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#23 長年苦しんできた「勝ち負け思考」を一瞬で消し去った、ワクワクする未来

この連載は、長年生きづらさを抱えていた私(KOTOBUKI)が、セラピストのKANNA(かんな)さんとの出会いをきっかけに、初めて自己の内面と深く向き合い、本来の魂の道を生き始めるまでの完全実話の手記――。

昔から何をするにもおっくうで、腰が重い……。その理由が、サイキック能力のあるセラピスト、KANNAさんとのセッションで判明した私。

腰が重たくなる原因は、私が過去に傷ついてできた負の感情(黒いドーナツ型の物体)が、第一チャクラにがっちりと張りついているからだった。

そして、KANNAさんとのセッションを終えて数日後のこと――。たまたまFacebookを開くと、会社員時代の同期(女性)が登壇する講演会の広告が流れてきて、私は彼女の華々しい活躍ぶりと比較してしまい、ズーンと落ち込んでしまった。

でも、その落ち込みの最中に、ハタと気づいた。この「人と優劣をはかる勝ち負け意識」こそ、過去に傷ついてできた負の感情(黒いドーナツ型の物体)の正体なんじゃないか?と(詳しくは前回のお話↓↓)。

次のセッションでKANNAさんに聞いてみると、まさに「ビンゴ!」だった――。



黒いドーナツ型の負の感情は16歳にできたもの


「KANNAさん、私、昔からすごい活躍してる人とか、すごい実績のある人を見ると、自分と比較して落ち込んじゃうんですよね。

それに、落ち込むだけじゃなくて、『私だって負けてないわよ』って感じで、ちょいちょい見栄を張ってしまうこともあるんです。

この勝ち負け意識、めっちゃ苦しいんですけど、もしかしたらこの黒いドーナツ型の負の感情と関係あるんですかね??」

すると、KANNAさんは目をつむり、何かを透視してくれた様子でこう言った。

「確かにKOTOさんが言うように、その勝ち負け意識が、第一チャクラにある黒いドーナツ型の正体みたいですね!」

「おお!  ホントですか! 当たってた~」

と、私のピンと来た直感も、あながち間違ってないもんだとちょっと湧き立った。

それにしても、Facebookで同期だった女性の講演会の広告が流れてくるなんて、偶然にもほどがある。今向き合うべき内面の課題があぶり出されるような出来事だけに、そのタイミングの良さに不思議なものを感じてしまった。

「この黒いドーナツ型の物体は、KOTOさんが16歳ぐらいにできたもののようですけど、その頃って何かありましたか?」

KANNAさんは、透視によって読み取った情報をもとに問いかけてくれた。

16歳……って、高校一年ぐらいかなぁ。うーんと、何があったっけ??

思いをめぐらしてみると、一つだけ思い当たることがあった。

滑り止めの高校に落ちた悲しみが引き金に


それは中学3年のときだった――。
高校受験で滑り止めにしていた県内のとある高校に落ちてしまい、ものすごく落ち込んだことがあった。周りの友人たちは皆受かっているのに、自分だけが不合格。恥ずかしさといたたまれなさでいっぱいになった。

それを報告したときの両親の「残念だったね」の消沈した声と、私のことをかわいそうな子のように見つめる目……。

私は薄暗い居間のこたつに入って、すすり泣いた。 

「まだ本命の志望校が残っているから、大丈夫だよ」と、父と母は励ましてくれたけれど、なかなかこたつから出られない私。

あのときのどんよりとした空気と、父母の悲しそうな目が、頭の中で映し出された。

その出来事を起点に猛烈な闘志が沸いたことも記憶に残っている。
「次こそは絶対に受かってやる!」と、一層、テスト対策に励み、無事に県立の志望校に合格した。

合格したなら喜んでもいいはずなのに、私は高校に入ってもなお、あのときの悔しさがよみがえり、「もう負けたくない」とガリ勉まっしぐらになった。それがまさに16歳のときだった。

高校時代って、恋だの、部活だの、文化祭だの、楽しいことがたくさんありそうなのに、私は女子高生ならではのキラキラした思い出がほぼ残っていない。

普段は4、5人の友達グループと仲良く話していても、テストの時期は成績の順位を競う競争相手になる。ずいぶんと腹黒い女子高生になってしまったものだ。

そんなことを思い出したと、KANNAさんに伝えると、

「黒いドーナツは、そのときにつくられたものみたいですね。滑り止めの高校に落ちたことが引き金となって、『親に認められたい』という思いと、『勝たなければこの社会では生きていけない』という思考が芽生えちゃったみたいです。そこから、勝ち負け思考の“スイッチ”が入っちゃったんじゃないかと思います」

そうそう、確かにあのときにスイッチが入った気がする。なんか、突然バツンと「やってやる思考」に切り替わったもの。 

思えば、高校入学のタイミングから、目に見える成功とか、人から見て「すごいね!」と思われる生き方を目指すようになった。自分の心が本当に満たされるものよりも、周りから認められるもの(ネームバリューや肩書き、ステイタス)を追い求めるようにもなった。 

小学生の頃はまだ自分の心に素直でいられた。友達と光GENJIや少年隊や中森明菜のモノマネをするだけで楽しかったし、好きなシールやえんぴつやノートを集めて、それを眺めるだけでホクホクした。

でも、すでに10代後半の頃には、自分が本当に何が好きで、何に魅かれるのかがわからなくなっていた。頭の中は、人より優れているか否か。人より価値があるか否か。そんなことでいっぱいになっていた。 

心が窮屈だった過去をしみじみと振り返っていると、KANNAさんから問いかけられた。

未来への明るい希望が過去の負の感情を消した


「もう、この勝ち負け思考は、KOTOさんの今後の人生には必要ないように感じますけど、どうですか?」

「はい! もうそういう勝ち負け思考で生きたくないです。でも、その思考を取っ払ったら、これからどうやって生きていけばいいのか、皆目わからないです」

「そうですよね……。ただ、こうした勝ち負け思考で頑張って成功したとしても、心の底から幸せだなぁって感じられないかもしれません。

もし、こうした苦しい思考じゃなく、本来の“魂の自分”で生きて、さらに活躍できるとしたらどうですか? それは自分が本当に好きな仕事をして、心や魂が満たされながらも自然とお金が入ってくるような生き方です

「めちゃくちゃいいです。そう生きたいです!」

「KOTOさんは、きっとそうなれますよ。自分が本当に好きな仕事をして、『皆もできるよ~!』って言えるぐらいになれると思います。なぜかというと、KOTOさんの本来の魂は、皆を明るいエネルギーで巻き込む力があるから」

「わぁ……今はぜんぜん想像つかないですけど、そう生きられたらどれだけ幸せなことか」

「うんうん、そうですよね! この勝ち負け思考は今のKOTOさんには必要なさそうなので、取り外したいですね。

でも、こうやってお話しているうちに、黒いドーナツ型の物体がほとんど消えていきましたよ! KOTOさんの意識の中で、『これからは本来の魂の生き方ができる』と、希望が持てたからだと思います。

残りの黒いドーナツは、KOTOさん自身が生み出したものではない部分もあって、今のKOTOさんが内観で消すのはきっと難しいと思います。なので、今回は特別に私のほうでヒーリングをしながら消していきますね」

KANNAさんはそう言うと、目をつむって、ほんの数秒、手を動かした。

「これで黒いドーナツがなくなりました。この黒い塊がなくなったことで、ズーンと落ち込むことが減っていくと思います」

「わぁ、そうなれたら、だいぶ楽ですね。落ち込むと、何もする気力がなくなっちゃうんで」

そういえば、私は地下に深い穴を掘って、波動が地下の「低い次元」に落ちていたんだった。だから、低い次元にいる闇の存在に狙われやすくなって、たびたび憑依されていたんだった。

私の波動が地下(低い次元)に落ちていることが判明した話はこちら↓↓

この日々のズーンとした重たさや落ち込みから解放されて、早く地上に上がりたい。

地上で生きるって、どんな感じなのかな。

今の自分には、まだ想像ができなかった。


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