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【エッセイ漫画 #2】コンプレックスで辛かった10代

高校生の頃、コンプレックスだった背の高さ。
今でこそ背が高い=素晴らしい事!という空気もありますが、当時は"規格外"という感じでしたね。今の時代からは想像できない世の中でした。

父母も小さい人ではないけれど、祖父が大きな人だったので、孫は皆大きく、やはり遺伝なのでしょう。

どこかで「死んでしまった人の事を思い出すと、天国でその人の周りに花が降る」と素敵な言葉が書いてあり、ちょっと感動。
それからこうやっておじいちゃんや猫、逝ってしまった人の事を思い出すようにしています。
どうぞ皆さんも沢山思い出してあげてください。

とにかくこの背の高さは思春期真っ只中のJKには辛い時期だった。
皆のように小さく女の子っぽく生まれたかった、と毎日思っていました。

でもコンプレックスびっしりだったJKの私には、皆が送るようなかわいい女の子の青春の日々なんてものは無縁なんだわ、と思っていました。

小さい女の子が着るピンクハウスは、それは可愛くて、華やかで!
赤いハートのバッグなんて持って楽しそうにしている姿は本当に羨ましかった。

この頃の若者はこの先、天国のような世界が待っているんだ!と皆思っていたのではないでしょうか。

今の子達から見たら、夢見てるダメな人に見えるのかもしれません。
でもそれは若者が希望や夢や目標を追いかけて、そして周りの人たちもそれをサポートするよ!というだけの勢いが全体にあったように思います。

音楽、雑誌、テレビから流れてくる情報にドキドキしながら、未来を想像する余白が若者たちにはあったのかな。
想像ほど豊かな行動は無いと思っています。=誰もがクリエイティブで、勇気とか無謀さも持っていたのかもしれません。

そんな希望に満ち溢れた時代でも、まだ”規格”から外れているコンプレックスに悩む幼い私には、この先考えてもいなかった世界に飛び込む事になるとは予想もできませんでした。


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