いいケア・いい介護ができているかどうか
キビキビと動いて、テキパキと作業をこなす。
フロア全体を見守りして、サポートが必要なところにはすぐに駆けつける。
トイレ介助は手際良く速やか。入浴介助は適切な時間を守り、割り振られた人数はそつなくこなす。
できないことがなく、どんな介助・どんな作業でも平均点以上のパフォーマンスを発揮する。
現場にいてくれると助かるエース級の存在。
でも、なんかちょっと、
いつも機嫌がちょっと悪い。イライラしているし空気が重い。言葉使いが乱暴になることがある。ため息が多い。
自己採点では100点だとしても、他人からみたら50点。
漫才としては高い技術のネタをしていても、おもしろくない。
つまり、評価されないし、それがいいケアとは必ずしも言えないのである。
その証拠に利用者さんの表情は固い。空気が和まない。ただただ緊張感を撒き散らして帰っていくのである。
認知症の方と接するときは、自分の心の在り方に注意しておかなくてはいけない。
自分の感情が、そのまま相手に伝わってしまうからだ。
自分が焦っていれば相手もソワソワするし、イライラしていれば手が出てきたりもする。
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介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。