飽和
欲している
ただ求めている
最初から全部
分かっているみたいに
決めている
ただ決まっている事を
あらかじめ
ひっくり返して
道標にしていた
思い出すまで随分と君には
役に立ってもらったよね
理想とか現実とか夢とか
語り合えなかったことも含めて
果てのない分岐の先で
本当はそうじゃないって
理解できていたはずなのに
しょぼくれた不一致だ
追いかけても来ない
こんなのは運命とは呼べない
ただの通り道
過程的な理想郷
立ち止まっていられない
成功しなきゃ
嘘みたいに
いつか冷たくなる日を迎えたら、
それはそれは魅力的だけど
そんなのは詩とは呼べない
ただ命令しただけで
アイを語れるなら
苦労しないのに
こんなにも
苦労しないのに。
欲している
ただ求めている
思い知ればいい
今から滅亡の話をしよう。