謎夜 覚えていること,高熱,方法

最初に


謎夜という幻想連作短編詩を描いています。

物理の法則じゃなく、思いの力によっていろいろなものが動いたり、

変わったりする世界。

歌にも声にも、鉄にも扉にも海にも空にも意思がある世界。

その世界はこの世界と10センチずれた場所にあります。

僕はそこに行ってきて、面白いと感じた場面を抜粋してここで報告しています。

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謎夜 覚えていること


未来でも見たかなこの光景と私は思った。
未来でも見たかなこの光景


(謎夜  8685夜目より抜粋)


謎夜 高熱


高いところから低いところにおちる

声が出て 火になった

私は熱を出している

(謎夜4293夜目より抜粋)



謎夜 方法


方法が居た 方法はいつも探している

私はニヤニヤしながら近づいていく


方法もそれに気づいてしばらく探した後


同じようにニヤニヤしながら近づいてきた

それが私と仲良くなる方法

(謎夜 9399夜目より抜粋)

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久世孝臣(詩人・演出家)
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