ご飯<森<対話
中央構造線を走った
なんだかんだで往復8時間
長野の南の端へ
山を歩くため
森に入るため
塩湯に浸かるため
一緒に時を過ごすため
触れるため
話すため
聴くため
なにより私たちには時間が必要だった
自分の中で
誰かの中で
小さな世界から大きな世界の内や外で
起こっていることについて
とにかく話した
頭から湧き出る言葉も
身体から滲み出る言葉も
足の底から昇ってくる言葉も
全部出そうと
とにかく話した
食事もとらず話しているなかで
私たちがやろうとしていることは
存在の肯定
と
相手の存在
それをいかに感じられる人生であるか
そういうことが問われることなんだろうと
そんなことを思った
それを言葉に
それを言葉に
まとまった、分断されない時間が必要だ