マガジンのカバー画像

考えたこと・思ったことをまとめたマガジン

132
毎日の中で考えたことをまとめたマガジン。「コンテンツ会議系マガジン」に含まれないnoteは、全てこのマガジンで読むことができます。他のマガジンとも被る時があります。
運営しているクリエイター

#好き

やりたいことがないうちは、目の前のことを全力で

最近、わからないことに対して焦らなくなった。 自分の就くべき仕事がわからないこと、幸せの定義がわからないこと、辛さの原因がわからないこと。 自分についての大事なことがわからないままでも、大丈夫になった。 それは、わからないことがいつかわかるようになる。経験からそう思えるようになったからだと思う。 昭和の産物なのかわからないけれど、目の前の仕事に熱中していて自分にとって本当に大切なもの、夢や家族とか、を忘れてしまった人の物語をたくさんみてきた。 だからこそ、やりたくな

ファンでいることは、世界を好きになること。

大抵の人は、ファンだ。 ファンの元の意味は「スポーツや芸能、また選手・チーム・芸能人などの、熱心な支持者や愛好者」らしい。 しかし日常生活では、対象が人でなくても、何かがすっごく好きなのであればファンと呼んでいる気がする。タピオカのファンとか。 そして、ファンであることは楽しい。 娘のわたし、生徒のわたし、友達のわたしなど、いろいろなわたしがいる。 その中で、一番人生を楽しんでいるのは、ファンのわたしになっているときだと思う。 本当に好きなものと接するとき、今まで

嫌いがあるから、好きがある。

好きか嫌いかは、やってみればわかる。 それは本当だと実感しているけれど、その一方で、一目惚れみたいなものとも違うのかなと思う。 好きや嫌いは○と×みたいにくっきり分かれるものではなくて、虹みたいなグラデーションになっている。 しかも、ここは好きだけれど、あそこは嫌い。ここは好きだったけど、今は嫌い。そんな風に、見方によって、背景や気分によって、好きも嫌いも変わる。 だから、ビビッと丸ごと100点満点で好きだ!というものに出会うのを待っていたら、何も好きなものを見つけら

極めたいものを、集める旅

「極めたい」が、好きの最上級だと思う。 アイドルを好きになったら、SNSもチェックするし、イベントにも行く。 一番詳しくなりたいとすら、思う。 好きは、もっと知りたいとほぼ同義だし、一生完璧に知ることができないものを、追いかける覚悟でもある。 以前、学生向けのマーケティングを体験するワークショップに参加した。 楽しかったけど、思うようにはできなかったけど、できなくてもいいかなと思った。 極めたいまでは届かなかった。 昨日、コピーライターさんにコピーを添削してもら

好きだから、好きなんだ。

先日、好きなものと、それを好きな理由を、初対面の人に聞かれた。 気軽な質問のように見せかけて、満足がいく答えを返すのはなかなか難しい。 今回のは、30点くらいだった。後から、あっちも答えればよかった、あれよりこっちの方が本当の理由な気がする、と後悔した。 実は、自分のことを、あまり知らないんだな。 以前、いちばん好きなものを考えると、好きなものと一緒に、小さな幸せをたくさん見つけられるようになるという話をした。 そう、好きなものってたくさんあるのだ。それぞれの良さも

わたしが毎日お化粧をする理由。

化粧は本来、マナーでも、習慣でもない。 でも街を歩く女性に、「なぜお化粧をしているんですか?」と聞いたら、それが礼儀だから、しないと恥ずかしいから、などと返ってくるだろう。 少なくとも、わたしはそう思っていた。 高校を卒業したわたしは、大学デビューをする周りに合わせて、しっかりとした化粧を始めた。フルメイクというやつだ。しかし、友人との約束もなく、ただ一人で外に出たくなったときは、ほとんどすっぴんで出かけた。家族で近所のレストランに行くときもだ。 そしてある日、母親

どんなに世界を疑っても、自分の感情は疑わない。

世の中、疑い始めたらキリがない。何が真実かなんて、誰も知らない。 どんなに心理学を学んだって、他人の心を読むには限界がある。相手の言葉が信じられなくなったら、それが本当だろうと嘘だろうと、私にとっては嘘なのだ。 ニュースで報じられていることだって、教科書に書いてあることだってそうだ。メディアは情報を歪んで伝えているとか、教科書に書いてあるけれど聖徳太子はいなかったかもしれないとか、周知の事実から都市伝説的なものまで、何かを疑う話は尽きない。 そして、自分自身のことだって

好きなことと、得意なこと。

この冬、社会人の先輩に「私どんな仕事が向いていると思いますか?」と質問してみた。 周りの人だからこそ見える私の一面があるかもしれないし、社会人の方が学生の自分よりも職業や業界について詳しいと思ったからだ。 でも、「なんだろうねぇ。うーん。」と煮え切らない答えを返されることが多かった。 最近「IKIGAI」というアメリカでベストセラーになった、日本人の生きがいという概念について書いた本を読んで、その理由がわかった気がする。 向いている仕事というのはつまり、その人が生きが