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濁水プラントの自動投入装置
【改善】
濁水プラント(現場作業で発生する排水の処理を行う装置)管理において、高分子凝縮剤を溶解する際に、ダマにならない様に少しずつ投入しなくてはいけないため、長時間拘束され(約10~15分、溶解中は他の作業ができない)、集中力が切れるとダマになってしまい(しびれを切らし多めに入れてしまう)、身体が全体的に疲れる、という問題点があった。
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セメントサイロの仕組みと砂時計をヒントに、漏斗に3/4インチのボールバルブを取り付けた容器と、現場にあった鋼材等を加工・溶接した容器の「足」を作成、この二つを組合せて設置し、容器に凝縮剤を入れてバルブで量を微調整すれば、後は砂時計の様に一定に落ちるのできれいに溶解できるようにした。
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【効果】
凝縮剤の必要量を容器に入れておくだけであとは自動的に投入されるので他の作業が出来、一定的に砂時計のように落ちていくの中でダマにならなくなり、作業がほとんどなくなったので身体の負担もなくなった。
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【参考】
これは担当した人にしか分からない苦労に対し、砂時計をヒントに見事なアイデアで解決させた好事例。
何が問題なのかというポイントに真剣に向き合うと、必ずヒントが生まれるという証明。