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Ψυχή

ここへ。私の上の明転の、金糸雀の鍵は
まるく羽織っている うやうやしく蝶々で
その四季は 焚き火には 目隠しばかり

またその大部分はとがり 違えていた
ブロンドの星が監禁される 玻璃のない眼鏡で
火源がよく 晴れたりして、ね。未練もない

訴えをよむ、のぞみを、かけなしの末尾に
したがって さらしながら、花のくせに
壊れた胸のよう 水に落としたメロディを嗅ぐ

こそげてもあわず、浅い紙灯籠を集めいる
わすれた貴方が深いプシュケー、知るまいが
私にとって庇髪の、椿。砂の雨を、咲けよ

眦の奥に 旋風の 痩せた 厭です
歪な手紙を秘して歯車と暗号の、殖え

闇を退いても つづまりは頭の下
記憶の鱗粉、かけはぎに生きる
二枚貝の眼球はココに放てよ
嘘も事実を噛む、海蛍からは、なみだ

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