「1年の真ん中は”9月”な気分がしてる」
1年は12ヶ月。年末は12月。そんなの誰だって知ってる。エジソンは偉い人。そーんなのー常識。けど、毎年9月を迎えると、「あー今年も半分か」の気分に浸る。
冷静に考えれば12月の半分は6。6月が真ん中。でも6月の真ん中じゃない感はなんだろう。
6月「おれ全然真ん中とかじゃないんで。折り返すとか、半分とかやめてほしいっす。バリバリまだまだ現役なんで。ハーフはマヨネーズくらいでいいっす。福山雅治最高。うい。」
そんな声がいつも聞こえる。たしかに6月はフレッシュマン。若い。まだ青二才。友人の誕生日がちょくちょくあるくらいで、いつも大きなイベントが起こりにくい。それが6月。ジューンブライドも減ってきてる。いよいよ6月に未練がない。まわりの月に「あれ、6月いたの」と言われてそう。ヤメロ、ヤメてくれ。それは心が痛い。
学校なら4月に学校が始まる。春と呼ばれる甘酸っぱい季節は、4月からはじまる。新社会人も大抵4月から始まる。辛く苦くも楽しい生活は4月から始まる。日本のスタートは4月が多い。
4月スタート換算だと、6月はやっぱりまだ若い。たった二ヶ月。まだきっとバブバブいってる。それが6月。歩けるのかも怪しい。生まれたての子鹿。4月はどっしりして、安定感があるのに、6月になると退化する。漢字の形の印象?バブバブ。
若いのか、イキってるのか、赤ちゃんなのか、子鹿なのか、もうよく分からない暦、6月。個人的に12ある月のなかで、もっとも得体の知れないもの。底の知れないバケモノが6月。イキってるとか、未練がないとか好きに揶揄してれば、いつか復讐されるであろう。6月の夜道には気をつけなきゃならない。怖い。
今年、大阪桐蔭の優勝した甲子園。一夏が終わる。青春が終わる。ここが振り返り地点になって、また来年につながる。節目として機能してるのが夏の終わり、9月。
9月が真ん中な気分、わかりますか。もう9月が真ん中でよくないですか。どうですかユリウス・カエサル。どうですか。一緒にサラダにカロリーハーフマヨネーズかけながら暦作り直しませんか。
ではまた。