自分だけの(オリジナルな)文章って、どーすれば書けますか?
メンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いていて。
あー、なるほどですね~
誰が見ても「あっ、これはあの人の文章だ。○○さんの書いたものだ!」とわかる。そんな、自分だけの文章を手に入れたい!そんな人に憧れる~と。まー、そですよね。絵画でも独特のタッチってあるし、作風っていうかな。もう、この描きようはピカソじゃんみたいな。
建築もそっか。コンクリート打ちっぱなしは安藤忠雄さん。木を組んだら隈研吾さん。その人の代名詞っていうかな。
と、ここで疑問がわきます。質問者さんはわたし(ことばと広告)の文章、どー思ってんだろ?自分を確立してる側に入ってんのかな?それとも(あんたもそーだけど)むずかしいよね~ってことなのかな(笑)そんなミステリーも残しつつ、今日はここを掘り下げ!
そんな人(ほぼ)いない
かな~と思います。
まーいないですよ、ちょと冒頭でハードル上げたのもあるけど。文章を見ただけで、いわば署名なしの状態で「あっ、これは○○さんだ!」ってあるかな?ああ、わたしなんてもちろんです。しいていえば「まー」とか「かな~」って伸ばすくらい。
こんなの個性でもなんでもないですから、ただの書きグセです。読んでもらう小手先の手段に過ぎません。
えっ?でも「この人の書いたもんじゃなきゃダメー」って人はいる?現にわたしはそー思うからこそ「書く部」に入ったんだ?(泣ける…ありがとうございます)ほんまや。独自のテイストはむずかしいけど、この人じゃなきゃ!ってオリジナル性はたしかにある。
じゃ、それはなにー?って。
内容ですよね、レモンさんも質問文に書いてるけど。結局、唯一無二性というか「オンリーワンだ!」って価値の7~8割は内容です。たとえば、わたしが「なに~」とか「けっこー」とか伸ばして。フランクに語り掛けて、何十年の技を駆使しようが。
中身が「旨いオムライスはほんとーに美味い」とか「お腹いっぱいになったら眠くなる~」とか。
100人中100人が知ってること書いたって「この人のもの!」とはならないんで。作家の村上春樹さんだってそう。あの独白スタイルだけを模したって、あーはならない。果てしない喪失感とか、底流にある死生観を描いてこその村上春樹なんで。
文章術、文章論は話半分
(つづき)なに?そんなのわかってる。いーから書き方教えろ?
いつもありがとうございます!なんかおいしいもの食べます。