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休み。休みだけど、勤務先のデイサービスへいく。

夜に「麻雀くらぶ」なる、スタッフが麻雀を覚えるという名目の麻雀会がある。今回が初めての開催で、どんな感じになるかわからないが、酒好きのおおい職場だからきっと、だらだら麻雀をしておしゃべるだけだろう。

最近新しいスタッフが入ったので、作業順序だとかスケジュールだとかが、人によってバラつきがでてきたので。
そんなことを話したかったので、「まぁ麻雀でもしながら、」と軽く発言したら、催し物になってしまった。なってしまったという方がぼくには正しくて、ぼくの目的がそもそも麻雀じゃなかったから。

利用者さんで麻雀をする方も多く、18人利用の地域密着型デイサービスなのに、日によっては麻雀をする人が8人いることもある。
デイサービスなのか雀荘なのか。初めて体験利用した人には雀荘に見えるだろう。というのは、玄関さきのリビングで雀卓をセッティングするから。
麻雀牌がぶつかる音でお出迎えされるわけだ。
「リーチ・ツモ・タンヤオ・ドラ。はい満州〜」という、だんだと声の大きくなるクレッシェンドを聞いてから施設内の案内は始まる。

ぼくはというと、麻雀は少しは打てる。ハタチくらいの時に仲間内で流行った時期があってそのときに必死に覚えた。

今のハタチ前後の子達は、娯楽が溢れかえっている状況で、麻雀をすることはあるんだろうか。でもMリーグつー麻雀のプロリーグあるしな。今意外と人気なんだと思う。
スマホゲームでやるだろうな。画面も向こうには人がいる。多少ルールが分からなくても、ゲームなら切る牌を教えてくれたり、リーチできる時はアナウンスが表示される。

フリテンすることも、役なしであがることも、多牌・小牌することも多分ない。守られた平和な麻雀。

「麻雀強くなろうと思ったら、金かけて負けることだな」

顎髭をたっぷり蓄えた高齢者が、ぼくに麻雀のアドバイスをくれた。

「金かけねーと楽しくねーわな」

それは少しわかる。放銃しても痛くも痒くもないから。

単に真面目な相談をしようとしても、
人は仲良くなれないのかもしれない。

麻雀を介して仲良くなる人好き合いってのは確かにある。

金をかけたらややこしくなる。

仲良くなるどころか、喧嘩の火種にしかならない。

ぼくは大きい役を狙わずに、とにかくリーチを目指す麻雀をする。

こないだ利用者さんに跳満を喰らって、ちょっとイラッとした。


やっぱり、仕事の話なんてできやしなかった。麻雀というものがそれだけ面白いゲームだということか。

仕事が終わってから仕事の話をしたくない。ってのもあるか。

ちなみにぼくはギャンブルはしない。

麻雀初心者の方のために、一応資料をパワポで用意してみた。

麻雀解説の動画なんてYouTubeで山ほどヒットするけど、それが探せないスタッフもいるから。

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