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【#WJ10】週刊少年ジャンプ2022年10号感想【寿司いくら】

半魚人Vtuber寿司いくらのジャンプ感想配信の台本用メモです。
メモ書きのため読みづらい部分もありますがご了承ください。
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ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ10号の感想を語り合おうぜ!【マグちゃん、最高の最終回】

https://www.youtube.com/watch?v=GuIFFwcWCYc

アンケ1:マグちゃん 2:逃げ若 3:アンデラ



ヒロアカ新作ゲーβテスト
ヒロアカのバトロワゲー『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』のβテスト当選してました。
日程が合わずちょっとしかプレイできなかったのですが、APEXとかカービィのエアライドとかマルチアクションゲーのいいとこどりみたいな感じで楽しかったです。
お茶子を殴ってる時すごいいけないことしてる気分になっちゃった。

ONE PIECE 1039話
表紙
ルフィvsカイドウ、王道のバトル構図表紙って感じですね。書かれてる通りクライマックス感あるなー。
この表紙なのに本編全然ルフィとカイドウ出てきてないのおもろい。
巻頭カラー
一味で探検イラスト。デカめのフランキーとジンベエの収め方すごいなってところに感動しちゃった。そこかよって感じだけど。構図力〜!
あとロビンがバロックワークス時代みたいな帽子かぶってるのも何気に好き。
本編
前回後半から続いてキッド&ローvsビッグマム。
ローの後にキッドが派手な攻撃して勝者感出してるの言われてみれば確かにで笑った。
ローの技が内部攻撃で画が映えづらいからね、仕方ないね。
でも実際より多くダメージ与えてるのはローな気はするよね。
マム、骨に命与えて骨折即回復するのゴールド・エクスペリエンス感ある。
「何十年も"君臨"してんだおれ達は!!!」は赤犬の白ひげディスりラップコラ思い出すよね。「何十年もの海君臨 王にはなれず…何も得ず…!!」
終盤の大技合戦は圧巻でしたね!
技が見栄えしづらいって言ってたローも大地にブッ刺すクソ長ソードで"波動"!
下まで届かせるのに何の意味があるんだ…?とは思ったけど派手なので良いのだ!
キッドの"電磁砲"もカッケー!磁力系の能力っつったらやっぱとっておきは電磁砲よな。
"付与"も"電磁砲"もこないだマッシュルで出ちゃってるのがちょっとキッドかわいそうだけど。
見た感じマムもけっこう響いてきたっぽいしそろそろ倒せるのか……!?
やったか……!?

僕のヒーローアカデミア 342話
最終決戦前、サブタイ通り嵐の前の静けさって感じの回ですね。
A組はシェルターの外へ。A組の面々がそれぞれ家族とかとお別れしてるところなんかいいなあ。隙あらば一般女性。
てかA組の新居の名前"トロイア"なの不穏すぎん〜!?"トロイの木馬"の語源のトロイアですよ。もう一裏切りあるんじゃないかなあこれ。怖…
で、デクとお茶子の会話。許せないはずの"敵"に共感し心のどこかで助けたいと思ってしまうという2人の共通点。
「じゃあ…2人とも 変だね」(全然違うんだけど)共犯関係みたいな"2人だけの感覚"感、なんか良い…
轟と荼毘の話、急にうどん出てきたなと思ったけどそういえば轟くんの好物がざるそばか。轟くんの好物当たり前のように覚えててイジってくるかっちゃんかわよ。

呪術廻戦 174話
ドルゥヴ・ラクダワラを乙骨が倒した後の仙台結界のお話。
仙台四天王、意外とちゃんと扱われそう。
ドルゥヴの次は黒沐死戦。
ゴキブリ呪霊なのは分かってたけどうじゃうじゃリアルゴキブリがいるのあまりにキモすぎる……
黒沐死の休眠解除条件はドルゥヴが堕ちること。ドルゥヴがおそらく範囲攻撃が得意な術式で相性不利だからそうだったんでしょうね。
黒沐死、ラストになんかすごそうな刀も出してるし近、中距離戦性能はかなり高そうだ。
それにしても乙骨、一般人を避難させつつ人に害なす術師を屠り、五条のためにも羂索倒す覚悟も決めて自分1人で400点取って死滅回游終わらせる覚悟も決めて……
強い、優しい、キマってるというさすが前作主人公という貫禄が出まくってて最高だな…

SAKAMOTO DAYS 57話
JCC潜入編。
序盤で地味に他の受験生描写してますね。ヤナヤ・ツー、雑ネームすぎる。
中盤からは試験開始!非常用設備みたいな感じで武器が降りてくるのかっけえ!しかも一人一人違う武器が支給されてるの『バトルロワイヤル』感あってすごいワクワクするなあ。
フライ返しでも戦えるの証明するCAの試験官もモブっぽいのにカッコいい。
かわいい子(早く名前教えて)もウブさドジさを発揮しながらなんとなく"持ってる"感じがするよね。ラッキーマン的な。
ラストの坂本ボールペン無双は今までも何回か武器として使ってたボールペンをあえてあてがうことで読者視点"どや?俺たちの坂本さんつえーやろ?"みたいな気持ちよさがあるよね。この侮られてるところから突如無双する気持ちよさたまりませんな〜。

ドロンドロロン 9話
うお順位たけえ!?この段階でこの順位、増ページ×2に次センターってかなりイケてるのでは!!?
本編は般若牛鬼討伐成功!のところから。討伐成功やったぜ!…と思いきや中から人型のモノノケが。
般若牛鬼を割ったら出てきたので般若牛鬼太郎と名付けよう。ヘビっぽいのが8本生えてるし分かりやすく八岐大蛇モチーフですね。
人間の世界見て喜んでたり普通にありがとう言えたりもしかしていいヤツ…?と一瞬緩ませてからの無差別攻撃。この緩急いいねえ。
庇ったドラ見て爆笑するとこで一発で(あっ こいつと分かりあうの無理だ)ってなる。
「そいつが死ぬと君らも死ぬとか!?そーゆー特殊生態!?」に対しての「仲間を失うのは死ぬほどつれぇ… そーゆー生態だ…バカヤロー!」はうまい言い返しでカッコいいな。
ラストには上士侍の新キャラも出てきて。イケメンですね。人気出そう。
般若牛鬼太郎といい、般若牛鬼戦に足りなかったものが全て今回で出てきた感があります。これこれこういうことよ。
あと「一番デカい街ってなんてとこ」の答えが「武蔵国神威」なの(えっ そのレベルでファンタジーの世界だったの!?)って地味にビビった。

ウィッチウォッチ 48話
うろんミラージュ 119話

センターカラー!
第2回人気投票の結果発表ですね!全体的に妥当な順位。ネット投票式だと空と朧はやっぱ交互に入れて票が散るけど狭霧は狭霧担が毎日入れてるイメージあるもんな〜。
ザックさん思ったより低かったのだけ意外だったかな。
本編
前回に引き続きファジー討伐。いよいよファジーの根城に突入、と思いきや…?というところから。
ザックさんのなんとなく伝わるような伝わらないようなことわざ(?)やっぱ好きだな〜。
ファジー、ワートリのアイドラとかにデザイン似てる気がしたんだけど比べてみたら意外とそうでもなかった…
斬っても斬っても有効打にならずピンチ…!というところで空の観察力と朧の考察力が綺麗に噛み合って自然と背中合わせで戦うという最適解に。
"ライバル同士背中を合わせて戦う"という王道胸熱シチュだけどそれをちゃんと合理的な理由のもと実現させてるのがニクいね。
いつも通り「ざっくりいこうぜ」もバチバチにキマって今回もなんだかんだアツい回でした。
あとラストの磔ザックさんはさすがに笑う。次回の人気投票超上がるか超下がるかだなこれ。

…という感じで作中作で無理に感想書いてみたわけですがけっこう楽しかったな。
前からうろミラについて描写されてた
・全体的に曖昧で深読みできそう
・二次創作界隈にウケそうなキャラ配置
・名前と設定だけはふんわり先に出てた各キャラ
をここまで綺麗に繋げて1話作ってきたのはマジで離れ業ですよね。
「…という予想はあながち外れてもいない気がするだろう?」とか「あの時の罠は嘘…!虚勢に見せかけた囮だったってわけか」とかよくそんな絶妙に中身がありそうで全然ないフレーズ思いつくよなって素直に感心してしまった。
ジャンルとしては現代異能バトルなんですけど「どちらでもない そして そのどちらでもある」とかからやはりサム8の息吹をどうしても感じてしまったね。
全読者が"前話までを読んでない"な状態なわけですが、"読んでないから詳しいことはわからんけどなんとなく面白い"を狙って出力できるのってどういう技術???ってもうそれ自体すごすぎて笑ってしまうんだよな。


アオのハコ 39話

針生のインターハイ応援に来たら針生の彼女の花恋と遭遇!のところから。
千夏先輩との電話は切れちゃってたということで、花恋さんもええキャラしとる。
今回の本題は針生花恋ペアも完璧超人なわけじゃなくて本人たちなりに色々考えて付き合ってるってところですね。
告白に至るエピソードの眩しさすご…
落ち込んでる時の慰め方としてのコレ、飾らないやり方なのに"考えすぎないように"、"気分が明るくなるように"って花恋への優しさに満ちた解決策でめっちゃ良い。
好きの気持ち抑えられなくなるのも納得のシチュエーションだしそこで出てくるのが「健吾のこと考えちゃうじゃん」なのも強え〜〜!!たしかにそうなんだけど思わずフゥ〜〜〜!って言っちゃうくらいのパワーがあるやりとりだ…
"気持ちを理解すること"、"気持ちを伝えること"を自覚させられ、このカップルのエピソードは大喜にも大きな影響を与えそうです。


Dr.STONE 228話

月面到着、ホワイマンの正体は…!?から。正直今週一番気になってたよね。
巨大な染みの正体は、蠢く大量の石化装置。
そしてホワイマンの正体は石化装置そのもの!機械生物ホワイマン、それが全ての答え。
……うーん…!たしかに全ての筋が通るなと納得する自分と、正直やっぱりヒトであってほしかったと落胆する自分の両方がいる……!
ただ実際この作品唯一の超科学的要素だった石化装置にホワイマンというもう一つの超科学的要素も集結させるのはより作品世界が美しくまとまるというのはそれはそうなんだな。そういう意味では非常にエレガント。
そして正体判明即交渉に移るのはさすがゲン及びドクスト。
相手は人間ですらなかったわけで、ダイヤ電池は唯一といっていいほどの取引のカードだなあ。
あとクロムが言った通りやっぱり悪意があって石化光線を放ったわけではなさそうですよね。
「DO YOU WANNA DIE?」も"石化光線やめろ"に対する「WHY?」も、"そもそも自らが機械生物なので石化を何も悪いことだと思ってない""ホワイマンとしては石化によるさまざまな死からの回避をもたらしてあげたつもり"とすれば辻褄は合う。
前回と今回の描写や真空下で石化装置が暴発した描写を見るに、ホワイマンにとっては真空がデフォルトで、逆に大気中は異常事態、通常通りの自律行動が不可能になる…みたいな感じなんじゃないかな。
だから惑星全てが大気で覆われている地球を超危険な状態にある死の星と捉え緊急で星全てを覆う光線を発した…とか。
ツバメと人間だけしか石化できないのはなぜなんだろうとか、なぜ通信は千空によく似た声なんだろうとか、なぜ距離と時間指定でも発動できるんだろうとか、そもそも誰が作ったのとか、言うてもまだまだ疑問が山積みですね。
これも次回以降語られるのが楽しみだ。


夜桜さんちの大作戦 116話

辛三がボディビル大会に出る回!
兄弟唯一のマッチョの辛三ならではですね。
大会の司会のお姉さん、下乳鼠蹊部ホットパンツおまけに「肉」の文字で全身えちえちすぎるな……
本質としては辛三と四怨の絆を描くお話でしたね。
そもそも一目見て四怨の状況分かって助けてあげる辛三すごい良い兄貴だし、謝って棄権申し出る四怨と四怨のために体張れる辛三で互いに思いやってるの良いね。
四怨の「いつもワガママきいてく」てありがとう 兄ちゃん」パワー高いな〜…
あとは途中での掛け声が面白かったですね。「肉柱」…「巨乳」…「ノーベル筋肉賞」…


僕とロボコ 75話

モテ杉の映画撮影をみんなで見学に来る回!
冒頭「君の雑炊をたべたい」はいきなりくだらなくて好き。
うどん要素がヒロアカとかぶってしまったな…
そして案の定撮影に混ざり込むロボコ。ミユミユと並ぶと3倍くらい脚たくましくて笑う
他はメインのモテ杉ネタが個人的にはそんなにツボじゃないのであんまりかなー。
今回のロボコパンツは「メドローア」なんだけど(207ページ)、どこにダイ大要素あったんだろ。

読切 コンクリートと花
先週に続いて第102回手塚賞作品。
未来、2085年の世界が舞台。
人の温もりを知らない主人公の青年、依と不老不死のアンとの出会い、交流を描いたお話です。
新人作家さんなのですが画力がとにかく高く、絵の完成度が凄まじくて驚きました。
依の美形設定に説得力があるし、初見では思わずギョッとするビジュアルのアンも段々可愛く好ましく見えてくるのもひとえに描写力の成せる術。
お話も淡々としてはいますが依とアンが親交を深める様子の描写が重点的になされており、さらにラストの盛り上がりによって満足度の高い読後感を演出できていたと思います。コンクリートに花を咲かせる研究、依のぶんの不老不死薬、試薬の検体となったと思われる動物たち、西暦まで表示されるデジタル時計などなどあらゆる描写がラストに繋がる綺麗な構成で、美麗な絵と合わせて新人と思えない完成度の読切でした。
強いて言うなら依が父親に逆らえない理由が分からないのと、作中で起きる事件(父が研究室に来る)が絵面的に地味なのが気になるくらいかな?
作家さんの将来が楽しみな読切だったと思います。

高校生家族 72話
センターカラー!
春高編、バレー部三人衆全員真剣そのもので普通にスポーツ漫画の扉絵だな??
青春と書いて「いま」とルビ振るのギャグ漫画のそれではなくて笑う。
本編
いきなり堂々と変人速攻って言っててズルい。
一郎覚醒15歳モードで目出鯛勢いに乗って押せ押せムード…!
来る…!変人速攻……!!
と思いきや来ない…!リアルに「えっ」って言っちゃったよね。
このまま変人速攻を繰り出したら一郎が壊れてしまうと直感してトスを直前で止めた洲崎。普通にアツくて15歳一郎に興奮してたけど、15歳の一郎を肯定するのって46歳の一郎の努力を否定することになるんじゃない?って話なんですよね。これはかなり盲点でした。一郎本人でさえ気づけてない盲点。
そこにきっぱりとギリギリ踏みとどまって「アンタは15歳じゃない」「46歳のままのアンタが好きなんだ」って言ってくれる洲崎。こんな大事な局面でもこれ言えるってめちゃくちゃ深い友情じゃないか…?
ビンタで46歳の見た目に戻る一郎。その後の「ありがとう」も合わせてまさに"我に返った"って感じ。そうなると無理をしてきた代償として当然限界が来るわけで…
いよいよ木乃独戦も最終局面ってところですね。
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ。」アオリも哀愁凄まじいなあ…

「先輩は今なんだよ…!!」めちゃくちゃ良いシーンだけにスラムダンクそのまんますぎるのと"本人が言うんじゃないんかい…!!"ってので余計笑っちゃうな。

マッシュル 95話
ドミナ戦。サーズが出るのはウォールバーグvsイノセントゼロぶりですかね。
ポセイドンアンガスインクラネーション、素直に凄みのあるデザインでカッコいい。今回はこのサーズが暴れる回。
ドミナ自体も水と一体化してダメージ通らないのはなかなか厳しい。ポセイドンにも攻撃通らないし本当に詰んでそうに見えるな…
アンガスロアーもとんでもない物量で迫力満点。
…でもマッシュ全然まだ生きてる…
てか今まで本気出してなかったの!?マジ!??ずっとリミッターかけとったんか……!?

ブラッククローバー 322話
アスタのもとに現れるナハトさん。
アスタを慮っての"戦場を離れろ"と、有効打がアスタしかないからこその"戦ってくれ"の折衷案としての「二人で行くぞ」な感じする。ナハトさんも迷ってるな。
ユノ&アネゴvsルチフェロ。今までずっと名前が謎だった第二階層悪魔さん、アドラメレクっていうんですね。やっと判明した…
ルチフェロの命令普通に拒否ってるけどどういうポジションなんだろう。一応目下っぽいけど。
人望ない呼ばわり笑う。
で、アネゴにもついに限界が。身体がマナに近づきすぎて形状を保てない…気力体力の限界じゃないのがさすがアネゴって感じ。でもこの限界もマナ化する肉体をコントロールしきれればなんとかできそうだしアネゴならまた修行して超えてきそう。
そしてナハトさん乱入。悪魔同化掛け算マジで全部デザイン良すぎてツボなんだよな… ガチゴチに厳つい鎧かっこ良すぎる。
ナハトが足止めしてる隙にアスタがキメる…という算段だったもののナハトの足止めがまるで効かず計算外。ナハトが身体を張ってアスタの身代わりに……からのヤミ推参!!
「黒の暴牛副団長」ってサブタイ、ここでこの役職をあえて強調することで団長も当然参戦しますよっていうのを匂わせてたのかァ〜……!アツいし今回は助ける相手だと思ってた節があるので完全に頭から抜けてたわ…!


PPPPPP 19話

お!?ちょっと掲載順高めだな!?次カラーだし持ち直してるのでは〜!?
本編
運んちで修行中にミーミン襲来!から。
ミーミンやっぱかわい…そしておっぱいが大きい。てかDADA先生ハゲじゃないん…?ハゲでしょ(無慈悲)
中盤にはミーミンが母に会ったという話から音上兄弟の話。レイジロウを隙あらば出していくスタイル。正しい。
ベッドの横にガッツリプロテイン置いてあるのちょっとおもろい。よく見たらダンベルもある。
ラストはついにコンクール。まさかの古須さんガタガタ……!?
メロリはそれを見てミーミンに言及するわけですけどこれはミーミンのせいで古須が崩れたということ…?
「あのコの自由はあのコを殺すよ」も謎だしそれが「楽しみ」なのもわからん。謎が謎を呼んでて楽しい。そしてミーミンおっぱいでっか……

逃げ上手の若君 49話
京都に向かう旅路の途中の関所でのお話。
前半は玄蕃と吹雪がメインの話ですね。吹雪(飢餓状態)で吹雪くんはまだまだ底見せてませんよというのを今後に向けてアピールしつつ、玄蕃パワーアップの方向性をしっかり示す。
「威力を追求した技がないと凄みを感じない」というのは実際そうで、逆に言えば「威力の高い技が手札にあると相手に圧力がかけられる」ということ。
漫画で言うと"早い段階でキャラが死ぬ描写がある漫画だとその後も緊張感持って読める"みたいな感じ。わたしのイメージですが。
そして"凄み"というキーワードで繋がる終盤の泰家活躍シーン。絵面の汚さとあまりの勢いで開いた瞬間噴き出しちゃったんですけど、演技でここまで勢い出してゴリ押せる老練さ、後からじわじわと泰家かっけぇ…!って感じられてすごい。これが"凄み"……
登場3話目にして「頼重out泰家inって大丈夫か〜!?」という不安を払拭してくれる活躍ぶりでしたね。泰家、めちゃめちゃ良いキャラじゃん……

泰家の「つかんだ…!」はガラスの仮面が元ネタかあ。どっかで見たことあるなとは思ったけどさすがに世代じゃなすぎて自分じゃ分からんかった。

アヤシモン 11話
橋姫を犠牲にしての独歩からの敗走…の続き。
テンは"天井下がり"のテンだったんですね。現代&屋内という条件下なら意外と汎用性の高い能力。戦闘には不向きだけど今回みたいなシチュエーションではめちゃくちゃ便利ですね。
後半は目的の再確認。
ウララが打ちひしがれて諦めそうになるのに対しマルオが尻を叩くのは意外。でも「そこから俺を連れ出してくれたのが姐さんなんだよ」からの一連の流れは、まだ蓄積が少ない今の段階でできる最大の絆の表現という感じがしてグッと来ました。
マルオの言葉でウララが段々再点火していくのアツいな。
揃いの刺青も本当の意味で仲間、親子(もちろんヤクザ的文脈)になれた感じがして良かった。
現状のまま再挑戦しても独歩に勝てるわけないのでまずは強化イベント。新キャラも人気出そうなデザインでよさげですね。逆光で微妙によく見えないけど。

Twitterで『モンモンモン』と"紋紋"をかけた高度なギャグ回なのでは?って言われてるの見てひっくり返っちゃった。絶対そうじゃん。


あやかしトライアングル 78話

すずが熱を出す回。
入室した瞬間の祭里のお目目、久しぶりにこのパターン見たぜ…!
2人が両思いなのを再確認し、本当にこれでいいのかを改めて考えた結果キスしちゃいそうになる祭里。寝てる間に…っていうのはアレなので踏みとどまれてえらい!って感じだったんですが……花奏すずこの女……!!!
さてはなんなら寝たふりだなこれ!?
しかも能力めっちゃ上手に使ってまんまとキスするし!
キスはもちろんなんだけど身体だけじたばたする祭里めちゃめちゃえっちだ……
弟くんは順調に性癖歪められてますね。
すずのリミッターがまた一つ外された楽しくえっちな回でした。

アンデッドアンラック 97話
ルインとゴーストに風子の魂を持ち去られた前回の続きから。
「地球が少しずつ」「太陽に向かって動き出してる…!!」
四季UMA討伐クエスト失敗の場合の罰が公転。クエスト成功なのに公転発生してるけどどういうこと??って感じだったんですけどどうやら成功しても失敗しても同じ状況に陥るらしい。そもそも現実でも四季が生じてるのって公転による1日あたりの日照時間の変化が要因なわけですけど、四季という概念がなくなったことで逆説的に今までは異変のなかった地球と公転に関する状況が一変したという話なのかな。そこまで作中で説明するのは尺の無駄なので「たまたまそうなった」なのかも。深読みかも。
スプリングへの介入の時もそうでしたけど、神の余裕が無くなってきているのを感じますよね。公平さが失われてるというか、どんどん理不尽になってる気がする。
アポカリプスの「殺されたってかまわねぇよ 今ループのオレの仕事はもう無い」も微妙に気になるところで、"古代遺物であるアポカリプスが死んだら次のループでも神からの伝令役いなくてお互い困らない?"って思ったんですけど、破壊された古代遺物も次ループでは元に戻るとするとまあ何の問題もないか。そもそもループの度に地球ごと破壊されてるわけだし。
アポカリプスUMA説とかも考えましたけどね。そこまでわざわざ複雑にする理由もなさそう。
そしてとうとう来ました最後の課題"ラグナロク"。
アポカリプスの後ろに神らしき人影が描かれてますが、これ紙版だと前ページのアンディがぴったり透けて同じ位置に重なるらしいんですよね…
Twitterでこの話初めて見た時「オイオイマジかよ…」ってなった。これ本当に神の正体アンディ(もしくは類する何か)だったらよく気づいたどころの騒ぎじゃないぞ。アンデラならやりかねん仕掛けな気もするし……
終盤はルイン側の描写。ブラッドという(おそらく)UMAと組んでたんですね。名前的にルインが吸血鬼っぽいのと大いに関係してそうです。
風子を刺した刃とか服とかを形作ってるのはブラッドかな。影に潜む能力は横に黒猫もいるのでこっちっぽい。ルインの影側にいるし。
肌が太陽に焼かれる体質みたいですが、これは作中で「病」だとハッキリ言ってるのでブラッドや猫とは関係なくシンプルにルインが抱える疾患な気がする。色々な要素との組み合わせで吸血鬼っぽさには拍車がかかりまくりですが。
ルイン、いよいよもって神の狂信者という感じがしてきましたが、「101の絶対の理」という気になるワードも出してきましたね。
"完璧な世界"を作るのが神の目的…?そのために理を足したり引いたりしている…?
分からん…!何も分からん……!


読切 LET'S MAKE CHOCOLATE

ジャンプ・ショート・フロンティア作品!作者は『三ツ首コンドル』、『歪のアマルガム』の二度連載経験のある石山諒先生。今まではバトルものだったのですが今回はラブコメですね。
そんなイメージない作者さんだったのですが意外と女の子もちゃんとかわいく肉感的に描けるんだなあ…という感じ。パンチラもお手本のような「少年誌のパンチラ!!」って感じで良きでした。
素直クール男子×ツンデレヒロインという組み合わせ自体はTwitter漫画とかでまあよく見るよねという感じだったのですが、照れるヒロインがちゃんとかわいいのとか、バレンタインという時事にしっかりきっちり沿ってるのとか、"漫画基礎力"みたいなのを感じる読切という印象でした。

破壊神マグちゃん 77話(最終話)
とうとう来てしまった…マグちゃん最終話……
前回「お悩み破壊神」って話をしてたので高校に上がってからを描いて、オチあたりで大人になったみんなを描いて終わりくらいかな…?って思ってたらそれどころじゃなかった。
流々ちゃんの人生とそれを見守るマグちゃんを文字通り最後まで描き切りました。マグちゃんのデザインモチーフ、メンダコと"目"なので「見守る」って言葉にも深い意味合いが生まれるの好き。
独り立ちするナプタくん、父親代わりに結婚式に出席するマグちゃん、おそらく流々ちゃんと結ばれた錬くん、などなど人生ダイジェストにも見所しかない。
そして流々の最期。過ごした時間の蓄積を血盟の書の冊数で表すの沁みる…
26話(流々ママ帰ってきた回)で流々ママが提案したマグちゃんの目標、「流々と一緒に手帳のページが足りなくなるくらいにたくさんのヒトと友達になる」も回収されてます。
食レポとか、ニンゲンの感性に寄り添う表現が不得意だったマグちゃんが今日見た景色をこんなにも美しく伝えられるようになったというところにも過ごした時間の長さ、濃密さを感じる。
「孤独を壊してくれた」「夢は叶った」、1話の願い「仲良くしてくれればそれでいいかな」に対応してる。流々としては満ち足りた人生。
ただしわしわになった流々の手を取りながら命の灯火が尽きゆく流々を看取る感覚…マグちゃんとしては初めての経験で……
「…待て 頼む…まだ逝くな…」
ここの構図、43話(誕生日回)でマグちゃんがいなくなってしまうと勘違いした流々が父親の死を回想するシーンの完全なセルフオマージュなんですね。
https://twitter.com/gilbert0515/status/1491040234897022978?s=20&t=RvoWKEkTz_SZpl4i0Yk8aQ
その回のサブタイが「灯火の尽きる日」なのも文脈すぎる。本来はバースデーケーキにかかったサブタイだったはずなのに。
破壊神マグちゃんという作品が終わってほしくないこの作品のファンの読者の心と流々に死んでほしくないマグちゃんの気持ちが完全にシンクロして思わず泣いてしまう。涙を流すマグちゃんでさらにダメ押し。
夢の世界に逃げ込んでしまうマグちゃんなんだけどここで現れるのがあの頃の姿の流々。
いつも寝坊しかける流々を起こすマグちゃんの構図がここで逆転。
さらにミュスカー襲来編でノスコさんの能力で夢の世界から流々が目覚める時の逆の構図にもなっているんですね。
そしてラストにはマグちゃんの封印は再度解かれ、流々によく似た少女、「瑠璃」との出会いで〆。
ラストのセリフ、「下等生物(ニンゲン)」ではなく「ニンゲン」呼びになっているのに気づいてまたグッと込み上げるものがありました。
1話ナレーション「決して相容れるコトの無いふたりが完全に理解し合う日」が来ていたんだな、と。
てか数十年以上先の未来なんだろうけど、ふじさわ食堂だった場所に狂乱食堂が建っているの、ナプタークの成長、藤沢家およびふじさわ食堂に対する思いがこの1コマだけで読み取れて泣けちゃう……
ユピススのエピソードで永遠の繰り返しを否定してから、きっちり人間の寿命の終わりという本当に最後の最後まで描き切ったのが作中のキャラの考え、メッセージ性にとにかく真摯で、これ以上ない最高の最終回だったと思います。内容も悲しいし作品が終わったこと自体も悲しいんだけどここまで最高の最終回を繰り出されたら拍手で送り出すしかないよね。

最終話以外だと、ナプタvsミュスカー回とかマグちゃんが笑った回とかとにかくクリティカルな回のエモさが半端なくて、文脈を上手く使ったエモい演出、キャラの表情の描き方がとにかく上手で、スッと心に染みる優しさが皆に愛された作品だったと思います。

本当に良い作品でした。
ありがとう破壊神マグちゃん、ありがとう上木敬先生……!ありがとう……!



守れ!しゅごまる 10話

前回に引き続き手品師藤井との戦い。
今回はさらに凶暴度が増して殺意高めの手品。
に対してデュエルディスクで対抗するしゅごまる。遊戯王好きね〜と思って見てたけど何気に連載中に遊戯王鬼流行りしてるし"持ってる"のか…?
ディアン・ケトはネームバリューの割に…って感じだったけどそりゃそうなんですよね。ジャブなんだもん。
本題はその後
H I K A K I N 。
え!?こんなことしていいの!!?ってなっちゃったよね。ある意味恋ピの頃のメチャクチャさを取り戻してるかも。なんならそのHIKAKINを爆破するしメカにするし。
https://twitter.com/shijimistrike/status/1490543768478830593?s=21
↑各所に打診した結果快諾してくれたのはHIKAKINさんだけだったとのこと。やはり聖人…
後半の校舎を埋め尽くす人形とか普通にめちゃめちゃ怖いんですけど、それに対しての北校舎ハンマーは絵面が強くてgoodだし唐突な筋肉増強児薫の再登場で「!?」ってなったし、「どんな手を使ってでも笑いを獲ってやる…!」という思いが見えてすごく良い回だったと思います。エンジンかかってきたな…!


次号
週刊少年ジャンプ11号

表紙&巻頭カラー
新連載 あかね噺
こないだのお笑い読切『タタラシドー』コンビ。落語とはまた難しそうなテーマだけどいけるか…!?
センターカラー
アオのハコ
ポスターセンターカラーって普通のと違うのかな。長かったりする?
ドロンドロロン
どんくらい人気なのかイマイチ分かんなかったけどこの話数でのカラーは勝ち!!
PPPPPP
カラー貰えるんだ…!PPPがまだいけるの分かってうれしい…

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