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その苦しみから何を学びますか?~私の原点~

コーチとして活動している今、
私にとっての原点は
私がお母さんという在り方だと
つくづく思います。

自己紹介でもすこし書きましたが
私は二人の娘、
不登校から引きこもるようになり、
さらには鬱に悩まされた娘二人を
一人で育ててきました。

一人と書きましたが、
もちろん周囲の人からいろいろな面で
助けられています。

それでも日々の生活全般を
一人でこなし
大きな決断を一人でする。
孤独でした。

振り返ってみると
コロナ禍でのニュースで見聞きする仕事や家族の悩み、
友人たちの悩み相談から知る
家族が近すぎるあまりギスギスする家庭を
私は人より先に10年繰り返していました。

本音で頼れる人がいない中
私は母親として
どうやって子供たちを元気にするか、
どうやって社会に送り出すか、
そればかりを考えていました。

でも
どんなに考えたところで
人は変えられない。
たとえそれが血を分けた娘であっても
変えられません。

相手が悪いと責めても
状況は変わりません。

「学校に行かなくて困るのは自分だよ」と
私が正論、世間の常識でモノを言えばいうほど
子供たちは自分の殻にこもり
関係は悪化するばかり。

当時、
思いつくことはすべて試しました。
本を読み漁り、病院や自治体に助けを求めても
結局解決せず・・・

私は
自分に向き合わざるを得なくなりました。

そんな時
ストレングスファインダーという
診断を知りました。
「さあ、才能に目覚めよう」という本でも
知られるストレングスファインダーは
本来就職、転職、キャリア支援、チームビルディングに
活かすために使われることが多い診断です。

ですが、私にとっては
深い自己理解をもたらしてくれる
ものでした。

私はこの診断を受けて
私が無意識で持っている思考のクセ、行動が
娘たちを苦しめていると
気づかされました。

これらの思考のクセや行動、
そして思い込みは
両親から日々刷り込まれたものや
私が経験で得てきたもの。
だから自分にとって当たり前で
透明だった。

だから
気づかなかったのです。

私は日々自分を振り返り、
自分を深く知れば知るほど、
自分の当たり前を子供たちに
押し付けている自分に
恥ずかしくなりました。

たとえ
子供であっても
人はだれもが考える能力を持っています。

それなのに、
私は母であるというだけで
子供たちを尊重していなかった
この事実は衝撃でした。

そこで
まず子供たちがいる、
ただその存在を受け入れよう
元気であればいい、
それだけでいい。

学校に行かなくても
親の言うことをきかなくても
一晩中ゲームしても
ただ自分を責めることなく
笑って生きていてくれればいいと
思いました。

本気で私がそう思った時から
私と子供たちの関係が
変わっていきました。

現在、
コーチとして様々なコーチングスキル、
心理学、脳科学を学ぶ中で
いつも思うのは私が母親としてどうありたいか
苦しみぬいた日々が今の私を作っている
宝物だとつくづく実感します。

もし今あなたが悩み、苦しみの渦中にいるのなら、
こう自分に問いかけてみて下さい。

この苦しみから
私は何を学びますか?

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝申し上げます。

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