謎夜 ニッソとの夜,飛んでいるとき,白夜

最初に

謎夜という幻想連作短編詩を描いています。

物理の法則じゃなく、思いの力によっていろいろなものが動いたり、変わったりする世界。

歌にも声にも、鉄にも扉にも海にも空にも意思がある世界。

その世界はこの世界と10センチずれた場所にあります。

僕はそこに行ってきて、面白いと感じた場面を抜粋してここで報告しています。


謎夜 ニッソとの夜


死が窓から入ってきた。


死は礼儀正しく座っている

若葉を二枚と枯葉を一枚掴み掴み取った。

ニッソ ニッソ なー ニッソ ニッソ さー

(謎夜 3817夜目より抜粋)



謎夜 飛んでいるとき


傘を広げて廻って踊る

1,2,3

(謎夜 1144夜目より抜粋)



謎夜 白夜


白い紙を敷き詰める

何枚も夜じゅうに敷き詰める


ちょっと歩いて足の裏に紙がくっついても
ほんとの地面が見え無いくらいに

白い紙を敷き詰める

何重にも夜じゅうに敷き詰める

一枚葉っぱが落ちてきた

一匹虫がとんできた


白い夜は小さいモノが良く見えて

いつもと違う気持ちになる夜

(謎夜 3229夜目より抜粋)


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久世孝臣(詩人・演出家)
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