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食器拭いてるだけやのに、めっちゃ言うてくるやん...
どうも〜「寿(ことぶき)と書いてひさし」という名前を、割と自分の名前を気に入っている「ひさし」というものなんですけども。
デイサービスで介護職員をしておりまして、頑張っていかなかんなぁ〜いうとりますけども。
さて、
「ちょっと!このお皿拭けてないじゃないの!」「もういいから!そこに置いといてください!」「さわらないで!私がやるから」
やたらとね、人のやることなすことに口を出す利用者さんがいるんです。
これは昼食後の食器拭きでの光景なんですが、
ぼくの勤めているデイサービスでは、食事を終えた利用者さん数人で、洗いおわった食器を拭いてもらうんですね。
とくに女性の利用者は働き者が多く、家事を積極的に手伝ってくれます。人は役割があると、居場所を作ることができて安心します。
介護施設側からしても「生活介護」の一環として家事を分担して行ってもらっているんですね。もちろん仕事を手伝ってくれているわけですから助かりますし。
ただ、利用者さんによっては手が痺れていて細かいところまで拭けない方もいるし、認知症があってお皿を持ったままフリーズしている方もいたり、食器を拭く丁寧さやスピードも個人差があるわけですね。
介護職員としは当然、完璧な仕事を求めているわけではありませんから、拭けていても・拭けてなくてもどっちでもよくて「その場に参加している・機会をつくっている」ことを重視していますから、おしゃべりしながら楽しくやってくれればいいんです。拭き残しがあれば、職員があとでこっそり拭くわけですから。
でも、染みついた家事。他の人のやり方が気に食わないって利用者さんは必ずいまして。
食器拭きに限らず洗濯に関してもこだわりがあって、他の人には手出しして欲しくないって方がいるんですね。
他の人がやってようもんなら「私がやるから!置いといて!」と、怒る方はどの施設でもいると思います。不思議ですが。
やっぱりね、空気は悪くなりますよ。怒りや不満の感情が漂う場所は、居心地が悪いですよね。
他人がやることに、あれこれ文句を言ったり注意したりする。
社会生活を営む上での協調性といいますか、感情を抑えているストッパー、脇がガラ空きになるといいますか。これはですね、軽度認知症の方の特徴でもあります。介護職はわかります。
「おお!ライオンいるやん!」檻の近くまで行って、百獣の王の迫力を感じてこようか。「あれ!この檻、プラスチックじゃねぇ?!アカンやん!死ぬやんけ!」
介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。