だったんだ。つんよっ。
イワンコフは一人旅立ち、くまとジニーで暮らすことに。
「イワちゃんの顔は一生忘れないよ!!」「ンハハハ!!忘れられた事はねェ!!」
これを踏まえての頂上戦争の時のイワンコフ思うとまた味わい変わるな……
ラストは幸せな二人。
くまの代わりに怒るジニーと、ジニーのために優しくできるくま……相性良いなこの2人……
このまま幸せに生きていってほしいけど、既に未来がそうなっていないことを知っているんだよなわたしは……
でもやっぱジニーはこのままくまとくっついてボニーを産むってことなのかな。名前的にも。大食い的にも。
●キルアオ 27話
センターカラー!
とはいうものの塗りは割と控えめなイラスト。省エネやね。
本編
シンの話……と思いきや全然関係なく(ほぼ)新キャラ、家庭科部の玉田先輩の話。
小さくてナメられるのが嫌だからどうにかしたい…っていうお悩み。
本人はコンプレックスだけど、実際かわいいんだよな玉田先輩。藤巻先生の描く女子の中では一番かわいいって思ったかも。この悩み自体もかわいいし天馬とのやりとりで「おおお…」ってなってる泣き顔が特にかわいかった。
天馬はあんななので早々にカウンセリング方面に切り替えてるのも十三えらいね。
小さくかわいい女の子になりたかったママと話させる……ってのも納得感あるし、「ないものねだりは人間誰でも…」と自覚的に描いておいて、最終的にトークで納得したのではなくめちゃくちゃな出来事を経験して吹っ切れたってのも類稀なバランス感覚の着地だなと思いました。
せっかくかわいかったのでちょいちょい出てきてほしいな玉田先輩。
●SAKAMOTO DAYS 141話
殺し屋展開幕!
冒頭からニュース番組がイカれてて笑っちゃう。「ものっそい」とか「旦那」とか。どうなってんだよこの世界の治安。
殺し屋展では大佛がいきなりヤンチャしとる!!こういう輩の元に現れるのが警備の仕事じゃないのかよ!?
で、坂本商店チーム。
シンが呼んだ助っ人は加耳!
いたな〜そういえばこんな奴!(ひどい)
確かに爆弾なり侵入者なり異変を感知するにはうってつけの人材だわ。
加耳と周くんに色々突っ込まれた後のシンの逆ギレおもろすぎる。ひっでえ顔。
そしていざ探索が始まると、周は父親(四ツ村)との縁で神々廻に引き寄せられるし、加耳は爆速で周と邂逅してるしであちこち色々起きすぎてる!
でもなんかここまでで増やしてきたキャラクターたちが交錯し始めた感じがしていきなりおもろいしワクワクするな!?
○ツーオンアイス 6話
大会に向けての基礎練回。
前回ラストの重たいノリとは打って変わって、ギャグ多めに説明と練習をテンポよくやってて楽しげな雰囲気だったね。
隼馬と綺更が既に結構仲良しで、ちょいちょい挟まるやりとりが微笑ましくて好き。なんか相棒ってよりは姉と弟みたいな。
綺更の「飽きてきてそうだからいじってあげなきゃ」、気配りしてくれる優しさと素直じゃない気の配り方が一手で描かれててすごい良いな。わたしの中ではここでさらっとガッツリ好感度上がったわ。
それに対し隼馬は「綺更に気づかないくらい集中してた」ってので、"スケートにどんどんのめり込んで、上手くなっていくのも楽しい"というのをしっかり描けてるな〜と思った。
「隼馬 50m」
でカタルシスもあったし、スポーツもので上達過程を面白く描けるの本当に偉いよ。
それでいて最後はジュニア部門でなくシニア部門に出て、名だたる選手たち&綺更とも勝負するという少年漫画らしい茨の道に自ら突っ込む主人公!それでこそだね!
相変わらず展開のテンポも良くてかなり良いなあ。
○あかね噺 84話
ちょう朝師匠による、落語喫茶を満員にしろという課題。
朝がお兄さん、チラシのセンス(このチラシで落語好きにはリーチできないだろ…!)とか、昔のツレに宣伝したから大丈夫みたいな見通しの甘さとか、落語以外の部分での残念さが目立つな……
一方あかねはチラシに名前が載ってるだけでノってたりとか、客入りが全然でも「4人もいる」「次に繋がる」ととにかくポジティブかつ強靭なメンタル。なんかもう既にめっちゃ仕上がってないこの子??
そんなあかねにクールにツッコミ入れつつ自身も触発されていくからし……となんかすごい王道のジャンプ主人公ライバル概念って感じだ。ナルトサスケ(第一部)とかアスタユノとかと似てるなって思った。
ラストには阿良川泰全とちょう朝師匠の対面。泰全師匠、コワモテだけど意外と優しい……みたいな感じに見えるけどもう一捻りくらい来るか?
○魔々勇々 8話
センターカラー!
コルレオとエスカバの対決絵。かなりバトル漫画っぽい扉絵だ。
綺麗な絵だけど、躍動感はあんまりないなー。
カラーだから線画でブレを描けなかったのかな。
てかアナログなの意外。
本編
扉絵の通りコルレオvsエスカバから。
前回読んでる時に、こんな事態になってるのにパンネロさんが把握してなかったらちょっと格下がるよな〜って思ってたので当然把握してて安心。
さらに新キャラ、大アイドル魔王ことミネルヴァ登場!
黒髪のロングツインで人気出そうなデザイン!
林先生の描く女の子めちゃくちゃ可愛いので女の子増やすのは大正解だと思うな。いいぞいいぞ。
絶妙に性格悪そうで一筋縄じゃいかなそうなのも良い造形。
能力は「綺羅綺羅星」。
○○××の命名法則じゃないだと……!?
敵の意識を星に集中させてズラすっていう、ややクセのある能力。でも輝く星に目を奪われるってのはアイドルというキャラ性と噛み合ってて良いな。
ミネルヴァとエスカバの戦闘は、コルレオの時と違って能力使い慣れてる同士のドッカンバトルって感じで絵面は派手でやり取りも高度だったのて見応えあったね!
それでいてトドメはコルレオとエリシアってのも少年漫画的カタルシスがあって良かった。
ラストにはさらに早くも黒幕が登場。
カラーに合わせて新キャラ2人投入な上に話も一気に進めてきた。果たしてこれが吉と出るか凶と出るか……
「"刻印"解…」とか「いや…一人やばいのがいたな」とか伏線もチラホラ撒いてきててちょっと気になるね。
○夜桜さんちの大作戦 200話
開花の新しいステージ、「開花春来」!
凶一郎が一目見た段階で「それが"お前の"「開花春来」か」って言ってるあたり、みんな白くなるってわけしゃないのかな。もしくは一目見て本質まで見抜いたか。
Twitterでは「最初に開花春来出すってことは太陽の強化ここで打ち止め?悲しい」的な意見見かけたけど、万花繚乱にもまだ伸びしろあるから全然太陽の出番ないし強化はあると思う。なんなら春来の次のステージもあってもおかしくはないし。
龍の過去、武美さんが龍に惚れられていたことに言及するのさらっとけっこう凄い気がする。成人男性同士の同性愛関係を一歳茶化さず真剣にジャンプで当たり前のように描ける時代。
龍の「蹂恨醜怠」(いい技名)を止める太陽。今までの「硬化」……硬くなる力と対をなす「柔」の力。
そして両方の力を組み合わせて放たれる新技、「桜牙」!!
見開きで、激しいのに静かな印象すらある画面構成カッコいいねえ!
さらに戦闘後は"子を想う眼差しは本物だった"と声をかける太陽。
六美と似てるとすることで"母親らしさ"みたいなニュアンスを出してるのも龍的には父として見られるよりも刺さるのかもしれない。
あんなキショくて理不尽だったのに龍の最後の涙に普通にグッときちゃった。
良い決着!!
○僕のヒーローアカデミア 405話
爆豪、オールマイトを救出!
ナイトアイの予知「凄惨な死」はここで回収しきったように見える。オールマイト生存エンドに着地したみたいで一安心。
さらに爆豪の中からエッジショットも登場。
エッジショット、完全にもう爆豪蘇生のために退場したと思ってたけどギリギリ永らえた……って言っていいのかこれは……?
まあ死んではいないみたいだけど。
小さな汗の玉の爆発で復活……ってクロロ戦後のヒソカとか吉良吉影みたいな趣があるね(なんか例えがどっちも邪悪だな)。
さらに最後の戦いに赴く爆豪に、最後のサポートアイテム「大・爆・殺・神 ダイナマイト」を託すオールマイト。
「爆豪がオールマイトから力を託される」ってシチュエーションもエモいし、アイテム名がヒーロー名なおかげで爆豪をヒーロー名で呼んだみたいにもなっててしみじみとアツいね……!
「こんなものしか…与えてやれないが…」
爆豪、数えきれないくらいたくさんのものをすでにオールマイトから受け取ってるんだよなあ……
「こんなものしか与えてやれない」なんてことあるわけがないってことにオールマイト自身が気づいてない。
爆豪が笑ってるのはそれもあるのかな。めちゃくちゃ良い笑顔すんじゃん爆豪……そんな顔で笑えたのかお前……
そして最後はAFOと相対する爆豪!!
AFO、思い通りにいかなくてバチギレしてるあたりどんどん格が下がっていってるのを感じる。
こうなるとメタ的には打ち倒されることに納得感が出てきちゃうからな。ある意味順調よ。
「俺がラスボスだAFO!!」
読者の誰しも…というか作中キャラも?…がラスボスと認識していたAFOに対してこれを言う皮肉。
ラスボスというポジションすらテメーにゃ勿体ねーんだよって言ってるようでめちゃくちゃ爆豪らしい煽りだなあ。さらに
「OFA(あいつ)に拭えねーもんはこっちで拭うってなぁああ!!!」
オールマイトに見初められたデクに抱いてた嫉妬との決別を感じるセリフだ。
お互いにしかできないことがあるという確信や、離れていても互いに背中を預けあって共闘しているかのような感覚が感じられる。
デクが死柄木、爆豪がAFO……とそれぞれで戦いつつ、最終的には融合した死柄木AFOを2人の共闘で倒す流れになるのかな。
想像しただけで既にアツいな。
●カグラバチ 7話
泥の妖術師撃退後。
新たな刺客が3人も……と思っていたら、片目隠れの兄ちゃんが援軍に。
飛び蹴りも、何かつまんでジジジ…もしっかりカッコいいな。何より妖刀とか妖術とかバンバン出てる中で体術だけでも強いのが格高いね。この上でまだ妖術も使えるんだろうし底が知れない。
新キャラの名前は薊(あざみ)。"神奈備"(かむなび)なる、国に雇われた妖術師とのこと。公安のデビルハンターやね。
すごい余裕綽々なバトルだったのに手ぇめっちゃ痛いんかい。
中盤は拠点、喫茶ハルハルに帰還してみんなで会議。柴さんが元神奈備とか、シャルがまだ一緒にいられるらしいとかポツポツと情報を出しつつ、終盤では闇の競売"楽座市"と真打という縦軸情報をドカンと盛り込み、さらに敵幹部の描写もチラ見せ。
上部にノイズのかかったコマ割り、無限城みたいな異質な光景、幹部っぽい悪そう強そうなヤツ──と、1ページだけなのに超キマってんねえ!!いいよ!??
来る初の長編エピソード、楽座市編。ここで黒閃撃てるかが作品の明暗を分けるぞ。
●逃げ上手の若君 131話
鎌倉奪還後。
「腕痛ったぁ〜い…」の時行、えっち!!
墓参りに感状とやるべきことを終え、今回の本題は久々の正宗。時行の頭トンカチで叩くヤンチャな登場からのシイナの武器の調整で人生まで考えていたところでグッと引き締まる。
さらに弧次郎の新武器。
要は弱パンチとデカい必殺技しかないからその中間の強キックが欲しいって話ね。
そうして作ってもらった新しい武器、「鐵柳(くろがねのやなぎ)」。
腕に固定することで手首の負担を減らす……絶妙にギリありそうなラインのオリジナル武器考えるのうまいな〜。
長尾だけでなく「あの吹雪って小僧ともな」ってわざわざ言ったってことは吹雪を相手取るのも弧次郎になるってことかな。
終盤は顕家。
米が食えない……これ、マリーアントワネットでカモフラージュしてるけど中日イジってる??
狩猟大会は久しぶりの息抜き日常回になりそうでいいね。息抜き日常回大好き。
●僕とロボコ 159話
センターカラー!
マルチバースのいろんなロボコの集合イラスト。
作風に合わせて塗りまで変えてて器用だな~。
本編
いきなりセンターカラーでの立ち位置に言及するメタネタで笑った。
実際扉絵初見の時(いつものロボコがセンターじゃないんだ)って思ってたから手のひらの上だった。
適当な宇宙人エネミーに対しどう戦うかでロボコごとに大喜利。まあでも概ね前回やってたのと近い感じだったかな。
ラブコメロボコのサービスシーンは「単行本では謎の煙が消えます」って感じで普通にえちえちでよかった。
あと王道バトルロボコは「宮崎先生が漫画家として大成した」じゃなくて「尾田っちがロボコを描いた」の方向のifなんだってなって笑った。
ラストには今回のラスボスが登場。
アシュラマンみたいな被り物してんな…とか思ってたらまさかのコイツも別世界のロボコという正体開示。
他のどのロボコよりいつものロボコに近いのちょっとおもろい。
っていうかむしろその印象こそが正解だったり……?
●鵺の陰陽師 24話
隊長たち、あらためて見るとみんな顔の左側に傷やらアザやら集中してるな……良さそうな傷全部つけときましたのやつ??
学郎を隊長にしてくれよ〜の交渉。
勝手に"第0番隊(オリジン)"とか言い出して鵺さん節だなあ。
矢面に立って反論するのは兵一っちゃんこと鶤狩隊長。
反論理由の一つ目は「管理は誰にでも任せられる」から。
「普通の鏖の封印場所っつーのは放っときゃ毎日レベル3が産まれるような魔窟だ」
そーなの!??
なら普通に一般の生徒たちが通ってる学校に鵺さんが封印されてるなんて思いもよらないわな。
だし、ここでもし鵺さんが「協力しなかったらバンバン幻妖産み出して一般人に被害出しちゃうよ」なんて言おうもんならその時点で信頼ガタ落ちして交渉どころじゃなくなるのを分かってて言ってる節もある。
理由の二つ目は「陰陽師全体の士気が下がる」から。
これはまあ実際そうだよなー。ポッと出のようわからんやつが急に自分より出世したらやる気失くすよね。そのへん緑牛が大将になった時の海軍とかどうだったんだろう。
そこで争点になるのは「鵺さんが信頼できるか否か」。
ここであらかじめ説明していた鵺さんの目的が効いてくるんですね〜。
鏖の全滅って目的は陰陽師と一致してるし、封印でなく討伐が可能だという話は本当なら値千金の情報なわけで。
そこからさらに以前は語られなかった鏖を殺す具体的な手段の話に。
2つある方法のうち面倒な方は今後然るべきタイミングで説明する(多分)ので一旦後回しにして、もう1つの簡単な方──「真名」について。鏖の命を握る手綱、これを伝えるつもりだったから双斧とか代葉ちゃんとかを人払いしたのかな。(周防先輩と古賀ちゃんは?)
念のため結界を張ってから真名を伝える鵺さん。いい感じに厨二かっこいい真名をここで披露することもできたであろうに(式神の名前とかからするにそういうのを考えるセンスはある)、それをあえてせず真っ黒に塗りつぶされたフキダシでの表現が異質でゾクっとさせる。そして何よりその後見開きで明かされる鵺さんの正体よ。
全身羽?に覆われた得体の知れない怪物。骨が一部露出してるのも不気味さを増すデザインだ。全身に楔のようなものが刺さっていてボロボロなんだけど瞳だけは力強く綺麗。
学郎は「俺は怖くなった」という感想を抱いてたわけだけど、普通に鵺さんがバケモンすぎて恐ろしくなったというよりはむしろ学郎の性格的には「鵺さんはこんなにボロボロなのに今まで頑張って戦ってたのか」とかそういう怖さな気がする。途方もない力を持っていたことへの恐怖ではなくボロボロだったことへの恐怖。
ていうかここまで弱点を晒すってよっぽどだよな。信頼を勝ち取るという点においてはこれ以上ないくらいの手ではあるんだけど、当然相応のリスクもあるわけで、鵺さんがそこまでする理由ってなんなんだろうというのも気になるところ。
かくして「二ヶ月後復活する鏖の一体を殺してみせる」という条件で学郎は無事陰陽寮第6討伐隊隊長に任命!
「ちゃんと合図送ってる」と描くことでなんで鶤狩隊長の一存で勝手に決めてんねんってツッコミも防いでて偉いね。
その他もかなり丁寧にツッコミどころ潰し続けてたから、学郎みたいな…言うたらポッと出が隊長就任すること(ひいては隊長達がそれを承諾したこと)にもきちんと納得感があるのが良い。
いきなり二ヶ月後に大ボス戦決まったし、隊長たちのキャラも立って共闘楽しみだし、鵺さんの正体、学郎の隊長就任…と、会議なのにあまりに盛りだくさんでめちゃくちゃ面白かったな……
●ウィッチウォッチ 131話
ニコが子供になっちゃった!ところから。
「時間…時間を捧げただと」のコマ、ここだけ見てるとなんかすごいシュール。
予言の「千の魔女の魂 天に昇り散る」はニコの時間が抜け出てしまうことだったのね。綺麗な回収。
ニコに利用価値がなくなったので樒はスルッと退場。
その後は黒魔女チームの面々が1人1ページずつ感想を述べて順番に退場。なんかここVtuberのコラボ配信の最後みたいだなって思った。
ランは不死ではなくなったけど、今すぐ死ぬ感じでもないみたいで良かったね。いずれ必ず再登場して助けてくれるであろう。ラーメン好きキャラ発揮するの、初登場時以来じゃない?
後半は子供ニコをどうするか問題。
どうやら光の蝶を体に戻すと年齢も少し戻る…という仕組みらしく、今後はしばらく光の蝶を集める話になっていきそうな感じ。
……なんか意外と全然なんとか元に戻せそうでちょっとズルくね?って思っちゃったかな。最愛の人の蘇生、ちょっとめんどい収集要素くらいの対価でできちゃうんかいっていう。
どうやらここからは育児編が始まる様子。ちょっと夜桜と方向性似てる?
男だらけの育児生活……と思いきや、母性キャラであるモモチの得意分野なので合法的に出しまくれるっつー寸法よ!
考えたな篠原先生……!!
○アンデッドアンラック 181話
アンディの分体参戦!!
いきなりシックとのラッシュ迫力あっていいねえ!!病気が一切有効打にならないのとシンプルに強いので見てて安心感ある……かっけえなアンディ……
「不治の病じゃあるめぇし」
リプラト編であることに加えて、おそらく第1話の風子のセリフ(危険を伝える建前)意識したセリフな気がするんよな。
「オレは不死だぜ」も髪切るくだりの時と同じセリフだし。アニメに合わせたセルフオマージュ〜〜!!
さらにチカラを押さえつけての強制不動からの、地面に叩き込んでの不変不抜不壊コンボ!!
これマジでこうなったら自力脱出不可能の詰みコンボじゃん。仲間の活かし方うんまっ……
自分1人の力を磨き抜いたヴィクトルに対し、アンディは長い時間の中で仲間たちの力の活かし方をとにかく検討してたって感じなのかな。
核探さずとも全部潰せばいいっていうゴリ押しだけどクレバーな発想、めちゃくちゃアンディの戦い方って感じする〜〜!!
で、記憶の世界でアンディを見たことがあるジーナだけが「あの人がアンディなんでしょ!?」と風子に話しかけるものの……
やるべきことに集中している風子…!こっちもカッコいいね。
と、ここで干渉してくるムーブ!
ここまで"面白いから"で力を貸してくれてたわけだし、その逆もまた然りだよなあ。こういう主義ならサマー編で力を貸してくれないってシェンが言ってたのも今更ながら納得感増すな。
それは一旦置いといて再び風子。
手術を終わらせて隕石の対処へ。
「アンディ!!」
……………名前呼んだ!!!!!(実は冒頭でも呼んでた)
呼ばれてからアンディが笑顔になるまで3コマかかってるの、名前を呼ばれたことの実感とか喜びがじわり…と出てきてる感じする。今度はアンディの方からも風子の名前呼んであげてな???
お互い深く言葉は交わさず、駆け寄って無言でハイタッチ!!
ニコイチの後ろで事態を把握できてないビリー好き。
さあこの接触による不運は…の前にリプラトとのやりとりも挟んでくれたの嬉しかったな。
前ループリップの「次は組織に入れてくれ」に対する「ようこそユニオン"ヘッ」。しっかり約束覚えてた。てか「ようこそユニオンへ」も8話ラストののジュイスのセリフオマージュじゃん。アニメとタイミング合わせるね〜!
そしてやってくる不運!!
隕石を打ち消して余りあるソレは……彗星……!!
ハイタッチだけでこれか……!まあ逢えない時間で育んだ愛を考えるとこれくらいあっておかしくないんだけど、これ今の2人がキスとかしたらどうなっちゃうんだ……?
ライラの手術は成功、隕石も無事打ち消しこれにて一件落着!!
……ではなく、消えたシックを追って風子がムーブのヒビに飛び込むと……
この世界の裏面!!?
もう一つの円卓!??!??!?
嘘、ここにきてまだそんな広がりを見せるの!??
この新設定開示でゾクゾクする感覚、すごい久しぶりな気がする……
しれっと構図は何度目かの8話オマージュだし。
Xにシックが座ってるので絶対理、UMAたちの円卓ってことなんだなこれは。
ってことは絶対理たちも課題や報酬があったり……?
そういえば178話でシックが「悪いね皆 ボクが全部いただいちゃうよ しょうがないよね課題だものね」って言ってたな。
報酬に関してはまだ分からないけど、否定者に対し「理の器」と呼んだり「理を否定することしかできない」と罵ったりしていたあたり、彼らは報酬で新しい理を増やすことができるんじゃないかって気がする。考案してるのも彼ら?
罰は古代遺物の追加とかなのかな。
誰が何の理を司ってるのかも気になる〜!
Ⅰは格的にも死(デス)っぽいよね。見た目も髪下ろしたアンディに見えない?
ⅢはDNAっぽいデザインだし性別(セックス)かな。
Ⅵは否定者戦争編で出てたクリードの上官の後ろにいた人にガタイとポーズが似てるらしい。確かめてみたら確かに不自然に誰かいたな……
あとⅦはショーンが元いたマフィアの親玉?これも否定者戦争編のショーンの回想に出てきたやつと格好がそっくりだ。
絶対理とかいきなり出てきたように見えたけど実は前々から仕込みは始まってたのかコレ……!?
またとんでもないモン投下してきたなあ……!!
○暗号学園のいろは 46話
冒頭溺愛ちゃん。真剣モードだと目のハートが上下逆になるんだ。
扉絵、ボルダリングの石?の一つ一つが都道府県の形になってる。そういう暗号なんだろうね。小芝居さんの保護者感。
実況解説席を挟むことで、前回の夕方縊梨夜鳴鶯から自然に今回メインの亡骸なもにカメラをスライド。
亡骸なも、足音はトクトクだし心の声関西弁だし隠す気ないねえ!?
……と思ってたら次のページでは正体開示。やっぱり匿名希望でした。
「個人情報縫合法の重ね掛け」ってのは文字通り眼鏡を重ねて掛けてるって話?(個人情報縫合法とVR用の一般眼鏡兵器)
溺愛ちゃん、警愛ちゃんモードだと目のハートとツインテとフェイスペイントがスペードになるのこれまた凝ってていいね。
ここで助け舟を出すのがなんと要塞村さん!
匿名は正直まあいるだろと思ってたけど要塞村さんは本当に参加しないと思ってたからこっちのが全然意外だった!
ここで凍が勧誘した時の回想。
「要塞村互角の遺骨を回収した」
おま…それは流石に超えちゃいけないライン超えてるだろ……
と思ってたら当然要塞村さんもバチギレだった。そりゃそうだ。いつもと違って冷たく鋭い眼差し、これはこれでめっちゃカッコいいな。
凍も思わずガチビビり。
「…いろはや享楽さんが心配だ 陰からサポートしてやってほしい」
最初から素直にこう頼んでれば要塞村さんなら引き受けてくれただろうに、人の気持ちを考えられず打算や取引で動かそうとする(そして失敗する)のが最高に凍って感じで最悪で良いよね。
「ほっとけない友達なら私にもいるし。」
要塞村さんイケメンすぎ。てか肉親の遺骨掘り起こされたのにお願い聞いてくれるの聖人すぎんか??
で、匿名希望は実力を示すための暗号解読に挑戦。
「開花時期にメッセージが浮かび上がる花文字の時限式暗号」
すげ〜〜意地悪いなこの暗号!!
趣旨を見抜けてたから溺愛ちゃんが花咲かせてくれたけど、本来だったらどうやって花咲かせてたんだこのフロア。ちゃんと回ってればジョウロがあったのかな。
答えは「認in」?
認印と編入=inをかけた答えってことかな。
これにて匿名希望も正式に参加。
いろはの影響で要塞村さんに素直にお礼言えるようになってるのなんか良いね。謝れてえらい。
かくして匿名希望と要塞村参戦!
「公正と不正のハイブリッド」
言われてみれば確かにそうだ。対照的な2人だね。でもイケメンと美少女のコンビでめちゃくちゃ華があるんだよな〜。
せっかく力ある人気キャラがいるんだからバンバン使ってアンケとってかないとね。
てか今週もず〜〜っと匿名美少女すぎだった。
ラストにはいろはたちが44回に到着。
華衣さんまだ次のフロア行ってねえのかよ!!なんか雁音さんも合流してるし。
ってか亜鉛と骸骨雀、もしかしてこの2人に脱落させられてない???あと遂七不思議さんも。
(通過しただけの可能性もあるけど)
○アスミカケル 19話
二兎vs太賀。
「壁レスリング」というMMAらしい概念がでてきて。"相手にこれを通されたらガン不利"って概念が出てくると分かりやすくて良いね。
実際あの手この手で脱出しようとする二兎を全く逃さないので太賀の格が高い。
太賀のセコンドの檻野さん、太賀の回想の印象のまますげ〜嫌な人だな〜。
二兎よりも"マジ度"を感じさせる大河の気迫、一狼兄貴の"負けてもいい理由"……と、二兎敗北の流れを作ってからの──
じいちゃんの「二兎なら大丈夫だろう」「ほら いい脱力だ…」
ノーモーション脇腹パンチ!!
読んでてまず思ったのが「え!?打撃!??」だった。
二兎はパンチキックはへにょへにょだったはずでは……!?っていう。多少打撃も鍛えたとはいえこのキレで繰り出せるキャラではなかったよな……
さらに今週ラストではテンションもハイになってて、義時さん岩武さんをじいちゃん父ちゃんと呼ぶ二兎。明らかに何かがおかしい……!!
これ、何かのきっかけで封じ込めてた昔の二兎(の人格?)がガチの天才少年で、じいちゃんが現在の二兎を二兎と認識できなかったのは昔の二兎をイメージしてたから…って話だったりするのかな。
じいちゃんに本当に期待されてたのは二兎だった……ってなってくるとまた一狼かわいそうになってくんじゃん……
何はともあれなんか今までとガラッと変わった面白い何かがドカンとやってきそうな予感……!!
○一ノ瀬家の大罪 47話
颯太も目覚めて一家で和解。
耕三の研究勝手に全処分し始める幸恵、普通にゾッとしちゃった。
構造のライフワークだったんじゃないのかそれ……?なんかみんなも流されて手伝い始めるし。
後半は再び東尋坊へ家族旅行。
やっとみんなで本当に来れたね、颯太もちょっとデレ始めてめでたしめでたし……
と思いきやラストには再び事故ってまたいつものベッドでの目覚め!!!
正直やる気はしてた!!!
もうここまできたら逆に面白くて声出して笑っちゃった。
まあ今までのはただただちゃぶ台ひっくり返してただけだけど、今回のはさすがに自覚して笑かしにきてたというか天丼してた感じはあったかなあ。
次週クライマックス……やっとか……
○アイスヘッドギル 18話
ギルvs親父。
「冬というのは何色だと思う」
こういうオシャレっぽいやりとりやりたがるよな〜。全体的にスベってるけど……
リスとの掛け合い、能力バトル、ギルの身代わりになるヴァーサ、ギルとドレキの問答、どれをとってもここまでの蓄積がうまくいってないから全然響いてこないんだよな……
「ここ見どころです!!」って描き方されてるけどこっちとしては読んでて「はあ…」ってなる感じ。
こうなったら結構どうしようもないかもな……
●次号
週刊少年ジャンプ49号
表紙&巻頭カラー
SAKAMOTO DAYS
見た感じアニメ化発表とかではないっぽい。そろそろあってもおかしくないとは思うけどね。
センターカラー
逃げ上手の若君
カラーに日常回を合わせてきた。新規取り込みの意思を感じる。
カグラバチ
魔々勇々に続いて。3作順番にもらえる感じかな?
読切 Dr.STONE
まさかの番外編じゃなく続編!おありがてえ……