テキスト


相対的に大嫌いになって
革新的に分かり合えれば
夢みたいに零れることもなくて
君の今がどこかへ飛んでいってしまうから
ここには戻って来なくていいよ
どれだけでも置き去りにしていけばいい

絶対的に存在になって
圧倒的に凌駕してしまえば
嘘みたいに囁かれることもなくて
僕の今が過去にも戻れてしまうので
ここに居続けたって構わないね
どこにだって行けはしないといって
諦めをつけて学ぶのをやめればいい

いつだって満足しているから
何にも誤解されない世界線で生きられたなら
何も気にしないで好きにうたえたなら
それは静かでさぞかし心地のいい絶望を
いつまでだって転がしていられるだろうけど

あまりに痛々しい光の最中で
大きく羽根を広げて見せなければねって
それが義務になったとて
誰も変わってはくれないのだから
書き記していくしかないよね
君の前後を教えて欲しい

今日も 今だってまだ寝たくなくて
煌々と輝く傷に目を細めながら
浸れることができたなら
それが高くて強いかは分からないが
あまりにも僕は此処に居るので

今も これからだってまだ眠れなくて
脳に上映される悪夢を見るよりも
分かられないことを諦めて
早く帰れることを想う

それの意図も意味も分からないが
あまりにも僕は此処で在るので
あまりにも僕は生かされているので。

#空白擬詩

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